豊かな自然とそのめぐみ
山形県立博物館 第一展示室 「豊かな自然とそのめぐみ」
「豊かな自然とその恵」をテーマに、山形県の自然環境について多くの資料を基に総合的に紹介する県内唯一の展示となっています。
①岩石、鉱物、化石の展示、②山形のなりたち、③森林の科学、④植物の世界、⑤昆虫の世界、⑥野鳥の世界、⑦暖流と雪の山形の展示で構成されています。
ヤマガタダイカイギュウについて
1978年に最上川の河床で二人の小学生が発見した。
海牛類は、歯と指の骨を消失していくという進化をしたが、縮小した歯と指の骨を持つヤマガタダイカイギュウはその中間的形質をもつ世界的にも貴重な標本である。
おすすめ
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1.山形のなりたち ハダカモミジガイ(ヒトデの化石)【山形県指定天然記念物】
新第三紀中新世中期(約1200万年前)のヒトデの化石。
腕から腕までの長さが約37.5cmと、国内最大級の大きさで形態もよく保存されている。
大正6年(1917年)に村山市櫤山の山中で発見された。 -
2.森林の科学 ツキノワグマ
ブナ・コナラ・ミズナラなどの落葉広葉樹の山地にすむ大型哺乳類。
近年は、里山の荒廃で人の生活圏と野生動物の生息域の境界があいまいになり、人家周辺への出没や人との遭遇が増えている。 -
3.植物の世界 トビシマカンゾウ
海の近くに生える。
花はニッコウキスゲに似ているが、大型で15~30個つける。
最初に発見されたのが酒田市の飛島であることから名づけられた。
新潟の佐渡島にも群落がある。 -
4.昆虫の世界 チョウセンアカシジミ【山形県指定天然記念物】
国内でも分布が飛び地的で限られた地域にしか生息しないチョウ。
沢沿いの沼沢地に生えるトネリコを食樹とするため、戦後の水田開発などで絶滅した地域もある。
昭和53年に県の天然記念物に指定されている。 -
6.暖流と雪の山形 ケサランパサラン
鶴岡市(旧温海町)の摩耶山麓で、古くから桐箱に納めて神棚に祀り、守り伝えられてきた不思議な毛玉。
早春に神社の境内や深山の木のたもとに天から舞い降り、拾った人に福をもたらすと信じられてきた。
詳細情報
住所:山形市霞城町1-8
電話番号:023-645-1111
開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料:大人300円 学生150円 高校生以下無料、障がい者と付添の方は無料
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、一斉清掃日等