「日本人の心を叩きたいと思って作りました」。ストリートのフィーリングとスピリチュアルなマインドを併せ持ち、ネイチャーとフューチャーが融合したユニークな世界観を発信する沖縄出身のヒップホップアーティスト、OZworldは、3年ぶり3作目のアルバムについてApple Musicに語る。タイトル『SUN NO KUNI』は“太陽”と“3”と“産”のトリプルミーニング。自身の代表曲「NINOKUNI feat. 唾奇」の続きであることも示唆している。「光はずっとテーマとしてありました。今こそ人類の夜明けだと思うし、日本は日出る国。海から産まれる太陽。いろんな意味が込められています」 古代に存在したと伝えられるカタカムナ文献や想像上の生物である龍、さらに現代のカルチャーやメタバースなど、多種多様なモチーフを用いたコンセプチュアルな作品で、アーティスティックな方向性を維持しながら、オリジナリティあふれる表現力を格段にスケールアップさせた。同郷の唾奇とAwichを招き、琉球の神から受け取った“みこと”（御言／命）を継承する意志を曲にした「MIKOTO ～SUN NO KUNI～」など、誰にも真似のできない唯一無二のスタイルで、類いまれな魅力を存分に発揮している。 「曲順にもすべて意味があります。それぞれの曲にストーリーがあるように、1曲目から13曲目までのストーリーも楽しんでほしいです」