「東京音頭」で「最大の盆踊り」のギネス世界記録に挑戦するイベント「SEKAI TO BON-ODORU(セカイトボンオドル)」が9月28日、中野四季の森公園(中野区中野4)北側道路で行われた。主催は中野区観光協会。
(関連フォト)ギネス認定員(左)の結果に天を仰ぐ酒井直人中野区長(中央)と鳳蝶美成さん(右)
「最多人数で盆踊りを踊る」ギネス世界記録に挑戦は、浴衣と帯を身にまとい、草履またはげた(ビーチサンダル不可)を履いた参加者2872人以上が同時に東京音頭を間違えないで5分間以上踊ることで成立。ギネス記録は2017(平成29)年の八尾河内音頭まつりが2872人で保有している。昨年7月、同様のチャレンジを行ったが、結果2866人で6人足りず、ギネス認定とはならなかった。
前日18時までの事前登録者数は2451人。当日は、「中野駅前大盆踊り大会」実行委員長で日本民踊鳳蝶(あげは)流家元の鳳蝶美成(びじょう)さんを中心に、酒井直人中野区長や中野区議会議員ら、区内経済団体や多くの区民のほか、区外在住者、外国人も参加した。今回は「最多人数で盆踊りを踊る」以外にも「最多国籍数」でもギネス記録にチャレンジしている。
警察の協力の下、中野四季の森公園北側道路を封鎖して予定時刻より少し遅めの15時30分ごろから練習やリハーサルなどを行い、18時20分ごろ、生演奏でギネス世界記録への挑戦がスタート。その場で踊るスタイルで70人以上のチェック担当が審査を行った。
19時50分ごろからは「盆ジョヴィ」のDJ CELLYさんの盆踊りライブで盛り上がり、20時20分過ぎに、酒井区長、鳳蝶さん、認定員が登壇した。認定員から「今回の結果は2453人で、ギネス認定とはなりませんでした。また最多国籍数での盆踊りについては26カ国で、こちらも認定とはなりませんでした」と発表があり、美成さんや酒井区長は天を仰いだ。美成さんは「やり切ったが力不足だった」と振り返ったほか、酒井区長は「来年もやりたい」と意気込みを見せた。
会場からは「ありがとう」「楽しかった」などの声が聞かれたほか、「もう一回」コールが沸き起こっていた。