はじめての一人旅 二日目 - なこのすけらいふ

なこのすけらいふ

体験したこと、感じたこと、考えたこと

本サイトのコンテンツにはプロモーションを含みます

はじめての一人旅 二日目

昨日は5時起きでしたが、今朝はゆっくり起きて近所の喫茶店へ。

名古屋といえばやっぱり「喫茶店のモーニングでしょう」と(いや実は今朝は小牧市やけど)、Googleさんに教えてもらった昭和な喫茶店でモーニングをいただきました。

常連さんだけの、おばあちゃんがひとりでホールやってる喫茶店ですが、まるで常連さんのひとりのように扱ってくれる居心地のいい喫茶店でした。

 

さて、午前中はNHK大河「どうする家康」でブームになった(?)小牧山城へ行きました。

結論からいうと、私大好きになりました、小牧山城

 

お城見学ってどこも混んでいて、しかも山坂厳しいし疲れるので、もともとあまり好きではありません。

去年の秋に彦根城に行ったときも、天守への入場に長い列ができていて、途中で断念しました。

 

でもこの小牧山城、こじんまりしてそれほど高くなく、資料館になっている天守閣は質素だし、それほどメジャーでないみたいですね。それほど人は多くありません。

でも、今せっせと発掘調査が進んでいて、歴史的にはなかなか興味深そうなお城です。

 

れきしるこまき(小牧山城史跡情報館)

 

天守閣の資料館とは別に、ふもとにも「れきしるこまき」という新しい資料館があって、やや展示内容は被りますが、小牧山城の変遷がたどれます。

 

ここは、観光客よりは市民の憩いの場という感じで、今日は平日なので年配の方のウォーキングが多いです。

傾斜がそれほどきつくないので、お散歩にはもってこいの場所のようですね。

 

ここではじっくりと写生がしたかったのですが、お天気はいいものの朝から風が強くとっても寒い!

30分だけ、スケッチしました。

風景ってあまり描いたことがないので、へたくそあですね。まぁ、練習練習!

 

午後は小牧での本命「メナード美術館」へ行きました。

今は「春」をテーマにした作品展示が行われています。

メナード美術館では、日本画のよい作品がたくさんあって、しかも近くへ寄って思う存分見ることができるので、とてもよかったです。

メナード美術館-公式ホームページ - MENARD ART MUSEUM

 

私は最近、日本画の体験をしてきたばかりなので、色の重ね方や輪郭の取り方など、これまで気にしたことのない「技法的な」ことにも興味を持って見るようになりました。

 

特に「吉田善彦」さんという日本画家の作品は、淡いトーンで奈良の風景を描いた作品がとても素晴らしく、感動しました。

東京の方ですが、法隆寺の壁画再現事業に関わって奈良に滞在されたのだそうです。

今日メナード美術館で見た絵は、法隆寺を描いた「斑鳩春宵」というタイトルの絵です。

明度差の狭い絵はともすると単調になりがちですが、面で塗られた部分、線で描かれた部分、点で描かれた部分と、幾重にも塗り重ねられた複雑な色合いで、いつまでも眺めていたいと思わせる絵でした。

 

ちょうどミュージアムショップに吉田善彦さんの画集が販売されていましたので、購入できたのはラッキーでした。

 

美術館の後は、お隣の公民館で数十年ぶりのプラネタリウムを見ました。

朝から歩き回って疲れもでているので「寝るかな?」と思いましたが、プラネタリウムっぽい星の説明ではウトウトしてしまいましたが、後半の絵本アニメーションみたいな「えんとつ町のプペル」という短い作品には、引き込まれてしまいました。

えんとつ町のプペル」はクラウドファンディングで成功した絵を原作としたプラネタリウム版だといえことです。

独特のセピア色の色調で街の風景がえがかれており、美しかったです。

 

と、こんな感じで一人旅の二日目が終わりました。