そして僕は・・・
2005年 12月 18日
発端は僕のちょっとした不注意と、床屋さんのちょっとしたセンスの問題が、
僕をしずちゃんにしたり、大木梵人にしたり、えなりかずきにしたりした挙句、
最後は「タワシ」にまでしてくれた・・・多分これもちょっとした冗談なんだろうけど・・・。
凄く悪い冗談でもあったわけで・・・il|li ○| ̄|_ il|li ガクリ…
その見返りに、僕はクルーカットに出会い、アイビーファッションにも出会い、
さらには・・・四半世紀にも及ぶ付き合いになる一人の美容師さんに出会うことに
なったのだから・・・
これはちょっとした良い出来事だったのかも知れない。
★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★
寝るに寝ない 小粋な寿司屋さんの様な髪型になった僕は、翌日学校で「タワシ」と
言う素敵なネーミングを頂き、思春期でなくても、かなり傷つくようなあだ名で4ヶ月を
過ごしたと言うわけです。
幸いにして体育会系のサッカー部にいたことと、甲子園も視野に入れた力の入った
野球部を持っている・・・どちらかと言うと「脳も筋肉系」の学校だった事もあり、
タワシ・・・いや短い髪の毛が、いじめの材料になる事も無く・・・伸び伸びとした学園生活を
来る事が出来ました。
だけど一見「伸び伸びと見える学園生活」も、思春期の青年の心は微妙に傷つき・・・
傷つきながらも「髪が伸び伸び」になら無いかと思っていたのでもある訳です。
だから思春期は難しい^^;
さて昨日も書きましたが、俗説に「いやらしいと髪が伸びるのが早い」と言うのがありますが
・・・それが本当なら、僕は相当「いやらしい」と言う事にになってしまう・・・ほど、髪が伸びるの
が早い。
モンゴロイドの僕は、月平均で10ミリ伸びるのが普通なのだけど、少なく見積もっても
人の1.5倍近く伸びるのです。
ですから、一ヶ月で結構な長さを取り戻す事が出来るので・・・この時から4ヶ月間後、
僕はタワシから石川五右衛門ぐらいにはなっていて、何とか次の髪型を模索できる状況に
なっていました。
僕はクラスのお洒落な女の子にお願いをしたのです。
『すいません~。
しまいましたが・・・元は真っ当な一高校生です。そこでこの私を元の真っ当な高校生に、
お力をお貸し願えないでしょうか?』
と言った感じで・・・(ちょっと嘘^^;)、良い美容室を聞いたんです。
何度も書きますが、カリアゲは当時全く許されない価値観だったのですが・・・この4ヶ月の
間に時代は大きく変っていたのです。何とこの間に、後に『マッチカット』と言われる
カリアゲが大流行するのです。
いやこれは凄かった。高校生だけではなく、大学生、社会人まで・・・本当に一世風靡したん
です。つまりもっとも短い所で4ヶ月間で6センチ近くになっているのです。ですから、しようと
思えば、この不肖私石川五右衛門、いきなり流行のマッチカットだって出来るの
です。
お洒落な粕谷(本名)さんがこう言ったんです。
粕谷さん)「良いよ 紹介してあげる^^」
ナチョパパ「おーーーーーサンキュー」
粕)「ただ・・・」
ナ)「ただ何?」
粕)「教えてあげても良いけど、その人の名刺貰って来てくれない?」
ナ)「名刺?」
粕)「うん名刺^^」
ナ)「なんで? 通ってるなら自分で貰えば良いじゃない」
粕)「・・・・」
つまり話はこうなんです・・・その美容師さんは予約を取るのも難しい上に、女性に大人気で
本人になかなか言えない・・・って事らしいのです。しかも最近スタイリストから、
トップスタイリスト(チーフ)になったとかで・・・その名刺は持っていない・・・から欲しいと。
考えても見て欲しいのだけど、石川五右衛門からの脱出ですから、お安い御用です。
分った分ったと・・・約束をして紹介してもらったのは、当時これまた有名な美容室
「H.S美容室」だったのです(現存するのでイニシャルにします)
この紹介してもらったチーフ、後で細かい事が分るのですが・・・この大きな美容室は
大きなグループで、その中でもっとも若く22歳という若さででチーフになり、本当になかなか
予約が取れない。このチーフと言う役職は正確には役職上、更に優秀なもう少し年上の
「店長」って人がいるのですが、予約の数でも客層でも、圧倒的にこのチーフが凌駕しちゃっ
ているのです。
さて・・・予約の日、僕は今まで経験のしたことの無い「美容室」へ行く事になったのです。
美容室は理髪店とは大きく違ったんです。そして・・・待望の美容師さんへのご対面と
相成ったのです^^
★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★★★☆★
まだまだ・・・話は続くのです(*^▽^*)…エヘヘ
by nachopapa
| 2005-12-18 22:53
| 東京の断片