インコと私とネパール人と・・・ 2022年04月
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4人で巣ごもり  04/26/2022  
早いものでもう4月。
その4月ももうすぐ終わりで、前回のつづき、というのは、私の造影剤CTの検査結果等を書くつもりでいたが、急遽予定変更。
というのは、予期せぬ事が起きたからだ。

14日木曜のこと。
「なんだか喉が痛い。風邪かな・・・?」
と言いながら夫(ネパール人)が起床。
「そうかも。寒暖の差が激しいからね。仕事、休む?」
と私が聞くと
「まさか!喉が痛いくらいで休まないよ。パ○ロン飲んで行くよ。」
夫はパ○ブロンが好きで、これを飲めば治ると信じている。

その日の夜、帰宅した夫に
「喉はどう?」
と聞くと
「まだ、痛いよ。風邪ひいた、風邪!」

翌日15日金曜の朝、
「なんか頭が痛い。」
と夫。
「喉は?」
と聞くと
「喉も痛いけど、頭も痛いから、カロ○ール、飲んで行く。」
夫が頭が痛いというのは今に始まったことではない。
頭痛持ちなのだ。
従ってパ○ロン同様カロ○ールも夫がよく飲む薬である。
カロ○ールは私が我がかかりつけWクリニックで多めに貰う。
「予備のカロ○ールも持って。無理しちゃダメだよ。頭、痛いなら、早退して。」
と言い、私が先に家を出る。
我が家では私の方が30分位先に家を出るのだ。

早退せず、それどころか残業をして、夜、夫が帰宅。
「大丈夫なの?」
と聞くと
「うん、ちょーっとだけ痛いけど、大丈夫。それより体が痛いからお風呂のあと湿布お願い。」
これもまた今に始まったことではない。
夫の仕事は肉体労働で、しかもおじさんだ。
あっちこっち痛いのは職業病&年齢的なもの。
夫の体の裏側にベタベタと湿布を貼る。

翌々日、16日土曜。
この日は私は休み、夫は出勤だった。
「喉、頭、体は大丈夫なの?」
と聞くと
「大丈夫、大丈夫。喉は痛いけど、頭、痛くない。湿布したから、体も昨日より痛くない。パ○ロン飲んで行きます。」
と言いながら夫は家を出た。

いつも通り仕事を終え帰宅し、
「喉は前より痛くないけど、声が出ないだよ。」
と、しゃがれ声で言う。
声が出ないということは悪化したのではないかと思い
「熱、計ってみたら。」
と、体温計を渡すと、37、8度。
「うゎ熱、あるよ!ねえ、この前、会社の人がコロナになったって言ってたけど、その人と喋ったり、近くにいたりした?」
「喋らないよ。全然違う仕事している人だもん。」
「でもさー、トイレやロッカーやタイムカード押す場所は一緒でしょ?」
「それはそうだだけど、その人と一緒のことなんて、あんまりありませんよ。」
「ねぇ、もしかしたらコロナ・・・???」
と言う私に
「多分、違う、思いますよ。」
と夫。
夫のおでこに冷えピタを貼り、私も夫も家の中でマスクをする。
夜、就寝前にもう一度熱をはかると、37度に下がり、少し安堵する。

17日日曜。
夫の熱は37度だったり、36.9度や36.8度になったり。
この36度代後半というのが悩みどころ。
病院では36度代は熱のうちに入らないらしいのだが、平熱が低い者にとっては微熱と同じようなもので、夫はまさにそのタイプ。
「なんだか、だるい。あっちこっち痛い。」
と言う。
あっちこっちというのは恐らく節々が痛いということだろうと思われ、カロ○ールを飲ませる。

我が家は狭く、全室共用だ。
個室にしようと思えばできなくもないが、それをするには片付けをしなくてはならず、2人がかりでしても半日以上かかりそうで、しかも夫は元気がない。
「もういいや、なった時はなった時だ。」
と割り切り、翌日病院へ行くことにする。

18日月曜。
夫の熱は平熱になり、しかし体がだるく、喉が痛いと言う。
今はどこの病院でもそうだと思うが、熱があってもなくても風邪症状だと発熱外来になる。
我が家の近所の病院はどこも発熱外来=PCR検査だ。
夫は自分で電話して予約して行くと言うが、とーっても不安そうな顔をしている。
日常会話の日本語はできるとはいえい医学用語はさっぱりわからず、まあ、仕方ない。
逆の立場であれば、私だってそうなのだから。
私は元気ではあったが、仕事を休み、9時にかかりつけのWクリニックに電話をする。
すると、今日は発熱外来はなく、A総合病院かT病院へと言われる。
A総合病院もT病院も、どちらもかかったことがあり、近いのはAなのだが、個人的にAは好きでないのでTへ電話をする。
すると、
「3時20分なら空いています。このお電話で問診をさせて頂きます。」
と言われ、質問に答えると
「奥様も受けられますよね。」
と聞かれる。
今現在元気な私も受けるべきなのか悩み、
「考えてからまた連絡すると言うことではダメですか?」
と聞いたところ
「発熱外来は非常に混んでいますので、今決めて頂かないと予約が取れません。」
「5分くらいでもですか?」
「そうなんです。5分の間に今日の枠はもうなくなります。」
ここまで言われると予約しないわけにはいかず、2人分予約し電話を切る。

予約はしたが、PCRの結果が出るのは2、3日後であり、だったらすぐに結果の出るWクリニックの方がいい気がし、再度Wクリニックに電話をすると、明日19日であれば発熱外来があり、予約も取れると言われる。
結果が出るのは20~30分後。
T病院よりも早く結果がわかるし、私にとっては気心知れたWクリニックの方が断然よく、2人共受診することにする。
問診はどの病院も同じで、そのまま電話で質問に答え、終わったらT病院へ電話をし、キャンセルする。

予約を終えたところで各々の職場に報告なのだが、夫の会社は簡単だった。
感染者が出たばかりなので、「PCR検査を受けて下さい。」とLINEが来て、それに返信するのみ。
面倒なのは私の会社である。
朝、事情を伝えた時は上司から連絡をするから、それを待ってくれと言われたが、待てど暮らせど連絡はなく業務終了時間になる。
何も言わないのはまずいだろうと思い、連絡をしたら、
「PCR受けることにしたんですか?」
と言われ、
「PCRは個人で選択できるものじゃないのに!この人は健康で、発熱外来にかかったことがないのだろうな。」
と心の中で思う。

19日火曜。
夫は喉が痛いそうだが
「少し元気になった気がする。」
と言う。
一方私は、
「あー、風邪、貰っちゃったよ。」
朝、起きたら喉が痛い。
PCR検査は5時だから、万一のことを考え、その前に、このブログにちょいちょい登場する我が家から徒歩2分の所にあるスーパー併設の大型ホームセンターに買い出しに行く。

5時、Wクリニックに行く。
去年の6月にも受けているので検査のことはわかっている。
インフルの検査と同じで、綿棒を鼻の中に入れるだけだ。

そして、25分後、W先生が戻られ
「残念でした。陽性。」
「えっ先生、私は違うでしょ?」
と言うと
「○○さん(私のこと)もです。」
「え--------だって、先生、私、今朝、喉が痛くなっただけで、全然元気なんですけど・・・。」
「仕方ないよ。誰がなってもおかしくないし、一緒に住んでるんだもん。そりゃ、移るよ。大丈夫、大丈夫。ワクチン打ってるから軽症で済みます。みんなそうですから。で、これ、厚生労働省から陽性の患者さんに渡すとされている薬一式です。症状があるものに対してだけ飲んで下さい。流れとしては、このあと、まずショートメールが来て、それから保健所から連絡が入るみたい。万一具合が悪くなった時は、そういう場合の連絡先があるみたいだけど、そこは全然つながらないらしいから、僕が診ます。電話してくれればいいから。もし、夜中とか休みの日は救急車を呼んでください。支払いは、○○さん(私のこと)が次来る時にまとめて払ってくれればいから。」

帰宅し、2人で顔を見合わせ
「なっちゃったね!私達、2人共、なっちゃったよ。」
笑いごとではないのだが、2人で笑う。
「ねぇ、私達、死ぬの?」
夫が私に聞いてくる。
思い返すと、コロナ出始めの時に私はエンディングノートを作り、今でも何かあると時々更新している。
「さー?どうかなー?今のままだと死ぬ感じはしないけどねー、もし高熱が出たら・・・わからないねー。」
と答えると
「そしたら、赤ちゃん達、どうする?」
と夫。
赤ちゃん達というのは、セキセイインコのルビ君とパルのことだ。
「もし私達が死んでも、赤ちゃん達はママ(私の母)が面倒みてくれるよ。」

それから、どこで感染したのかを2人で考える。
私達は2人共出不精で、2年前、コロナが騒がれるようになってから元来の出不精に拍車がかかり、どこにも遊びに行っていない。
行く場所と言ったら、各々の職場、『隣の店』と呼んでいる、先に書いた我が家から徒歩2分の大型ホームセンターと、あとは病院くらいだ。

私は完全に家庭内感染であるが、夫は・・・、考えられるのは職場だけである。
マスク、手洗い、アルコール消毒はしっかりしており、またこのコロナ禍でこれらをしていない人の方が珍しいだろう。
更に、以前は電車通勤をしていたが、感染したくないからと、コロナが騒がれるようになってから、夫はマウンテンバイク通勤に切り替えたのだ。
職場の昼食時は黙食どころか、仕事をしながらひとりで食べているらしく、ある意味孤独である。
となると、先に感染した方の飛沫がトイレ等共有スペース残っていたのか、或は無症状や実はコロナなのだけど軽い風邪と思い出勤していた人がいたのか、それとも夫がよく使う自動販売機のボタンにウィルスがくっついていたのか?
飛沫感染と言われているが、自分達がなってみて思った。
空気感染と言ってもいいであろう。

その後の流れは、W先生が仰ったように、まず厚生労働省からショートメールが来た。
リンク先をクリックすると療養に関する説明が書かれており、無症状の人は1週間、症状がある人は症状が出た翌日を1日目とし、そこから10日間療養、且つ72時間症状軽快が続けば外出可となっている。
この『72時間軽快』の意味が当初どの位の状態で軽快というのかがわからなかったのだが、最後の3日間熱がなく、熱を下げる為にカロ○-ルを使わなかったという意味で、仮に熱があり解熱剤を使ってしまった場合は、外出できない日にちが延びるそうだ。
外出にも仕事復帰にも陰性証明書はいらない。

次に保健所からショートメールが来て、保健所から電話連絡が入ったのはPCR検査をした翌日の午後である。
私のスマホに、私については私の担当者から、夫については夫の担当者から別々に連絡が入る。
健康状態を質問され、答えていくのだが、私の担当の方は最後に
「ちょっとした飲み物や食べ物であれば買いに行っても構いません。」
と仰り
「えっ外に出てもいいんですか?」
と聞き返したところ
「まあ、ささっと済ませるのであればいいですよ。」
と仰る。
入院するのかホテル療養にするのか自宅療養にするのか、自分で選択するのかと思っていたが、そんな話は一切でなかった。
恐らく主治医から状態連絡は入っており、「この2人は軽症だから自宅療養」と判断されたのであろう。
毎日健康観察をすることになり、それも電話ではなく、保険所のアプリに入力し、送信すればいいだけ。
保健所の連絡の後は、東京都の自宅療養支援センターからショートメールが入り、こちらはLINEに健康状態を入力するのだが、うまく反映されなかったらしく、毎日電話が入ることになる。
また、東京都はパルスオキシメーターの貸出と食品を届けるサービスをしており、電話をしたところ、3箱送りますと言われ、3日後に届いて驚いた。
3箱というのは1人分で、1箱は水、残り2箱は食料品で、1箱がかなり重い。
コロナ患者2人の我が家は6箱届き、部屋がダンボールで一杯になる。
レトルトばかりだが、体調が芳しくない時は重宝する。

自宅療養であるが、1人暮らしで高熱が出たり、重篤な症状がでている方はさぞ心細いと思う。
しかし我が家の場合、夫はほんのちょっぴり厄介な風邪、私は軽い風邪といった症状で、簡単に言えば2人共元気である。
しかも2人で家にいるのでさほど不安になることもなければ淋しくもない。
更に2人共出不精で、食料はたんまりあり、なんの不自由もない。
それに普段は夜しか出してあげられないルビ君もパルも、朝から放鳥することができ、2人共(正確には2羽)も大喜び。
2人共私と夫のTシャツの襟もとに足をかけたり嘴をかけたりし、そこからTシャツの中へ滑り込むように入ったり出たりするのが楽しくてしょうがないらしく、何度も何度もする。
おかげで私と夫のTシャツの襟もとはわずかな期間で穴だらけ。
4人で自宅療養をそれなりに、いやいや、かなり楽しく過ごしている。

これまで「誰がなってもおかしくない。」と言いつつも、なんとなく自分は大丈夫だと、なんの根拠もないがそう思っていた。
2年ならなかったのだから大丈夫だろうという過信もあったかもしれない。
だが自分がなってみて思った。
本当に誰がなってもおかしくなくないのだ!

今後も、今や気休めとしか思っていないが、感染対策は可能な限りする。
だが、コロナは変異を続けているし、ワクチンは出ても特効薬はまだ出ていないので、インフルのようになるのはまだ先であろう。
その間、また感染することも大いにあり得、もしまた感染するとしても、軽くて済むことを祈るばかりだ。

本当はルビ君とパルの事で書きたいこともあったのですが、長くなったのでまた今度にします

rubi70.jpeg
夫を取り合うルビ君とパル。
ひどくボロボロのTシャツですが、
ボロにしたのはルビ君とパル。
インコの嘴や足の爪って、強いんです。

rubi72.jpeg
以前妹から貰ったインスタントラーメン。
日頃インスタントラーメンを食べる習慣が全くない私ですが、
食べてみました。
お味はまあまあ























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