こんばんは。キタダハルキです。
秋がはじまり、気温が下がったのをいいことにチョコ菓子に結構手を出しているんですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
※前回の記事はこちら。
今日のテーマは…「評論目線と、ポップさの分かれ目」。
それではレビューしていきたいと思います。
■Asphalt Meadows/Death Cab For Cutie(2022)
インディーロック四天王クラスのアメリカのバンド、Death Cab For Cutie(以下、デスキャブ)の'22年リリースの最新作です。
まず、大前提として…このアルバム、メタクリティック82点と評論家の評価は高かったんですがセールスは苦戦*1、という結果になりました。
で、その情報をすでに持っていた状態で聴いてみたんですが…うーん…。率直な感想を言えば、現状は前作の方が好きです。
今回のアルバムには、ギターをコピーしたいと思わせてくれたクラスのキャッチーな楽曲は正直言うとなかったですし、全体としてモンヤリしていてポップさに欠ける印象。セールスの苦戦はこの辺りに原因があるように思います。ちなみに歌詞も、希望を見出そうとしているものの諦観成分の方が強く感じて、個人的には合わなかったかな…。
ただし、ボーカルのサウンドとしての一体感は上がっており、そういう意味では芸術性は上がっていると思います。まぁ…それでも、正直デスキャブを「このアルバムから」聴きはじめたりするのは、ちょっと違うようにも思います。素直に売れた作品から行った方が後悔が少ない気がします。
■終わりに:このアルバムがあったからこそ、となるか…
レビューは以上になりますが…
今回は全体として辛口気味のレビューになりました。ただし、これはデスキャブを「セールスの上昇した4th以降すべて聴いているからこそ」とも思います。もっといけるはず、とか、こういうのが欲しかった、とかは聴いていたからこそ思うわけで。
ただ、その売れだした4thアルバムって、もう20年前の作品。変化をしていかない方がおかしいですしね。今回のアルバムがデスキャブの未来にどんな影響を与えていくのか…。今後にむしろ注目したいと思いますね。このアルバムがあったからこそ、となってほしい…。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
*1:全米60位、前作は13位。