大崎八幡宮どんと祭り2023を見物! | なまこマン満腹宣言!

大崎八幡宮どんと祭り2023を見物!

どんと焼き3 イベント

1月15日は「小正月」と呼ばれ、正月の終わりとして正月飾りを焼く「どんと祭り」が全国的に行われます。

なんとなく「お飾りを焼く行事」としか認識していなかったどんと祭りですが、宮城県の各地の神社では小正月に合わせて盛大に開催されるようです。中でも、仙台市の大崎八幡宮で毎年1月14日に開催されるものは県内でも屈指の規模で、実に10万人近い参拝客を集めるのだそうです。

今回は、そんな大崎八幡宮の2023年のどんと祭りの様子を紹介したいと思います!

大崎八幡宮での初詣の様子はこちら↓

大崎八幡宮での撮影について

大崎八幡宮敷地内では、営利目的での撮影が禁止されており、撮影には許可が必要となっています。

社務所にて撮影とブログへの掲載について相談したところ「広告収入を付けずに掲載するなら個人利用の範疇になるので、撮影も掲載も問題ない」とのご回答を頂きました。

本記事執筆時点では非営利運営の当ブログですが、将来的にアドセンス導入の野望があるので、それが実現した際にはこちらの記事の広告を外すことで対応させていただきます。

どんと祭り当日 日中の大崎八幡宮の様子

大崎八幡宮鳥居

おお、賑わってるね!

毎年、この時期はすごく賑わうんですよ~!

お飾りを焼くどんと焼きそのものが始まるのは夕方4時以降だったのですが、お昼の時点で大崎八幡宮は既に賑わいを見せていました。

お飾りの山

拝殿から離れた場所にある広場には、たくさんのお飾りが集められていました。文字通り、山のように集まっています!どれだけの家庭のお正月を見守ってきたのでしょうか。

にわとり

境内には鶏が羽を休めていました。大崎八幡宮で飼われているのでしょうか?とても大人しかったです。

大崎八幡宮屋台

そして、参道には初詣の時と同様に、たくさんの屋台が並んでいました。

大崎八幡宮フードコート

腰を据えて、屋台で買った食事を食べられる簡易フードコートも設営されていました。

せっかくだから、屋台で何か買って食べようか!

いいですなぁ~!

お祭りと言えば屋台メシ!

初詣の時にはお参りだけしてそそくさと帰りましたが、今回はせっかくなので屋台で何かを食べていくことにしました!

肉うどん

うどんあったか~い!ちゅるちゅる!

最初に頂くのは、簡易フードコートで販売されていた肉うどんです。フードコートでは他にも、ラーメンやおでん等の体の温まるものが販売されていました。

つゆが濃い茶色なのは、しっかりと関東風という感じがしますね!醤油の効いた優しい味わいのうどんスープは、とても体を温めてくれました。

このプラスチックの器で、外で食べるのがまた良いんですよね!

広島風お好み焼き

こう、黄身がとろりととろける感じが贅沢でいいよね!

続いては、参道の屋台にて購入した広島風のお好み焼きです。家庭で作りやすいのは関西風のほうだと思いますが、個人的には生地やキャベツや肉といった構成要素のそれぞれをじっくり味わえる広島風のほうが好きです。

余談ですが、広島県民に「広島焼き」と言ったら「そんな料理はないんだが?」と強めに言われたことがあります(笑) あくまでも「お好み焼き」であって、他地域のものと区別する必要があるときだけ「広島風」を付けるようですね。よく考えたら徳島県民も自県のラーメンを一貫して「中華そば」と呼んでいましたし、それと似たような感じか…

そんなことを思い出しながらも頂いた広島風お好み焼きは、上に乗った目玉焼きの黄身をとろりと溶かしながら食べるのが美味しかったです!

広島で食べた本場のお好み焼きはこちら↓

どんどん焼き

最後に紹介するのは、その名も「どんと祭り名物 どんどん焼き」なのですが…

これはどう見ても「はしまき」ではありませんか!?

はしまき…?

え、知らないの?はしまき!

はしまきというのは要するに「箸巻き」で、その名の通り、割りばしに巻き付けて食べる粉ものです。西日本、特に中国地方や九州の祭り屋台ではお馴染みのメニューです。

もっとも、僕ははしまきの存在を大人になってから初めて知ったのですが(笑)

おいっ!

そんなはしまき、もといどんどん焼きは、小麦粉の生地に油かすを入れて焼いたもので、仕上げにソースをかけて頂きます。生地はお好み焼きやたこ焼きなどに比べると、さながら金時豆のような甘味があります。そこに甘辛いソースをかけて食べると、どこか懐かしい気持ちになりました。子供は特に好きな味なのではないかと思います。

こういう縁日的な行事に参加して何かを食べるのは、思えばとても久しぶりなんですよね。最後に行ったのが高校生の頃だったと思うので、かれこれ15年ぶりぐらいでしょうか。子供の頃は娯楽の少ない田舎暮らしだったので、お金を持てて、学校の友達とワイワイできる祭りはとても楽しみな行事でした。大人になってからはめっきり行かなくなりましたね…

だって一緒に行く相手が…

新年早々悲しいのはダメ~!

どんと焼きの様子

一旦帰宅し、どんと焼きの始まる夕方4時45分頃に再び大崎八幡宮を目指しました。

どんと焼き直前

おお、すごい人!

みんなどんと焼きを楽しみにしていたんですよ~

昼間もかなり賑わっていましたが、夕方は人も車も昼間以上に押し寄せていました!

昼間には積み重ねられたお飾りの山に近づくことができたのですが、夕方にはご覧の通りです。近づくことすらできません。

そして、どんと焼きが始まるのを待つ人々の傍らでは、参道を上半身裸にさらしを巻いた屈強な男たちが提灯を持って続々と拝殿のほうへ向かって行く様子が見えました。これは、大崎八幡宮のどんと祭りの名物である「裸参り」というものです。造り酒屋の願掛けに端を発しており、この時期に仕込みに入る造り酒屋が吟醸祈願のために始めたものが現代まで脈々と続いています。少なくとも江戸時代の中期には既に文化として定着していたようです。

男たち(中には女性もいます)が御神火を目指して練り歩く様子は、冬の仙台の風物詩として定着しています。

どんと焼き1

会長などの挨拶が終わると、いよいよお飾りに「御神火」が灯されました。

どんと焼き2

御神火はあっという間にゴウゴウと燃え盛ります。たくさんの参拝者たちは列をなして、少しずつご神火に近づいていきます。

どんと焼き3

すごい迫力だなぁ。

御神火には一年の無病息災をお祈りするんですよ!

大量のお飾りを燃やす御神火は、さすがに規模が違いますね!

この御神火に当たると心身が清められ、一年間の無病息災と家内安全の加護を得られるのだそうです。良い一年を送れるように、御神火に手を合わせてどんと祭りを後にしました。

どんと祭りの時期ともなると、お正月もいよいよ終わりだなと感じます。このような感じで、2023年もあっという間に過ぎていくのかもしれませんが、今年もいざ終わって振り返ったら「多くのことを為せた」と思えるような一年にできたら良いなと思います!

お飾りと一緒に恥ずかしい過去を燃やしにきました!

このブログもいずれは恥ずかしい過去の一つになるのですかな…?

やめてよ!

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