Webディレクターに必要なSEOスキル - 身に付けるべき理由から実践テクニックまで完全網羅
近年、SEOを取り巻く状況が急激に変化し、WebディレクターにもSEOに関する知識・スキルを求める声が強くなっています。大きな企業では、SEOスキルの普及を目的としたセミナーなどが実施される例も多いようです。
今回は、なぜWebディレクターにSEOスキルが求められているのか、WebディレクターがどのようにSEOに向き合えばいいのかを実践的なテクニックとともに紹介していきます。
目次
なぜ今、WebディレクターにSEOスキルが求められているのか
SEOとは、「Search Engine Optimization」の頭文字を取った言葉で、日本語で言うと「検索エンジン最適化」という意味です。平たく言うと、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーによる検索が行われた際に、検索結果の上位に目的のWebサイト、Webページを表示させようとする技術や取り組みのことです。
もちろん「SEO」という言葉を知らないWebディレクターはいないでしょう。ただ、「SEOについて詳しいか」「自分で効果的なSEO施策を実施できるか」と問われると、自信が持てないWebディレクターもいるかと思います。確かに以前は、「SEOはSEO専門の会社にまかせておけば成果が出るもの」という考え方も存在しました。しかし近年、Webディレクターにも一定のSEOに関する知識やスキルが求められるようになってきています。
いったいなぜ、WebディレクターにとってSEOが重要になってきているのでしょうか?まずは、WebディレクターがSEOに関する知識やスキルが必要な、3つの理由を紹介します。
[理由1]
SEO会社の知見・施策だけでは検索結果での上位表示が困難になった
ここで詳しく述べることはしませんが、以前のSEOは「被リンクを購入する」「検索クエリ(検索エンジンで検索される単語やフレーズなど)をWebページに一定量、含有する」「他のWebサイトから有益なコンテンツをコピーして、自社サイトのコンテンツを増やす」といった、本質的にはサービスやコンテンツの品質とは関係のない、Googleのアルゴリズムを欺くための手法が主流でした。
ところが近年、Googleは、上記のような手法によって意図的に検索結果を変動させようとする行為をスパム行為とみなし、スパム行為を行っているWebサイトを検索結果から除外したり、上位表示させなくしたりと、徹底的に対策を行っています。また、AIやビッグデータ、言語解析といった最新の技術を用いることで、検索クエリに対して、より最適な検索結果を表示できるようになってきました。
つまり、検索結果で上位表示させるための裏技が急速に衰退し、検索を行った人に対して、本当に有益なWebサイトしか、検索結果で上位表示されなくなってきているということです。SEOは、「ユーザーにとって有益なWebサイトか否か」という、サービスやコンテンツの本質的な品質で勝負せざるを得なくなってきているのです。
それでは旧来どおり、SEO会社にSEOに関する施策を丸投げするだけで、ユーザーにとって有益なサービスやコンテンツを提供することができるでしょうか?答えは否です。なぜなら、担当するサイトに対してユーザーが何を求めているのかを最もよく知っているのは、Webディレクターだからです。加えて、サービスの改善やコンテンツの追加も、Webディレクターが中心となって行います。現在のSEOにおいて、検索結果で上位表示されるような良質なWebサイトを構築するためには、WebディレクターがSEOの最新事情を理解し、積極的に関与していく姿勢が必要になってきているのです。
[理由2]
SEOにも高い戦略性が求められるようになった
前述のように、以前のSEOは裏技的な手法が主流でした。こういった手法がスパム行為として淘汰されてきた結果、重要度を増しているのがSEOに対する施策立案を行う戦略性です。
例えば、以前のSEOである被リンク購入は、どの程度の量のリンクをSEO会社から購入すれば、検索結果に上位表示されるかを予測でき、短期的に効果が期待できるという側面がありました。つまり、費用対効果を測定しやすかったのです。しかも、順位が落ちてきたらリンクを追加購入するという、非常に短絡的かつ対症療法的な施策も存在していたのでなおさらです。
しかし現在は、サービスやコンテンツの品質というあいまいなものを物差しにして施策を実施しなければなく、多くのリソースとコストを投下したとしても、検索結果での上位表示が約束されるわけではない状況です。とはいえ、良質なサービスやコンテンツを安定的に提供できる環境は、一朝一夕に構築できるものではありません。例えば、自社のWebサイトのサービスが競合他社のWebサイトのサービスに対して、本質的に劣っているものだった場合、改善までに多くの時間とリソースを割かなければならないでしょう。
ユーザーにとって有用なコンテンツを増やすためには、多くの時間とコストがかかります。こういった場合、Webサイト全体の運用方針や予算、収益形態をしっかりと理解した上で優先順位や予算配分を決め、戦略的に施策を実施していく必要があります。SEO施策の目的や重要性を社内に周知し、スタッフを動かしたり、予算を獲得したりする必要もあるでしょう。正確な効果測定とPDCAの実践も重要です。このような業務は、そのWebサイトを担当しているWebディレクターにしかできません。
具体的な施策の立案はSEO会社に任せてもいいでしょう。しかし、その施策をいつ、どのように実施するかを判断するのはWebディレクターの仕事です。担当するWebサイトの方針とSEO施策を合致させ、戦略的に運用できるだけのSEOスキルやリテラシーがWebディレクターに求められているのです。
[理由3]
SEOの成功はWebサイトの収益(サービスの収益)に大きく貢献する
理由1・2では、SEO施策を効果的に実施するために、WebディレクターがSEOスキルを身に付ける必要があることを述べてきました。
3つ目は、より実利的な側面にフォーカスした、WebディレクターにSEOスキルが必要な理由となります。それはSEOの成功が、Webサイト、もしくは、サービス自体の収益に大きな貢献をしてくれるということです。
そもそもSEOは、非常に優れた集客手段のひとつです。特に重要なのが、「広告ではないため、表示回数やクリック回数に応じたコストを支払う必要がない」ということです。リスティング広告やディスプレイ広告、SNSやニュースメディアを用いたインフィード広告、メルマガなど、Webサイトの集客手法にはさまざまなものがありますが、基本的にSEO以外の集客手法は、表示回数やクリック回数などに応じた広告料金を支払わなければなりません。
一方、広告を使わない検索結果からの流入は完全に無料ですから、SEOを成功させることができれば、無料でWebサイトへの集客を増大させることができるのです。しかも、検索結果から流入したユーザーは、サービスや商品に対する購買意欲が高いという特性を持っており、収益面での貢献も非常に大きなものになります。また、検索結果に頻繁に露出することで、ユーザーとの接触頻度が増加し、ブランディング効果が期待できるというメリットもあります。これだけでも、SEOスキルがWebディレクターにとっていかに重要かが理解できるでしょう。
SEOの成功に向けてWebディレクターに必要な業務・スキルとは?
それでは、Webディレクターは、自分が担当するWebサイトのSEOを成功させるために、どのような業務をこなさなければならないのでしょうか?
小難しくSEOスキルの重要性を説いてきましたが、実際にはさほど負担の大きな業務やスキル習得は発生しないはずです。管理者であるWebディレクターが、信頼できるSEO会社を見つければ(もちろん自分でノウハウを習得してもOK)、あとは日々の順位チェックと効果測定が主要な業務となるでしょう。ここでは、戦略立案編と日常業務編に分けて、Webディレクターが遂行すべきSEOに関する業務について紹介していきます。
[戦略立案編]
SEO会社の選定と施策の必要性判断がカギ
Webディレクターが、SEOに関する施策を開始、もしくは改善しようと考えた場合、通常はSEO会社に施策の提案を依頼することでしょう。まずは、SEO会社を選定し、施策の実施を決定するまでの業務のポイントをチェックしていきましょう。
Step.1
自分の担当サイトにSEOが必要かどうかを判断する
自分が担当しているサイトに対してSEOが必要なのかどうかを判断することも、Webディレクターにとって重要なSEOスキルのひとつです。「他の集客手法で十分な収益を上げられている」「他の集客手法のほうが収益に対する貢献度が高い」といった場合は、無理にSEOの施策を実施する必要はないはずです。担当しているWebサイトの運用方針と照らし合わせて、合理的な判断をすることが大切です。
Step.2
SEO会社の能力をしっかりと見極める
もし、SEOが必要であると判断した場合には、SEO施策の提案をSEO会社に依頼します。そこで重要になるのが、いかに有能なSEO会社を見つけるか、ということになります。一口にSEO会社といっても、その能力には大きな開きがありますが、選定は難しいものです。これを確認すれば、必ず能力の高いSEO会社を選択できるといった必勝法はないのですが、提案を受ける際に、Webディレクターとしてチェックしておきたいポイントをいくつか挙げておきます。
- 提案時にSEOの実務担当者や専門家を連れてきているか
- これをすれば順位が上がります、といった断定的な提案をしてこないか
- 会社としてSEOに関する情報発信を定期的に行っているか
- 効果測定の方法やKPIの設定方法に関して適切な提案や助言があるか
- 長期にわたる施策を行う場合、定期的なミーティングとレポート提出が可能か。
また、レポートの内容は過不足のないものか
なお、営業電話を行うSEO会社には注意したほうがいいでしょう。そもそもSEO会社なのですから、仕事の受注はSEOで行ってしかるべきです。検索結果に上位表示されないSEO会社は、その実力を疑うべきと言えます。
Step.3
SEO施策に関して社内のコンセンサスを取る
近年のSEO施策は、以前に比べて効果が出るまで時間がかかる傾向にあります。「検索順位を上げます」というあいまいな目標設定では、予算の獲得は難しいでしょう。Webディレクターは、各施策の目的や効果測定の方法、KPIを明確にして、長期的な戦略を立案し、社内でしっかりとしたコンセンサスを取っておくことが重要です。
どのようなKPIを設定するか、KPIを達成しないことが予見できる場合、どのような改善策を実施することができるかなど、SEO会社と綿密に打ち合わせをすることをおすすめします。
[日常業務編]
SEO施策を正しく運用し、効果測定を行う
信頼できるSEO会社が決まったら、細かな施策提案を受け、実装に入っていきます。とはいえ、SEOに関する技術的な仕様や細かな情報設計は、SEO会社に任せてしまっても構いません。大幅なサイト構造の変更が必要な場合なども、SEO会社の設計どおりに改修を進めることが大切です。
WebディレクターのSEOスキルが必要になるのは、運用フェーズに入ってからです。具体的には下記のような業務を、日々実施していくことになります。
SEOに関する最新情報を収集する
WebディレクターがSEOに携わる際に最も重要なのが、SEOに関する最新トレンドの入手です。Googleが検索結果の表示に用いているアルゴリズムは、日々アップデートしています。日常的にトレンドを確認しておかないと、実施中の施策とGoogleのアルゴリズムが乖離してしまう可能性があるのです。後述するSEO情報サイトなどを欠かさずチェックする習慣をつけましょう。
毎日、順位チェックを行う
SEO施策を始めた以上、検索順位のチェックは欠かせません。狙ったキーワードで何位に入っているのか、順位に変動はないか、ランクインしているページに変動はないかといった基本的な情報は、担当Webディレクターとして、後述するSEOツールなどを利用しながら、毎日、確認するようにしましょう。
コンテンツの企画と原稿チェックを行う
近年、有効だと考えられているSEO施策のひとつに、コンテンツの追加やリライトが挙げられます。コンテンツを追加する際には、ぜひ企画から参加してください。SEO会社だけに任せてしまうと、通り一遍の企画しか出ず、独自性のある有用なコンテンツが追加できないケースがあります。また、SEO会社から原稿が納品された場合、本当に正しい内容か、第三者の著作権を侵害していないかなどを確認する必要があります。これもWebディレクターとしての大切な業務ですので、しっかりと意識していきましょう。
コンテンツのリリースとソースコードのチェックを行う
コンテンツ追加を行う際、SEO会社が行うのは原稿の納品までになるのが一般的です。CMSへの投入やリリース作業はWebディレクターやオペレーターが行うことになるでしょう。このとき注意したいのが、titleタグに狙ったキーワードが含まれているか、hタグの使い方は正しいかといった、基本的なソースコードのチェックです。
また、検索結果に表示されるメタディスクリプション(サイト・ページの説明文)が魅力的なものであるかどうかや、SNSとの連携を考えるならOGP(Open Graph Protocol)の設定も確認する必要があります。
無知を食い物にする悪徳SEO会社も存在する!
いまだに被リンクの購入を推奨するような悪質なSEO会社も存在します。確かに、短期的に効果が出る可能性は否定できません。しかし、Googleが明確にスパム認定をしている手法なので、絶対に手を出さないことです。また、無作為に低品質なコンテンツを量産する、「コンテンツファーム」を行っている企業も、いまだに存在します。低品質なコンテンツばかりを大量に追加したとしてもSEOとしての効果は期待しづらく、コストの浪費となります。コンテンツの追加を提案された場合は、サンプル原稿などの提出を求め、Webディレクター自身が品質の事前確認を行ったほうがいいでしょう。
厳選!SEO情報収集や施策立案に役立つサイト6選&ツール4選を紹介
検索エンジンのアルゴリズムは日々アップデートされており、有効なSEOの手法も常に変化しています。常に最新情報に触れておかないと、不必要な時間やコストをSEO対策に投下してしまう事態にも陥りかねません。
また、Webディレクターとして自分が担当しているサイトがどのように検索エンジンに認識されているかを知り、有効な対策を実施・選択できるようになっておくことも大切です。そこで最後に、SEOの最新情報を入手できるおすすめサイトと、SEOの専門家でなくてもぜひ活用したいツールをまとめましたので紹介します。
最新情報はココでチェック!SEO情報サイト6選
Google ウェブマスター向け公式ブログ
Googleが、検索エンジンのアルゴリズム変更などを公式に発表する場所が『Google ウェブマスター向け公式ブログ』です。SEOのコツやスパムサイトへの対策なども掲載されていますので、初心者Webディレクターが、正しいSEOを学ぶのであれば、まずはこのサイトを熟読しましょう。また、SEOを初めて学ぶ人は「Google 検索エンジン最適化スターターガイド」も読んでおくといいでしょう。
海外SEO情報ブログ
「Google 検索 ヘルプフォーラム」のメンターであり、「Web担当者Forum」でSEO関連のコラムも連載している、SEO専門家・鈴木謙一氏のブログ『海外SEO情報ブログ』。国内外でGoogleが発表した、検索エンジン関連の最新情報を中心に、ほぼ毎日記事がアップされています。
発表内容だけでなく、「どのようなWebサイトに影響があるのか」「どのような対応をすべきなのか」といった鈴木氏の見解が述べられていますので、SEOの現状を効率良くキャッチアップすることが可能です。Webディレクターとして、毎日、アクセスしておいて損はないでしょう。
参照:海外SEO情報ブログ
SEO Japan
アイオイクス株式会社が運営するSEO関連メディアの老舗『SEO Japan』。海外のSEOニュース翻訳記事や海外で行われたSEOカンファレンスのレポートなどが充実しているのが特徴です。SEOに関連する情報や技術は、アメリカで先行して発表・更新され、後日、日本にも流入してくるというケースが多々あります。いち早く情報を入手して、準備を万全にしておきたいと考えるWebディレクターは、ぜひチェックしておきましょう。
参照:SEO Japan
SEO HACKS公式ブログ
『SEO HACKS公式ブログ』は、SEOコンサルティング会社であるナイル株式会社が運営するブログメディアです。SEO初心者に向けた解説記事やSEOの成功事例の紹介が豊富で、実践的な内容になっています。これからSEOを学びたいWebディレクターや、担当サイトのSEOをどのようにすればいいかを悩んでいるWebディレクターは、このブログをじっくりと読んでみるといいでしょう。担当サイトのSEOに使えそうなテクニックやアイディアがきっと見つかるはずです。
Search Engine Land
英語が読めるWebディレクターなら『Search Engine Land』をチェックしておくのがおすすめです。アメリカのThird Door Media社が運営する検索エンジン関連のニュースメディアで、SEOの最新情報や質の高いコラムを読むことができます。ただし、高度なSEO知識を要求する記事や、専門家による推測も多くなっていますので、表面的な情報に踊らされないよう注意することが大切です。より広い知識を身に付けたいなら、同社が運営するWebマーケティングの専門サイト「Marketing Land」も読んでみてもいいでしょう。
namaz.jp
『namaz.jp』は、株式会社ディーボが運営するWebサイトで、検索順位の変動情報を提供しています。Googleの検索エンジンの全体的な順位変動を監視しており、アルゴリズムの大きな変更などをチェックすることができます。
また、検索エンジン関連のニュースへのリンクも提供していますので、最新トピックを手軽に確認することが可能です。担当サイトの検索順位に大きな変動が起きたときなどは、最初にアクセスしてみるといいでしょう。大きな順位変動が起きたときにアラートメールを配信してくれるサービスも提供しています。
参照:namaz.jp
最低限、導入しておきたいSEOツール4選
Search Console
『Search Console』は、自分が担当しているサイトがGoogleの検索エンジンによってどのように認識されているかを確認できる重要なツールです。SEOを行うWebディレクターとして、絶対に利用したいツールといえます。
例えば、どのような検索クエリで担当サイトが表示されるのかなどを、一目で確認することが可能です。マルウェアやスパムの監視のほか、モバイルに最適化されているかどうかのチェック、自社サイトがどのようなサイトからリンクされているかといったことも確認できます。利用は無料なので、必ず導入しておきましょう。
GRC
『GRC』は、有限会社シェルウェアが提供している、検索順位のチェックツールです。WebサイトのURLとチェックしたい検索クエリを登録しておくだけで、該当クエリでそのWebサイトが何位に表示されているかを確認することができます。
順位変動のグラフ表示や、指定した検索クエリにおける上位100サイトのチェックにも対応していますので、自分の担当サイトのSEOの状況や、競合サイトとの比較も容易に行うことができます。SEOを重視するWebディレクターなら、ぜひ導入しておきたいツールといえるでしょう。登録サイト数、検索クエリ数などに制限がない「ビジネスライセンス」は年9,860円です。
参照:GRC
SEOスカウター
株式会社ベーシックが提供するSEO対策ツールが『SEOスカウター』です。WebサイトのHTMLの構造やキーワード対策状況、コンテンツの内容などを、全38項目で分析して点数化してくれるほか、修正方法のアドバイスも自動表示。SEOの知識がないWebディレクターでも、どのような対策を施せばいいのかを簡単にチェックできます。
対策キーワードの検索順位チェック機能も便利です。アカウント登録だけで利用できますので、担当サイトのSEO対策状況を簡易的に知りたい人はすぐに使ってみましょう。
参照:SEOスカウター
関連キーワード取得ツール
現在、SEOにおいて最も重視されているのがコンテンツの質です。コンテンツの質を高めるには、検索した人がどのような情報を求めているのかを知り、最適な情報を提供することが重要です。そこでぜひ利用したいのが『関連キーワード取得ツール』です。
このツールは、入力したキーワードに関連するキーワードなどを、一括で表示してくれるものとなります。例えば「マンション」と入力すると、「マンション 購入」「マンション 管理費」といった複合キーワードや、マンションに関連する「教えて!goo」「Yahoo!知恵袋」のトピックが一覧表示されます。これらの情報をチェックすることによって、「マンション」という言葉に関連して、どのような情報をユーザーが求めているかを、より深く知ることができるのです。コンテンツの企画をする際はぜひ利用したいツールといえるでしょう。
参照:関連キーワード取得ツール
まとめ
今回は、WebディレクターになぜSEOスキルが求められているのか、WebディレクターがSEOに関連して行う業務にはどんなものがあるのかに加え、有用な情報源とツールをまとめて紹介してきました。SEOの成功は、収益に対するインパクトが大きいため、転職市場においてもSEOに精通したWebディレクターは、非常に重宝されています。今回の記事を参考に、「私はSEOもできます」と断言できるようなWebディレクターを目指すきっかけとなれば幸いです。
この記事を書いた人
マイナビクリエイター編集部は、運営元であるマイナビクリエイターのキャリアアドバイザーやアナリスト、プロモーションチームメンバーで構成されています。「人材」という視点から、Web職・ゲーム業界の未来に向けて日々奮闘中です。