本
主に児童向け書籍を発行しているので有名な岩崎書店という出版社があります。はてなブログでなら「『お茶が出ない』で有名な人が社長している出版社」のほうが通りがいいとは思いますが。さて、そこから出ている本で、先月@lucky_jpさんのTweetでバズってい…
文庫本版が出たので購入した赤田祐一+ばるぼら著『定本 消されたマンガ』(彩図社)を一通り読みました。 この手の回収騒動や自主規制といった、封印作品系の本は発見するとわりと目を通すのですが、この手のものはかなり定番決まってしまってます(例えば特…
スタンリー・キューブリックの映画『時計じかけのオレンジ』をご存じの方は多いでしょう。近未来のディストピアを舞台にした作品ですが、その異様な世界観やセンス、視覚的、音楽的演出、そして衝撃的なストーリーで非常に印象に残る作品で高く評価している…
前から触れてみたかったネタなのですが、やっとちょっと時間に余裕ができてきたので書こうと思います。少し長めです。村上龍の『希望の国のエクソダス』という小説があるのを、そして読んだことがある方はそれなりにいらっしゃると思います。概要はWikipedia…
現在、Web書店では、Amazon一人勝ち状態です。たしかにほかのWeb書店も頑張っていますが、それでも圧倒的にAmazonが強いのは客観的に見てもよくわかります。そしてそれは、既存の本屋にも影響がないとは言えないでしょう。では、全ての本屋はAmazonにかなわ…
※今日の話は、若干『希望の国のエクソダス』のネタバレを含みます。8年前、ベストセラーとなった村上龍の小説がありました。その名は『希望の国のエクソダス』。当時話題となったので、読んだ方もいらっしゃるでしょう。さて、最近これをふと読み替えてして…
先日、『私が大型書店に行かなくなった1%の理由』においてなんだかAmazonばっかり買っているような書き方になってしまいましたが、実はそんなことはありません。雑誌を含めれば近所の本屋(中堅規模)で買うものが一番多いです。都市部の大手書店で買わな…
すみません。仕事が詰まってきたためにこちらの更新まで出来ませんでした。とはいえこのペースはおそらく3月末〜4月中まで続くと思います。まあこれまでの時間の余裕が例外だったので。そんなわけでネタはあるんですけど手をつけている時間がないという。…
資料を探すために本棚を漁っていたら、面白い本が出てきました。 『別冊宝島』シリーズをご存じの方は多いでしょう。それの初期、まだ宝島社がJICC出版という名前の時代です。1000冊以上出ているシリーズの中でも104番と若いこの本の名前は『おたくの本…
書き出したらなんだかいろいろ思いつくことが出てきてなんだか止まらなくなってしまったこのシリーズですが、たぶん今日で終わると思います。前回は、一回のコミケでの同人誌売り上げの最大数を計算してみましたが、現在の同人誌の販売方法はイベント売りだ…
先日から、ミシュランガイドの日本版が発売されたことがあちこちでニュースになっています。で、これに関連して絶対そのうち誰か書く、もしくは書いているだろうなあと思う本がありますので、うちでも今のうちに触れておきましょう。それはこれ。恨ミシュラ…