
新しい機材を買ったから、早速バンドルソフトをインストール!

……インストールできない。
最近巷で話題沸騰中の「TONEX ONE(IK Multimedia)」を購入しました。このTONEX ONE単体でもそれなりに役に立ちますが、100%の機能を引き出すためには付属の(購入者がダウンロードできる)ソフトウェアが必要になってきます。これの準備が想像以上に複雑で、調べてみると実際同じようにつまずいている人がいる模様。

その中で今回、表題にも書いた「『〇〇インストールマネージャー』って回りくどいよね?」という気持ちが生まれたのと、また同じようにインストールに悩み困っている人の解決になるかもしれないということで日記として書く事にしてみました。
まず先にインストールマネージャー(IKの場合は「プロダクトマネージャー」)について。
ごく一般的なソフトのインストール手順であれば、目的のソフト用インストーラーを公式ページよりダウンロードしてきてインストール。インストール場所の確認が出てくるので(大体システムドライブのprogram file)手順通りに従って進めればそれだけで完了、何ら難しくない、それで済む話です。
でもここで出てくる「プロダクトマネージャー」。要するにインストーラーをインストールするためのソフト。
「このソフトさえ入れておけば
我が社のソフトを簡単にインストールできるよ!」
我が社のソフトを簡単にインストールできるよ!」
って名目の物かと思いますが、当然そのプロダクトマネージャーだって手動でインストールする必要があります。その上、そのインストーラーで各種ソフトをインストールする手順は公式ページから直接インストーラーをダウンロードして起動する一般的な方法とは若干異なるため、予期せぬ不具合(今回の例がまさに)に見舞われる可能性があります。

余計な物を極力インストールしたくない身としては、目的ソフトをインストールするまでの手順が増えるだけでなく、無駄にひとつソフトをインストールさせられているワケで中々鬱陶(うっとう)しかったりします。
さて、今回そのインストールするためのインストーラー「プロダクトマネージャー」のどこでつまずいたのかという話に移ります。念のため行った手順全てを書き残しておきます。

まずは会員登録した後、購入した製品を登録。これは非常にやりやすく、とても好感が持てました。製品付属のカードに印刷されていたQRコードを読み取ると製品登録ページに移るのですが、シリアルコードを入力する欄に自動で既に入力された状態でした。いちいち打つ必要が無かったので微々たる手間ですがとてもありがたい。

その後目的のソフト(AmpliTube 5 SEとTONEX SE)をインストールするために必要な「プロダクトマネージャー」をインストール。理想は各ソフトのインストーラーをサイト上に用意していて欲しい(というか普通はそう)ところなんですが、IKの場合は「インストーラーをダウンロードするためのソフト」をインストールしなくてはいけません。それがこの「プロダクトマネージャー」。実に回りくどい。
※この時はまだそのことを知らず、後述しますがこの仕組みを知らない事で後々原因不明のエラーと格闘することになります。
問題になってくるのがこの後。プロダクトマネージャー上でもログインし、各ソフトのインストールへと移っていくのですが、ここで問題がふたつ。

ひとつ目はインストーラーをダウンロードする場所。日記冒頭でも書いたように、目的ソフトのインストーラーをこのマネージャー上でダウンロードするわけですが、ダウンロード時いきなりエラーを吐いてきます。このエラーについては検索したところ解決策がネット上に公開されておりました。初期状態ではダメらしく(初期状態でダメってそもそも……)手動で保存場所を指定してあげる必要があるようです。マネージャー上の設定画面から手動で保存先を指定したところ、エラーを吐かなくなりました。問題は次のふたつ目。

これでエラーは出ずにダウンロードが始まりますが、今度は待てど暮らせど一向にダウンロードが進まない。進行具合は0%のままで、タスクマネージャー上で確認しても全く受信されていない状態。

「最近Wi-Fiルーターが調子悪いからそれが原因?」
「プロダクトマネージャーの不具合?」
「キャッシュとか?」
「セキュリティかなにかに引っかかってる?」
「フォルダ指定をドライブDのダウンロードにしてみる?」
あれこれ疑い試すも解決せず、時間だけが過ぎていく。でも解決は突然に。あるときふと思い、指定場所をCドライブの「Program Files」から同じくC上の「ユーザーフォルダ内ドキュメント」に変更したところ、ダウンロードが始まった!


原因というか、まぁ勘違いから起きた騒ぎでした。勝手な思い込みで「プロダクトマネージャーで最終的に入れたいソフトを直接インストール」するのかと思い込んでいましたが、正しくは「プロダクトマネージャーで目的のソフトのインストーラーをダウンロードする」であることが原因。いやまぁ、インストール自体は自動で行われるためインストールと同じっちゃ同じではあr……あぁもうっ紛らわしい。各インストーラーを個別でサイト上に用意しておけよ!
ソフトのインストール先を指定しなくてはいけないと思ってCドライブの「Program Files」にしたんですよ。ソフトのインストーラー先って大体ここでしょ?? また、ドライブDのダウンロードフォルダを指定するとエラーを吐くので、やっぱりCドライブの「Program Files」が正しいと思ってたわけですよ。んもうっ。

このマネージャーの仕様が「各ソフト(目的の入れたいソフト)のインストーラーをマネージャーを介して一度ダウンロードし、それを自動で起動してインストールを進めるソフト。」だったのですよ。だからプログラムをインストールする先を指定しているのではなく、インストーラーを一時的にダウンロードするための場所を指定しているのでした。フォルダ「Program Files」は権限の関係でマネージャー側で勝手に変更が加えられなかった等の理由からダウンロードが進まなかったのでしょう。



これが一連の騒ぎの全てです。もしダウンロードができず困っているようでしたら、私と同じくインストール方法を勘違いしているかもしれません。というかこれ大多数の人間が勘違いするだろ!!
もう一度書きますが、インストーラーのインストーラーって正直便利に感じた事がありません。入れたいソフトのインストーラーexeを公式サイトから直接ダウンロードして手動でインストールさせてほしい。どう考えてもその方が管理しやすいでしょ??

