キャンプや車中泊での寝心地を格段にアップしてくれるキャンプマット(テントマット)。テント内で寝袋(シュラフ)の下に敷いて使用し、快適な夜を過ごすためには欠かせないアイテムです。しかし、コールマン・キャプテンスタッグ・スノーピークなど、多くのブランドやメーカーから販売されており、どのように選べばよいのか迷いますよね。
そこで今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のキャンプマットのなかから、おすすめの商品や人気の商品をランキング形式でご紹介します。
果たしてどの商品がmybestが選ぶ最強のベストバイ商品なのでしょうか?キャンプマットの選び方のポイントも説明しているので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
Wilderness Risk Management Japan理事・日本アウトドアネットワーク会員。約20年間野外教育施設で活躍。その後アウトドアコンサルタントとして企画・開発をはじめ、自然環境やアウトドア活動に関する豊富な知識と経験を活かし、チームビルディング・教育研修も行う。アウトドアギアの商品検証や、自治体の青少年育成事業の講師などもつとめる。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
目次
キャンプマットとはキャンプや登山などのアウトドアレジャーや、車中泊でも快適に眠れるように敷布団の役割を担うアイテムのこと。テント全体に敷くインナーマットとは違い、通常は寝袋の下に敷いて使用するので「寝袋マット」や「スリーピングマット」と呼ばれることもあります。また、コットと併用したり寝袋を使わずに掛け布団と一緒に使ったりと、マットの使い方はさまざまです。
キャンプマットのタイプは、主に3つあります。クッション材が中に入っており弾力性の高いインフレーターマットや、空気を注入して厚みを出し使わないときはコンパクトにまとまるエアーマット。さらには、準備が簡単で耐久性の高いクローズドセルマットがあります。
それぞれのタイプに特徴があり適したシーンが異なるので、使用シーンや重視したいポイントに合ったマットを選べば、キャンプの夜をもっと快適に過ごせますよ。
キャンプマットを使うメリットは2つあります。1つ目は、地面の硬さや凸凹を軽減して快適な寝心地につなげる点です。寝袋のみで横になると地面の硬さや凸凹が伝わりやすく、気になって眠れない可能性があります。
2つ目は、地面から伝わる冷気を遮断して底冷えを防いでくれる点です。冬はもちろんですが、春や秋といったキャンプシーズンでも、夜は冷えることが多く地面はとても冷たくなります。キャンプマットがあれば地面からの底冷えを防いでくれるうえ、寝袋の保温力もより発揮できるでしょう。
この記事ではキャンプマットの特徴をふまえて選び方を詳しく紹介しているので、自分に最適なキャンプマットが見つかりますよ。キャンプ・車中泊では「いかに快適に眠るか」が勝負!翌日もアクティブに行動できるよう、寝心地のよいものを選びましょう。
キャンプマットを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
上述したように、キャンプマットのタイプは3種類あります。それぞれに特徴がありますが、まずチェックしたいのが睡眠の質を左右する寝心地です。何よりも寝心地にこだわるなら、インフレーターマットを選びましょう。
インフレーターマットは中にウレタンフォームが入っており、空気で膨らむアウトドア用マットです。クッション性のあるウレタンフォームと空気の厚みにより、ほどよい弾力性と反発性を兼ね備えているのが魅力。体全体でマットの柔らかさを感じられ、検証した商品のなかには家のベッドのマットレスのようなふかふかな寝心地のものもありました。
その反面、ほかのタイプより価格が高く、サイズが大きいのでたたむのが難しかったり収納スペースをあらかじめ確保する必要があったりします。
みなさんは、キャンプで一度でも地面が気になって眠れなかった経験はないでしょうか。難点もありますがとにかく寝心地にこだわりたい人や、今持っているマットに満足できずにもっと寝心地のよいマットに買い替えたい人にはインフレーターマットがおすすめです。
インフレーターマットには厚さが薄いものでは5cm以下、厚いものでは10cm以上とさまざまな商品があります。厚さが10cm以上あるインフレーターマットは、地面の硬さや凸凹を感じにくく底冷えしにくいので、家と同じようにリラックスして快眠できる環境を作れますよ。
エアーマットは、電動ポンプや手動で空気を入れて使用するアウトドア用マットです。空気の厚みによって地面の凸凹を感じにくく、取り込める空気の量を調整できるため好みの厚さで眠れます。インフレーターマットよりも手頃な価格なものが多いので、はじめてマットを買う人は手に取りやすいでしょう。
また、使わないときはコンパクトにまとまるため家や車の収納スペースを取りません。キャンプの頻度が少ない初心者にとって、使わないときに邪魔になりにくいのはうれしいポイント。
その反面、空気を入れる手間がかかり、凸凹が多い地面だと穴が開きやすくパンクの可能性があるのは難点です。
車内は地面に比べて砂利などがない分、穴が開くリスクが低いうえ荷台のちょっとしたスペースに保管できるので、車中泊をする人にもぴったりでしょう。キャンプの質を上げたい初心者や、車中泊をする人にはエアーマットがおすすめです。
僕がはじめて購入したキャンプマットはECサイトで販売されている安価なクローズドセルマットでしたが、やはり寝心地がよいマットがほしくなりエアーマットを購入しました。エアーマットは手頃な価格にもかかわらず寝心地も悪くないので、最初の1枚として購入したい人にもおすすめですよ。
クローズドセルマットは空気を入れる必要がなく、パッと広げるだけで使える耐久性の高いアウトドア用マットです。ほかのタイプよりもとにかく軽量で手軽に使える点が魅力のひとつ。また、傷や汚れに強く、空気を入れないのでパンクする心配がなく、登山や冬場のキャンプなどの過酷な環境での使用にも向いています。
その反面、厚さがないので寝心地はほかのタイプより劣るうえ、収納サイズがやや大きいのでかさばりやすいのは難点です。
とにかく軽量で準備の手間がなく、耐久性の高いクローズドセルマット。キャンプや登山、バイクツーリングなどで、できるだけ荷物を軽くしたいソロキャンプ好きな人におすすめといえます。
車中泊で使いたいときに寝心地だけを優先して選んでしまうと、サイズが合わず車内に入りきらなかったり不安定な寝心地になったりする可能性も。マットの寝心地のよさを発揮するためにも、車内に合ったサイズのマットを選ぶのが大切です。
ポイントは、シートを倒したときの縦幅と横幅の2つをしっかり確認すること。車内のサイズに合うマットを選べば、ぴったりおさまり安定した寝心地になるでしょう。なお、シングルサイズの商品のなかには同じマットを連結できるものもあります。連結できるマットを選ぶとずれを防げるうえ、段差や隙間がなくなり快適に過ごせますよ。
また、キャンプマットは基本的にシングルサイズが多く販売されていますが、なかにはダブルサイズを展開しているものもあります。ファミリー・デュオキャンプなど複数人で使用する場合は、ダブルサイズを選べば価格をできる限り抑えつつ、2人で寝ても広々と使えるためおすすめです。
ソロ・デュオキャンプなどの少人数のキャンプでは、小型のテントが使用されることが多いです。1〜2人用のテントだとインナーテントの面積が小さいため、マットをしっかり広げられるサイズがあるか確認しましょう。
マットが冷たくなったり濡れたりすると、体が冷えて快適に眠れなくなってしまいます。キャンプの夜をより快適に過ごすためにも、断熱性や防水性もチェックしましょう。
一般的にマットに厚さがあればあるほど地面からの距離が遠くなるので、断熱効果は高まります。インフレーターマットやエアーマットは、ウレタンフォームや空気の厚さによって冷気を遮断してくれるため厚さがあるほうがより断熱性が高まるでしょう。
一方で、今回の検証では、クローズドセルマットの断熱性の高さはマットの厚さや素材だけでは傾向が出ず判断が難しいことがわかりました。なかには、厚さがあっても平均表面温度が下がってしまうものも。断熱性については、以下の記事で詳しく説明しているのでぜひ参考にしてください。
商品によってはR値(熱抵抗値)が記載されている場合があるので、参考にするのもよいでしょう。R値とはどれだけ熱を透過させないかを表す数値のことで、ASTM (米国試験材料協会)とアウトドアメーカーの共同で、R値の新基準が2020年に設定されました(参照:thermarest)。
このR値が高いほど断熱力も高くなるので、より寒冷地帯向けのマットといえます。R値は、暖かい時期に使用するなら0〜2.2、寒い時期にも使用するなら4.0以上を基準に選ぶとよいでしょう。気温の高い夏場でも、夜に底冷えする場合があるため忘れずにチェックしてくださいね。
キャンプや登山などのアウトドアシーンでは、雨が降ったり飲み物をこぼしたりと汚れることもしばしば。水に濡れたり汚れたりしても手入れしやすいものを選ぶなら、防水素材を使われたものや防水加工が施されているものがおすすめです。
インフレーターマットとエアーマットは、TPUコーティングが施されているか、PVCなどの防水素材が使われているかをチェックしましょう。これらの加工や素材はレインウェアやスマホケースにも使われており、防水性に加えて耐摩耗性も兼ね備えています。
また、クローズドセルマットには基本的に防水性のあるポリエチレン素材が使われていますが、とくにEVAフォームとXLPEフォームに注目しましょう。EVAフォームは、文具や工具等のケース内装材・ブックケース緩衝材・ビート板にも使われており、XLPEフォームは非吸水性の高い素材として建設現場や医療製品などさまざまな分野で活躍しています。
これらの加工や素材は、マットの見た目だけではわからないためランキングの商品情報をチェックしましょう。防水性のあるマットを選べば、濡れてもサッと拭くだけで簡単にお手入れできますよ。
タイプ | インフレータータイプ |
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対応サイズ | シングル相当 |
素材 | 本体:ポリエステル、ウレタンフォーム/収納ケース:ポリエステル |
展開時幅 | 60cm(実測値) |
厚さ | 8cm |
重量 | 2.7kg |
良い
気になる
VASTLANDの「インフレーターマット VL0162」は、キャンプ初心者から上級者にまでおすすめ。準備が簡単で、寝心地がよいことが魅力の商品です。
横幅は広くはないものの、空気を入れたときの厚さは8cmあるので、地面の硬さは気になりませんでした。空気がしっかり入っているため、柔らかすぎずほどよい反発力があり寝返りが打ちやすい印象です。凸凹な地面でもリラックスして眠れるでしょう。
バルブを開いて1〜2分程度放置するだけで、十分な厚みを感じるほどにまで膨らみました。初心者でも簡単に準備できるといえます。また、バルブが2つあるので空気が抜けやすく、片づけるときは力を入れなくてもスムーズに折りたためました。
重量・収納サイズともに平均的なので、自宅や車の荷台の収納にはそれほど困らないでしょう。しかし、収納ケースに持ち手がないため、人によっては持ち運びづらく感じる可能性も。
機能面では連結機能があるため、ファミリー・デュオキャンプをする人にとっては重宝するといえます。さらに、万が一穴が空いた場合でも補修できるリペアキットがある点はうれしいポイント。しかし、枕やマットカバーはついておらず、より寝心地がよくなる工夫は少ない印象です。
比較的安価ですが、準備や片づけに手間と時間がかからないうえ、リラックスできる寝心地のよさを兼ね備えたインフレーターマット。キャンプ歴を問わず、コスパのよい商品を探している人におすすめの商品です。
PVC加工 | 不明 |
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ノンスリップ加工 | |
収納ケース | |
連結可能 | |
収納ケースのポンプ化 |
VASTLAND インフレーターマット8cmをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | インフレータータイプ |
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対応サイズ | シングル相当 |
素材 | PVC |
展開時幅 | 65cm(実測値) |
厚さ | 8cm(枕部分:12cm) |
重量 | 3.0kg |
良い
気になる
HIKENTUREの「インフレーターマット H1189-B1」は、安価で寝心地のよい商品を探している人におすすめの商品です。空気を入れたときの厚みは8cmあり、フカフカな寝心地。横幅も65cmと十分な広さで、軽く手足を広げても余裕があります。使用したモニターからは「ほどよい硬さと反発力で地面の感触が伝わりづらい」という声が聞かれました。
バルブを開けるだけで、簡単に空気を入れられるのもメリット。バルブが2つあるので、1〜2分程度で満足する厚さまで空気が入ります。モニターからも「時間が限られているファミリーキャンプで使いやすい」という声が挙がりました。
片づけもしやすく、体重をかけるだけで空気がすぐ抜けます。厚みのある枕部分は折りたたみづらかったものの、基本的にスムーズに折りたためました。収納袋の入り口が広く、マットの収納も楽にできますよ。
機能面ではノンスリップ加工が施されており、コットと併用しやすい点がメリットです。また連結機能があり、シーンや人数に合わせてサイズの使い分けが可能です。
収納時のサイズが大きく重量が3kgあり、持ち運びしづらい点はネックです。収納袋に持ち手はあるものの、力がない人は持ち運ぶのに苦労するでしょう。また自宅や車の荷台に収納するときは、広めのスペースを確保する必要があります。
持ち運びづらいが、厚みと横幅があり寝心地は良好です。空気を入れやすく、片づけにも手間がかかりませんでした。価格は1万円以下と比較的リーズナブルなので、コスパ重視の人は検討してみてください。
PVC加工 | |
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ノンスリップ加工 | |
収納ケース | |
連結可能 | |
収納ケースのポンプ化 |
タイプ | インフレータータイプ |
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対応サイズ | シングル相当 |
素材 | ポリエステル、ウレタンフォーム |
展開時幅 | 70cm(実測値) |
厚さ | 10cm |
重量 | 3.0kg |
良い
気になる
CAMDOORの「インフレーターマット」は、楽に設置したい人におすすめです。2つのバルブを開けるだけで、素早く十分な厚みまで膨らみます。実際に使用したモニターからは「初心者でも楽に空気を入れられる」と好評でした。
空気を入れると厚さが10cmになるため、底つき感はほとんどありません。横幅は70cmと、寝返りを打つにも十分な広さ。反発力も適度にあり、モニターからは「弾力があって気持ちよい」「寝心地のよい柔らかさ」といった声が多く聞かれました。
マットが肉厚なので空気を抜くのに時間はかかるものの、マットの上に乗れば、体重で空気が十分抜けます。しかし、折りたたみには手間がかかりました。慣れないうちは収納袋へ入れるのも苦労するでしょう。
重量が3kgとやや重くサイズも大きいので、持ち運びもしやすいとはいえません。収納袋に持ち手はありますが、力がない人は運びづらいでしょう。自宅や車の荷台に保管するときにスペースをとるのもネックです。
機能面ではノンスリップ加工が施されており、コットと併用しても滑りにくい点がプラス評価となりました。連結機能も搭載しているの、複数人での使用におすすめです。なお、寝心地を向上させる枕やマットカバーは付属していません。
持ち運びやすいとはいえないものの、空気を入れるのに手間がかかりません。設置しやすく寝心地もよいので、初心者には使いやすい商品です。
PVC加工 | |
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ノンスリップ加工 | |
収納ケース | |
連結可能 | |
収納ケースのポンプ化 |
タイプ | エアマットタイプ |
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対応サイズ | シングル相当 |
素材 | ポリエステル(TPUラミネート)、エクセロフト(ポリエステル) |
展開時幅 | 50cm(実測値) |
厚さ | 7cm |
重量 | 673g |
良い
気になる
日本のアウトドア総合メーカーのモンベルの「エクセロフト エアパッド 180」。コンフォートシステムエアパッドを採用し、コンパクトさと寝心地のよさを両立していると謳った商品です。
空気を入れると膨らんだ風船のような張りがあったので、底つき感がないといえます。厚さは7cmと薄いものの、張りが強く反発力が大きいため、体が沈みづらくマットの上でも動きやすい印象。しかし、展開時の幅は50cmと小さいので、寝返りが打てないうえに少し腕を広げるとマットから腕がはみ出ました。底つき感はないものの、横幅が狭いので寝心地のよさはまずまずの評価でした。
収納袋が本体に対して小さいのでしっかり空気を抜いて収納する必要があります。しかし、本体をまとめるストラップが付属しているうえに、生地が薄くたたみやすいので片づけやすい印象。空気を入れるときは別売りのポンプバッグを使用して空気を入れれば、すぐにマットがパンパンになり簡単に準備ができました。キャンプギアの準備に慣れていないキャンプ初心者でもすぐに準備ができるでしょう。
重量は673gと平均的なエアーマットよりも軽いうえに、収納時のサイズは平均よりもコンパクト。ザックの中に入れてもほかの荷物を圧迫しないので、持ち運びやすいといえます。
機能面ではリペアキットが付属しているので、不意にパンクした際でも修理をすれば長く使えるでしょう。また、連結機能があるので、同じものを購入すれば子どもと一緒に寝られるところも魅力ですよ。
横幅が狭くのびのびと眠れないものの、空気がたくさん入るので底つき感はありません。コンパクトで持ち運びやすいうえに、準備・片づけもしやすくキャンプ初心者におすすめのエアーマットです。
防水加工 | |
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収納ケース | |
空気の入れ方 | 手動ポンプ、吹き込み |
連結可能 | |
マットカバー付き | |
枕付き | |
収納ケースのポンプ化 | |
リペアキット付き | |
ゴムバンド付き |
モンベル エクセロフト エアパッド 180の評判・口コミは悪い?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
タイプ | エアマットタイプ |
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対応サイズ | シングル相当 |
素材 | クリアコイル |
展開時幅 | 97cm |
厚さ | 25cm |
重量 | 3700g |
良い
気になる
山善の「Campers Collection クイックエアベッド QABI-002」は、とにかく寝心地を重視したい人におすすめの商品です。
25cmの厚さがあり、まるで家のベッドで寝ているような感覚を得られます。底つき感もほぼなく、実際に寝たモニターからは「背中に地面の硬さや冷たさを感じない」と好評。横幅も97cmと広く、寝返りも問題なく打てます。
大きくて厚みのあるマットですが、電動のエアーポンプを内蔵しているため空気を入れるのは非常に簡単。1~2分で膨らみ、あっという間に設置できました。
一方、バルブを外すだけでは空気がうまく抜けず、片づけやすさはあと一歩。とくに四隅は体重をかけて、空気を押し出す必要がありました。折りたたむのにも手間がかかり、モニターからは「折り目がなく、マットに高さがあるのでうまくたためない」と不満の声が多数。
収納時のサイズが縦15×横28×高さ34cmと大きく、持ち運びやすさもいまひとつでした。重量も3700gとかなり重いため、登山やソロキャンプには向かないでしょう。また、電動ポンプと手動ポンプがついているものの、それ以外の付属品は充実しておらず、機能性も高いとはいえません。
サイズが大きいがゆえに、持ち運びやすさや片づけやすさに課題は残りますが、快適な睡眠を確保できる点では申し分のない商品といえます。扱いやすさより心地よさを重視したい人はぜひ検討してみてください。
防水加工 | |
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収納ケース | |
空気の入れ方 | 自動ポンプ |
連結可能 | |
マットカバー付き | |
枕付き | |
収納ケースのポンプ化 | |
リペアキット付き | |
ゴムバンド付き |
タイプ | エアマットタイプ |
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対応サイズ | シングル相当 |
素材 | 40Dリップストップナイロン |
展開時幅 | 75cm(実測値) |
厚さ | 14cm |
重量 | 1100g |
良い
気になる
オリジナルアイテムをネット販売のみで展開している、クローバーが手掛けたアウトドアブランド、FIELDOORの「枕付き コンパクトエアーマット」。生地には汚れに強いTPUコーティングが施されており、ダブルサイズも展開されカラーは2色から選べます。
空気を入れると厚さが14cmになるので、寝返りを打ったり圧力をかけたりしても地面の硬さはほとんど伝わりませんでした。また、手を軽く広げてリラックスできる横幅があり、両サイドが膨らんでいるので転落防止につながっています。しかし、空気を入れ過ぎてしまうとやや反発力が強くなる点や、体勢を変えるときの音や生地がこすれる音がした点が気になりました。
足踏み式で空気を入れるので、ほとんど体力を使わずに準備できました。3〜5分ほどかかりますが、初心者や体力に自信のない人でも準備しやすいでしょう。片づけるときは、空気がスムーズに抜ける点はメリット。しかし、収納ケースがやや小さく、収納するのに時間がかかりました。
重量は1100gとやや重く、人によっては持ち運びにわずらわしさを感じるかもしれません。しかし、比較的コンパクトにまとまるので、ザックで持ち運べるうえ自宅や車での保管はちょっとしたスペースに収納できます。
機能面では枕がついているため、寝心地の向上につながった点や荷物が増えない点はメリット。しかし、連結機能がついておらず人数やシーンによって使い分けができません。
十分な厚みによって底つき感がほとんどなく、準備に手間がかからないエアーマット。地面の硬さや凸凹を気にせずに睡眠したい人におすすめの商品です。
防水加工 | 不明 |
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収納ケース | |
空気の入れ方 | 足踏みポンプ |
連結可能 | 不明 |
マットカバー付き | 不明 |
枕付き | |
収納ケースのポンプ化 | 不明 |
リペアキット付き | 不明 |
ゴムバンド付き |
FIELDOOR 枕付き コンパクトエアーマットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | 軽量EVAフォーム |
展開時幅 | 183cm |
展開時奥行 | 51cm |
厚さ | 2cm |
重量 | 410g |
良い
気になる
マットレスやブランケットなどを中心に、アウトドア用の睡眠グッズを取り扱うブランド、THERMARESTの「Zライトソル」。独自の熱反射板であるサーマキャプチャーを使用し、熱を体に反射する構造と謳っています。
EVAフォームにより、ほどよいクッション性と反発力があるので、底つき感はなくしっかり体を支えられました。うつ伏せになって肘をついたり荷重をかけたりしても、凸凹部分が沈み込みすぎないので痛くならず、地面の硬さが伝わりにくい印象です。
断熱性について、平均表面温度は6.65℃と平均よりやや低い結果に。厚さは2cmありますが、凹んでいる部分に冷気が残っており、手を押しつけると少しひんやりと感じました。
重量・サイズともに平均的で、持ち運びにそれほど負担はかからないでしょう。しかし、ゴムバンドや収納ケースがないので、持ち運んだり保管したりするときには工夫が必要です。
機能面では、EVAフォームのため防水性に優れている点はメリット。また、片面に熱反射加工がされているため、寒いときは上側にすると保温性が上がり、暑いときは下側にすると地面からの熱を遮断できるなど、シーンによって使い分けられます。
ほどよい柔らかさと反発力で体を支えられるうえ、底つき感がなく地面の硬さを和らげられるクローズドセルマット。登山など凸凹な地面が多い環境でも、寝心地にこだわりたい人におすすめの商品です。
断熱性(R値) | 2.0 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 6.65℃ |
サーマレスト Zライトソルをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | XLPEフォーム |
展開時幅 | S:100cm/L:175cm/XL:200cm |
展開時奥行 | 50cm |
厚さ | 1.3cm |
重量 | S:113g/L:198g/XL:226g |
ハイキングを通じて感じた本当に必要な道具を形にしていくをモットーに、ハイキング用品を数多く製造・販売している、山と道の「UL Pad 15+」。化学発泡剤未使用の環境にやさしいクローズドセルマットで、サイズはS・L・XLを展開しており、今回はLサイズで検証しています。
形状がフラットなので、背中に当たった感触がやさしい印象でほどよく沈み込みました。しかし、厚さが1.3cmと薄く、圧力をかけたときに地面を感じやすいといえます。横幅もやや狭いので、人によっては窮屈に感じるかもしれません。
一方で、断熱性の検証では平均表面温度は18.2℃と、高い断熱性を発揮。表面を手で触ると冷たさはほとんどなく、むしろやや温かく感じました。真冬の冷たい地面でもこのマットを使用すれば、底冷えすることなく快適に寝られるでしょう。
重量は198gと非常に軽量で、持っている感覚がないほどストレスフリーに持ち運べる点はメリット。収納サイズはやや大きいので、自宅で保管するときはスペースを取りそうです。
また、機能面ではゴムバンドや収納ケースはなくややかさばるので、持ち運びや保管には工夫が必要。しかし、XLPEフォームなので水に強く非吸水性があり、雪や濡れた地面の上で使用しても水が浸透しにくい点はメリットといえます。
とにかく軽量で、断熱性は群を抜いていたクローズドセルマット。冬にも登山やキャンプをする人におすすめの商品です。
断熱性(R値) | 不明 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | 不明 |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 18.2℃ |
山と道 UL Pad 15+をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | 発泡ポリエチレン、EVA樹脂 |
展開時幅 | 182cm |
展開時奥行 | 56cm |
厚さ | 約2cm |
重量 | 約270g |
ハウスウェアを中心に、ニーズに合わせた商品を企画開発しているパール金属の手掛けるアウトドアブランド、キャプテンスタッグの「EVAフォームマット」。商品名のとおりEVAフォームを使用したクローズドセルマットで、波型の凸凹が特徴の商品です。
ほどよいクッション性がありソフトな素材なので、体へのフィット感は良好です。また、沈み込みすぎないので、寝返りが打ちやすいといえます。しかし、肘をついたり膝立ちしたりするなど、一点に圧力をかけると底つきを感じやすいので注意が必要です。
断熱性の検証では平均表面温度が5.85℃とやや低い結果に。圧力をかけるとひんやりと感じるので、冬に使う場合は厚手の寝袋と併用したりマットを2枚敷いたりするなど対策するとよいでしょう。
重量は約270gと軽量でコンパクトにまとまるため、ストレスなく持ち運べるといえます。また、自宅に保管するときも、ちょっとしたスペースに収納できるでしょう。
機能面では、EVAフォームのため防水性があり、雨天時や飲み物をこぼしたときでもサッと拭きやすい点はメリット。しかし、熱反射加工がなく、断熱性をより向上させるための工夫は見られませんでした。
コンパクトで持ち運びやすいうえ、クッション性があり体にフィットしやすいクローズドセルマット。できるだけ荷物を減らして登山やバイクツーリングをしたい人におすすめの商品です。
断熱性(R値) | 不明 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | 不明 |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 5.85℃ |
キャプテンスタッグ EVAフォームマットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
キャンプマットはテント内や車内での使用だけでなく、コットと組み合わせて使うこともできます。マットとコットの幅が同じだと、マッチしてずれにくいのでストレスなく使用できますよ。コットについては以下の記事で詳しくご紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
キャンプ中の睡眠の質をよりよくするなら、キャンプマットとあわせて寝袋やシュラフカバーもチェックしましょう。寝袋やカバーについては以下のリンクで詳しくご紹介しているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
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