1970年代中旬から後半にかけて、DIY精神と若者の反逆を表現する音楽/サブカルチャーとしてNY、ロンドンで登場し、一世を風靡したパンクロック。社会的背景は違えど、そのサウンドスタイルは1978年前後に日本の音楽シーンに飛び火、FRICTIONらが活躍した。1980年代にはTHE STALIN、アナーキー、THE MODSらがシーンを活性化、やがて1980年代中頃のインディーズブームと共に、テクノ、ニューウェーブ、ヴィジュアル系などを取り込みながら多様化していく。このプレイリストでは、日本のパンク誕生前夜から現在までの、和製パンクに関する作品を一挙に紹介。その攻撃性とポップなメロディを併せ持つ刺激的なサウンドは、時代を超えて進化を重ねながら日本の代表的音楽ジャンルの一つとなった。