エンジニアとしての腕を磨き続けるために選んだ「プレイングマネージャー」というキャリア ―― A.T.さん(49歳・男性) | マイナビクリエイター

エンジニアとしての腕を磨き続けるために選んだ「プレイングマネージャー」というキャリア ―― A.T.さん(49歳・男性)

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前職
toB向けシステム開発会社
プロジェクトマネージャー
現職
アライドアーキテクツ株式会社
プロジェクトマネージャー

取材日時:2021/5/11 16:00 取材場所:Webインタビュー

A.T.さん(49歳・男性)
マイナビクリエイターの転職エージェントサービスを活用し、toB向けシステム開発のプロジェクトマネージャーから、アライドアーキテクツ株式会社にSaaSシステム開発のプロジェクトマネージャーとして転職。

エンジニアのキャリアは、あるとき大きな分岐点を迎える。技術を磨きスペシャリストとしてエンジニアの道を貫くか、マネジメント力を磨きプロジェクトを率いる存在となるか。悩んだ末にマネジメントの道を選んだものの、現場で手を動かす喜びを忘れられない人も多いだろう。

今回、転職体験談を伺ったA.T.さんは、技術職・マネジメント職の双方を兼ね備えた「プレイングマネージャー」としてのキャリアを歩んでいる。ワークライフバランスを保てる環境を求め、10社目となる転職活動に臨んだA.T.さんは何を思うのか。入社に至るまでの道筋を聞いた。

転職までの時系列

2019年04月 転職活動をスタート。数社の転職エージェントに登録
2019年07月 マイナビクリエイターに登録
2019年08月
1週目
アライドアーキテクツ株式会社に書類提出
2019年08月
2週目
一次面接を通過
2019年08月
3週目
二次面接を通過。内定を獲得し承諾
2019年10月 前職を退職
2019年11月 アライドアーキテクツ株式会社に入社

こだわった転職条件

MUST ・ワークライフバランスが保てること
・自社サービスの開発に携われること
・マネジメントやコーディング、バックエンドなど、これまで培ったスキルや技術を活かせること
WANT ・大幅な収入減とならないこと
・リモートワークの環境が整っていること

40代後半・10社目の転職活動は「拍子抜けするほどスムーズだった」

── まずは転職を決意された経緯からお聞かせください。

A.T.さん:前職では、主にアンケート結果を集計し可視化するシステムの開発・運用に携わっていました。オフショア先のインドとやりとりしながら、仕様やコードのレビュー、テストの取りまとめといったマネジメント業務が主な役割です。インドとは時差が3〜4時間ほどあり、先方にスケジュールを合わせて働く必要がありました。加えて、IT技術者の数が足りず、残業や休日出勤も当たり前の状態に。そんな生活を変えたい、腰を落ち着けてマネジメントや開発に取り組める企業で働きたいという思いから、転職を決意しました。

実は、今回の転職で10社目になりますが、マネジメントだけでなく、実際に手を動かして開発もしたい思いが常にあるんです。さまざまな企業での経験を通じて、バックエンドやインフラ構築などの技術を身に付けてきましたので、その経験を「プレイングマネージャー」として活かしたい。家族のことを考え、ワークライフバランスも保てる環境で働きたい。この2つが転職先に求める絶対条件でした。

── 転職活動はどのようにスタートされたのでしょうか。

A.T.さん:過去の転職活動で複数の転職エージェントに登録していましたので、まずはそちらを利用して転職活動を始めました。10社ほど応募したのですが、書類選考が通らなかったり、収入などの条件が折り合わなかったりと、前に進めない状態が続いたんです。一次面接を通過した企業もありましたが、その先に進むことがなかなかできませんでした。

そうした状況が3ヵ月ほど続き、手詰まり感を覚えるようになりました。そこで環境を変えてみようと、初めてマイナビクリエイターに登録しました。

── 実際にマイナビクリエイターに相談されて、エージェントの印象はいかがでしたか。

A.T.さん:企業とのやりとりが非常にスムーズだったのが印象に残っています。私は転職経験も多く、職務経歴書がA4で8ページもあるんです。他社の転職エージェントでその職務経歴書を提出すると、半分ほどの割合で書類選考が通りませんでした。企業が求める条件に、うまくマッチしなかったのではと思います。

一方、マイナビクリエイターでは応募した3社中3社とも書類選考を通過しました。応募した3社は、私の経歴や希望条件を踏まえたうえで、キャリアアドバイザーが提案してくれた企業。求められる条件をきちんとキャッチアップできているからこそ、スキルセットや条件面のズレが起きず、書類選考も問題なく通過できたのではと思います。実際、その後3社とも内定までたどり着きましたから。あまりにトントンと話が進みすぎて、逆に拍子抜けしたくらいです。

技術者として腕を磨き続けたいから、プレイングマネージャーを選んだ

── アライドアーキテクツを志望された理由について教えてください。

A.T.さん:自社サービスを強みにしていたのが大きいですね。過去にSIer(システムを構築する会社)を何社か経験したのですが、いずれも激務でしたし、自分が開発したサービスに長く携わりたい思いもありました。アライドアーキテクツはコロナ禍以前からリモートワークにも取り組んでいて、在宅で働く環境が整っていたのも好条件のひとつです。

また選考中、面接がとても盛り上がったのも覚えています。前職でオフショア開発を取りまとめていた話をしたのですが、アライドアーキテクツではベトナムにある連結子会社と協力して開発を行っていることもあり、自分がこれまでに海外と仕事をした経験について興味深く聞いてくれたんです。

── 応募した3社すべてから内定が出たというお話でしたが、アライドアーキテクツに入社された決め手はなんだったのでしょうか。

A.T.さん:内定が出た3社のうち、1社は最終的に収入面が折り合わなかったので見送りましたが、残り2社でどちらにするかかなり迷いました。そんな中、アライドアーキテクツを選んだのは、最終面接が終わったあと、すぐに内定の連絡が来て、そのスピード感に驚かされたことが理由のひとつ。それから、一次面接・二次面接ともに和やかだった雰囲気を思い返して、「あの人たちと仕事をしたら面白いだろうな」と素直に思えたことも入社した決め手ですね。

── 現在担当している業務について教えてください。

A.T.さん:自社開発のSaaSプロダクトにて、プロジェクトマネージャーを務めています。開発は日本とベトナムで行っており、私は日本側のフロントとして、ベトナムとのやり取りを担当しています。基本的にはマネジメント職ですが、人手が足りないときは自分も手を動かします。AWSのインフラ環境は私が構築しましたし、障害対応でコードを覗くこともありますね。過去の経験が今の仕事にすべて活かされていると感じます。

もちろん、プレイングマネージャーだからといって、1人ですべての業務を抱えているわけではありません。プロジェクトはチームが円滑に回ってこそ。コーディングなどは若手のほうが早いですし、センスもありますので任せることがほとんどです。ただ、自分を常にアップデートしていかないと、技術者としての腕が錆びてしまうので、現状について行けるだけの実力は保っておきたい。日々の仕事で直面する課題を自分ごととして、解決手段を模索することで、スキルを磨き続けることを意識しています。

自分自身をアップデートしながら、さらなる高みへ

── 入社から1年半働いてみて、アライドアーキテクツの印象はいかがですか。

A.T.さん:転職活動の際に抱いたイメージと、ギャップはありませんでした。社員が皆、しっかりとした考えを持っていて、仕事に対する意識の高さを感じます。コロナ禍で仕事はフルリモートになったのですが、Zoomなどを活用してコミュニケーションが十分に図れていますし、不自由は感じません。

特に印象が変わったのは、ベトナムとの仕事ですね。これまでマネジメントしてきたのは日本人のチームばかりでしたし、前職でオフショア開発に苦労した経験から、最初は身構えていたんです。でも実際にベトナムのメンバーと仕事をしてみると、みんなとても優秀で、前向きに取り組んでくれる。この業界に入って長いですが、正直に言って、今のベトナムのチームが一番優秀だと思います。彼らと仕事ができるだけでもアライドに入った価値がありますし、私自身も海外との仕事に対する意識が変わりました。

── 今後どのようなキャリアを積んでいきたいですか?

A.T.さん:SaaSのプロダクト開発には、技術的に手応えを感じています。導入先でトラブルがあれば、エンドユーザーにまで幅広い影響を与えてしまうので、よりリスクを念頭においた開発が必要不可欠です。私の技術不足が原因で障害を起こしてしまったこともあるので、引き続き技術を磨けたらと思います。

同時に、SaaS業界のマーケティングや事業企画など、ビジネスサイドの知見も深めていきたいと考えています。AIなど、新しい技術も積極的に取り入れていきたいですね。

── A.T.さんのように、マネジメント職でありながら、開発に携わりたい方も多いのではないでしょうか。そうした方々に向けて、最後にアドバイスをお願いします。

A.T.さん:「手を動かすのは楽しいよ」と伝えたいですね。これは私の性格でもあるんですが、自分ができないことを人に頼むのに抵抗があるんです。手を動かして学んだほうが、技術をベースに意思疎通ができますし、工数を見積もる精度も高まります。手を動かすことで、マネジメントにもよいフィードバックがある。プレイングマネージャーという働き方に理解がある企業に出会ってほしいですし、信頼できる転職エージェントを見つけてもらえたらと思います。

担当のキャリアアドバイザーからひと言

面談前にA.T.さんのレジュメを拝見した際、非常に過酷な労働環境でご就業されていたのだなと感じました。ですから、今回の転職では、よりワークライフバランスを保ちつつ、ご経験を活かして活躍していただける企業様をご提案したいと強く思いました。

A.T.さんのご志向とご経験から、マッチングイメージは沸いていましたが、実際に面談で詳しくお話を伺うと、「手を動かすプレイングマネージャー」をご希望されていることがわかりました。また、実力を兼ね備えた素晴らしい経験がありながらも、奢ることなく、謙虚で努力を惜しまない姿勢や、人柄のよさも感じられました。

そこで必ず納得のいく転職にしてほしいという思いがさらに強まり、キャリアアドバイザーとして日々キャッチアップしている情報や現場からの意見と照らし合わせ、A.T.さんにマッチした企業様を改めて選定。ご希望が叶えられそうな3社に絞り込んで紹介させていただきました。

最終的には、その3社すべてから非常に高い評価を受け内定を獲得。A.T.さんの実力とお人柄があったからこその結果だと思います。これからもご自身のご経験を存分に活かしながら、A.T.さんだからこそできるプレイングマネージャーとしてのご活躍を期待しています。

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