「奈良やし、いうてそんな混んでないんちゃう?」と有給をとった連れ合いとふたりで出かけていきましたが、どうしてどうしてチケット売り場に長蛇の列。
今週の日曜日で終わりですしね。
事前にコンビニでチケット購入しておいてよかったです。
奈良市民が奈良をナメまくってました。
会場内はシニア層がメインです。日本の高齢化率の高まりはこんなところでも感じます。中国のお客さんも多かったですね。
「混んではいるけど、見れないほどでもない」くらいの人出でした。
今回は音声ガイドを借りて本当に正解でした。
人が多いので展示物の近くまで寄って展示説明文を読むのにかなり並んで待つ必要がありますが、音声ガイドが説明してくれるので展示説明文を読む必要がなく、人波の後ろから隙間をぬって鑑賞することができます。(あまり小柄な人にはお勧めできる鑑賞方法じゃないですが。。。)
混んでる時ほど音声ガイドですね。650円の価値はありました。
今回の展示では、普段見れない仏像の360度方向から鑑賞できることがすばらしかったです。
今年から日本画を習っているので、筆のタッチや絵の具の塗り方などこれまでより一層興味深く見ることができました。
ヘンな言い方ですが「平安時代から、こんなにも絵の上手い人たちがたくさんいたんだなぁ」という子供っぽい感想です。
空海が唐から持ち帰ったという白檀材で彫られた精緻な『仏龕(ぶつがん)』、インドネシアから出土した曼荼羅をあらわす小さな青銅製の仏像群もとても見ごたえがありました。
あまり知識なく行った今回の「空海展」でしたが、十分楽しむことができました。
空海って、すごく活動量と影響力の大きな人物であったことは間違いなさそうです。
あと、個人的な感想ですが、いろんな大きなプロジェクトを成し遂げている人なので、押しの強いプロデューサー的な人だったのではないかな。。。と空海の人物像については想像してしまいました。