インコかぶり 07/20/2013
連日暑い日が続いている。
7月半ばだというのに体の疲れは8月末だ。
こうも暑いと心配なのが愛鳥ラニ君の体調だ。
遡ること3か月前、初めてラニを病院へ連れて行った。
そ嚢に雑菌が多いと診断され抗生物質を処方された。
帰宅すると、医師に言われた通りケージに入れていたインコ顔のオモチャをとっぱらい、ラニお気に入りの梯子オモチャの鏡にはテープを貼り、インコの本を開いた。
一通り目を通したはずなのだがすぐに忘れ、頭に入っていることといったらた『ワキワキ踊り』だけ。
インコが楽しい気分の時にする踊りらしく、インコと動きを共有する遊びとして本には載っているのだが、愛鳥ラニはそんな踊りはしない。
ケージの前でワキワキ踊りをする私をちっこい目でチロッと見るだけ。ひとりで踊っている私はアホみたいだ。
雑菌の多いそ嚢は食道の途中にある器官で、単なる餌の滞流袋なのだが、炎症を起こしやすいようだ。
購入したペレットという餌は人工飼料で、これだけで鳥に必要な栄養をすべて摂取させることができ、アメリカで普及しているようだ。
獣医では決して無理強いしてはいけないと言われた。
というのは、鳥にとってはかなりまずいら餌らしい。いくら体によくても口をつけずに痩せてしまうようでは元も子もなく、「根気強く」と言われ、封を開けた瞬間、人間の私ですら「まずそー」と思ってしまった。
当の本人(ラニ)も嫌いらしく、そっぽを向いている。
抗生物質入りの水にラニが2、3回口をつけたのは目撃したが、仕事がある身だからして四六時中監視していたくてもできない。
ちゃんと飲んでいるのかわからず、よくなっているのかもわからないまま1週間たち、再来院だ。
獣医は近いのだが、とはいえ自転車で15~20分位かかり徒歩だと40分位かかる。
前回は母に頼み車を出してもらったが、毎回母に甘えるわけにもいかないので自転車で行くことにした。
ところが、「うちの鳥はこんなケージに入らないからあげる」と妹から貰った『ラニ病院用ケージ』が自転車の籠に入らない。
長年乗っている自転車は駐輪場に止めている間に何度も倒され籠が歪み、ケージが入りそうで入らない。
近所のペットショップに小型ケージはあったのだが、これも自転車の籠よりも少しサイズが大きく入らず、仕方ないので昆虫を入れる透明のケースを購入した。
部屋を真っ暗にしラニを捕まえ、透明ケースに入れることに成功。
ラニは気性の荒いインコだが、鳥だからして鳥目であり、真っ暗にすれば捕まえられるのだ。
心配なのは自転車に乗せている時だ。
小さなケースに閉じ込められ、自転車で揺られるなんてことは初めてだから無理もないが、チュイチュイと鳴き続け狭いケースの中でバタバタと暴れる。
ショック死するのではないかと気が気でなく、自転車に乗ったり降りたり引いたりし、通常の倍の時間がかかりながらも病院に着きホッとする。
診察室ではラニは病院の入れ物に移されるのだが、私がスーパーで購入した、今までラニが入っていた昆虫用容器と全く同じであり、同じ容器とはいえラニは病院の容器に移される。
前回同様そ嚢と糞の検査をし、糞には異常がなくそ嚢は雑菌が通常より多いが心配には至らず、抗生物質はもう飲ませなくていいとのこと。
その代わり前回購入したネクトン(ビタミン剤)を水に混ぜるように言われた。
そして爪切りだ。
医師はひょいとラニを仰向けに持つと
「こういう風にこの人を持って、ニッパーで切ればいいんです」
日頃羽にも触らせてくれないラニを捕まえるなんて私には到底できそうにないのだが、この先生の手にかかるとラニはとってもおとないしい、猫かぶりインコになる。
「ここではしおらしいですけど、うちでは攻撃的なんです。手なんて血がでるほど噛むですよ。どうしてでしょうかね?」
と聞くと、医師は笑いながら
「雌ですから。飼い主さんにはそういうものです。」
ともあれなんともなくてよかった。
診察が終わると、同じ容器だというのにラニは自分の容器に急いで入った。
行きはチュイチュイバタバタと私を心配させたというのに、帰りは自転車に乗っていても鳴くこともなければバタバタすることもなく静かであった。
こわーい病院が終わり家に帰れるということがわかっているように思えるが…
今回は医師から言われたことを忘れないようにノートとペンを持参した。
しかし『ニッパー はさむ あおむけ 足もつ 先1㎝ 29g 発情 発情→卵→30g増える ペレット冷凍』と、単語が並んでいるだけ。
前回購入したペレット(餌)は市販の餌と違い開封したら早めに食べさせ、その都度捨てた方がよく、小分けして冷凍保存することを勧められたので、即実行に移す。
普段自分が食べる物は小分けするなんてことをしたことが殆どない私だが、ラニ君のこととなると別なのだ!
ネパール夫がラニの為にこさえた止まり木。
1m弱の長さの枝を寄せ集め、それに玩具をぶら下げ、こんなのが部屋に3つもある。
7月半ばだというのに体の疲れは8月末だ。
こうも暑いと心配なのが愛鳥ラニ君の体調だ。
遡ること3か月前、初めてラニを病院へ連れて行った。
そ嚢に雑菌が多いと診断され抗生物質を処方された。
帰宅すると、医師に言われた通りケージに入れていたインコ顔のオモチャをとっぱらい、ラニお気に入りの梯子オモチャの鏡にはテープを貼り、インコの本を開いた。
一通り目を通したはずなのだがすぐに忘れ、頭に入っていることといったらた『ワキワキ踊り』だけ。
インコが楽しい気分の時にする踊りらしく、インコと動きを共有する遊びとして本には載っているのだが、愛鳥ラニはそんな踊りはしない。
ケージの前でワキワキ踊りをする私をちっこい目でチロッと見るだけ。ひとりで踊っている私はアホみたいだ。
雑菌の多いそ嚢は食道の途中にある器官で、単なる餌の滞流袋なのだが、炎症を起こしやすいようだ。
購入したペレットという餌は人工飼料で、これだけで鳥に必要な栄養をすべて摂取させることができ、アメリカで普及しているようだ。
獣医では決して無理強いしてはいけないと言われた。
というのは、鳥にとってはかなりまずいら餌らしい。いくら体によくても口をつけずに痩せてしまうようでは元も子もなく、「根気強く」と言われ、封を開けた瞬間、人間の私ですら「まずそー」と思ってしまった。
当の本人(ラニ)も嫌いらしく、そっぽを向いている。
抗生物質入りの水にラニが2、3回口をつけたのは目撃したが、仕事がある身だからして四六時中監視していたくてもできない。
ちゃんと飲んでいるのかわからず、よくなっているのかもわからないまま1週間たち、再来院だ。
獣医は近いのだが、とはいえ自転車で15~20分位かかり徒歩だと40分位かかる。
前回は母に頼み車を出してもらったが、毎回母に甘えるわけにもいかないので自転車で行くことにした。
ところが、「うちの鳥はこんなケージに入らないからあげる」と妹から貰った『ラニ病院用ケージ』が自転車の籠に入らない。
長年乗っている自転車は駐輪場に止めている間に何度も倒され籠が歪み、ケージが入りそうで入らない。
近所のペットショップに小型ケージはあったのだが、これも自転車の籠よりも少しサイズが大きく入らず、仕方ないので昆虫を入れる透明のケースを購入した。
部屋を真っ暗にしラニを捕まえ、透明ケースに入れることに成功。
ラニは気性の荒いインコだが、鳥だからして鳥目であり、真っ暗にすれば捕まえられるのだ。
心配なのは自転車に乗せている時だ。
小さなケースに閉じ込められ、自転車で揺られるなんてことは初めてだから無理もないが、チュイチュイと鳴き続け狭いケースの中でバタバタと暴れる。
ショック死するのではないかと気が気でなく、自転車に乗ったり降りたり引いたりし、通常の倍の時間がかかりながらも病院に着きホッとする。
診察室ではラニは病院の入れ物に移されるのだが、私がスーパーで購入した、今までラニが入っていた昆虫用容器と全く同じであり、同じ容器とはいえラニは病院の容器に移される。
前回同様そ嚢と糞の検査をし、糞には異常がなくそ嚢は雑菌が通常より多いが心配には至らず、抗生物質はもう飲ませなくていいとのこと。
その代わり前回購入したネクトン(ビタミン剤)を水に混ぜるように言われた。
そして爪切りだ。
医師はひょいとラニを仰向けに持つと
「こういう風にこの人を持って、ニッパーで切ればいいんです」
日頃羽にも触らせてくれないラニを捕まえるなんて私には到底できそうにないのだが、この先生の手にかかるとラニはとってもおとないしい、猫かぶりインコになる。
「ここではしおらしいですけど、うちでは攻撃的なんです。手なんて血がでるほど噛むですよ。どうしてでしょうかね?」
と聞くと、医師は笑いながら
「雌ですから。飼い主さんにはそういうものです。」
ともあれなんともなくてよかった。
診察が終わると、同じ容器だというのにラニは自分の容器に急いで入った。
行きはチュイチュイバタバタと私を心配させたというのに、帰りは自転車に乗っていても鳴くこともなければバタバタすることもなく静かであった。
こわーい病院が終わり家に帰れるということがわかっているように思えるが…
今回は医師から言われたことを忘れないようにノートとペンを持参した。
しかし『ニッパー はさむ あおむけ 足もつ 先1㎝ 29g 発情 発情→卵→30g増える ペレット冷凍』と、単語が並んでいるだけ。
前回購入したペレット(餌)は市販の餌と違い開封したら早めに食べさせ、その都度捨てた方がよく、小分けして冷凍保存することを勧められたので、即実行に移す。
普段自分が食べる物は小分けするなんてことをしたことが殆どない私だが、ラニ君のこととなると別なのだ!
ネパール夫がラニの為にこさえた止まり木。
1m弱の長さの枝を寄せ集め、それに玩具をぶら下げ、こんなのが部屋に3つもある。
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