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![J-ヒップホップ ヒッツ:2023年](/assets/artwork/1x1.gif)
2023年は、日本のヒップホップシーンにおける一つの時代の節目と新世代の台頭が際立つ年となった。2010年代から活動してきた2大クルー、KANDYTOWNのラストライブとBAD HOPの衝撃的な解散発表で、彼らの活動がシーンにどれほど貢献してきたのか、その存在感や影響力の大きさを再認識することとなった。一方でヒップホップに特化した大型音楽フェスティバルが全国各地で開催されるようになり、幕張メッセで開催されたフェス『POP YOURS』発信のオリジナル楽曲「Makuhari」にフィーチャーされたBonbero、LANA、Watson、MFSをはじめ、JUMADIBAやKvi Babaら、新世代の才能も一気に台頭を果たした。その音楽性はオーセンティックなスタイルを踏襲しつつ、ロックやクラブミュージック、J-Popやバンドサウンドなど、さまざまな音楽を吸収することで従来の枠組みにとらわれないオルタナティブな個性へと発展。次世代のヒップホップシーンは、柔軟な感性を持つ若いリスナーと共鳴することで未来に向かって広がり続けている。