最終更新日:2023年3月27日
エコドライブ腕時計が止まった・・・
管理人は光で蓄電池を充電して電波で時刻を修正するシチズンのエコドライブ腕時計を17年以上(2006年から)愛用していますが、一度だけ充電不足で針の動きが止まったのを蓄電池の寿命だと勘違いして、新しい腕時計を買ってしまったことがあります。
買った時にしっかりと取扱説明書を読んで、エコドライブ腕時計が電池交換不要だと知っていればこんな失敗はしなくて済んだのですが、購入時に説明してくれた店員さんも「エコドライブは10年は電池交換不要ですよ♪」としか言ってなかったので・・・てっきり蓄電池の寿命だと思い込んでしまったのです。
エコドライブが止まる原因は「充電不足」
説明書にも書いてありますが、エコドライブ腕時計は内蔵の二次電池(充電式蓄電池)が周囲の光によって充電されるので、定期的な電池交換は必要ありません。
<二次電池の交換について>
この時計に使われている二次電池は充電を繰り返し行えるため、従来の一次電池のように定期的な電池交換の必要はありません。(シチズン取扱説明書PDFより)
(ポイント)エコドライブ腕時計は基本的に内蔵電池を交換する必要はありません。
もし、止まったとしても、強い光を当ててしっかりと充電すれば再び動き出す可能性が高いので、一度動かなくなったからといってすぐにあきらめない方が良いです。
ただし、強い光で十分に充電しても正常に動かない場合は、電池切れではなく「故障」の可能性が高くなりますので、一度製造メーカーのシチズンに送って点検や修理をしてもらった方が良いかと思います。シチズン公式サイトサポートページはこちら
※エコドライブ腕時計は定期的に強い光での充電が必要です。
エコドライブの「充電不足」の症状は?
エコドライブ腕時計は蓄電池の残量が少なくなってくると、2秒ごとに秒針が動くようになります。そして、さらに残量が少なくなると「セーブモード」に入って針の動きが完全に止まってしまいます。
管理人の腕時計も針が完全停止する前にこの2秒ごとに秒針が動く状態になりましたが、管理人の場合はこれだけでなく時刻も大きく狂いました。おそらくこれは、電力不足の影響で電波の受信に失敗して、時刻の修正ができなかったためだと考えられます。
※セーブモード・・・針の動きを止めて電力消費を抑えている状態です。
5.光発電機能について
この時計には、電気エネルギーを蓄えるために二次電池が使われています。一度充電完了すると、通常の使用状態(パワーセーブが作動しないとき)では約6カ月間時刻を刻み続けます。なおパワーセーブが作動しているときは、約2年間となります。(シチズン取扱説明書PDFより)
時刻や日付が狂ってしまった時の対処方法
充電不足などで時刻や日付が狂ってしまった場合は以下の方法で対処ください。
nandemo-otasuke.hatenablog.com
エコドライブの充電時間について
エコドライブ腕時計が止まった場合、以下の表(取扱説明書より)を目安に充電を行いますが、それぞれの充電時間を見ると意外と長いことがわかります。
また、「通常に動く状態を1日保つ」ための充電時間を見ると、屋内照明の場合は、一日最低4時間は室内照明に当てなければ電池の残量を減らすことになるので、腕時計が服の袖に隠れないようにしたり、腕時計を長時間置く場合も光に向けて置くなど少し工夫した方が良さそうです。
環境 | 明るさ (lx,ルクス) |
充電時間(約) | ||
通常に動く状態を1日保つ | 時計が停止してから通常に動き出すまで | 時計が停止してから充電完了まで | ||
屋外(晴天) | 100,000 | 4分 | 2時間 | 10時間 |
屋外(曇天) | 10,000 | 10分 | 13時間 | 45時間 |
30W蛍光灯の20cm下 | 3,000 | 35分 | 45時間 | 150時間 |
屋内照明 | 500 | 4時間 | 70時間 | 740時間 |
管理人オススメの室内充電
管理人は腕時計が止まった原因が充電不足だとわかってからは、定期的に強い直射日光に当てるようにしていますが、まれに悪天候が続いて何日も直射日光に当てられないこともあるので、その場合は、強めのLED卓上ライトの真下に置いて充電不足を防いでいます。
<弱充電>
このLED卓上ライトの高さは25cmくらいです。スマホの照度計アプリで明るさを測定したところ照度は 2,000 lx ほどでしたので、これで1時間充電すれば1日分以上の電力が蓄電されるはずです。
通常はこの高さで十分でしょう…
<強充電>
LED卓上ライトを腕時計に近付ければさらに強い充電が可能です。スマホの照度計アプリで明るさを測定したところ 12,000 lx 以上でしたので、「屋外(曇天)」以上の明るさでした。これだけ強い光なら1日30分で十分でしょう。
LEDライトはエコドライブ腕時計の強い味方です。
備考・その他
シチズン公式サイトによると、エコドライブ腕時計は定期的な電池の交換は不要ですが、油切れや部品(歯車など)の消耗で駆動抵抗が大きくなると、電池の消耗が早まるようなので、良い状態を保つには定期的なメンテナンスを行う必要があるようです。
管理人のエコドライブもいよいよ17年目になりましたので、もしかするともう油切れを起こしているかもしれません。ベゼルにも少し傷が目立ってきましたので、そろそろメンテナンスに出した方が良いかもしれませんね。
※シチズン公式サイトの「電池交換」に関する情報はこちらです。
こちらは、管理人おすすめのアナログ表示式「照度計」アプリです。このアプリを使うと、普段エコドライブ腕時計を充電させている部屋の明るさや、LEDライトの明るさ(ルクス)がひと目でわかります。
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