2023
Sep
02
投信ランキング特集はクビになりました…『投資信託完全ガイド』(2023-24年版)
ここ数年、毎年夏に改定される晋遊舎のムック本に、しぶとく私のコメントなどが掲載されています。
2023年8月23日に発売された『投資信託完全ガイド2023-2024 (100%ムックシリーズ 完全ガイドシリーズ374)』です。
この本は、投資信託そのものの解説と、普通の人にもできる投資の啓発書といった趣のガイドブックで、国際分散積立インデックス投資を勧める内容になっています(私も18年以上実践しているものです)。
丸一冊、投資信託を通じた投資について書かれていて、けっこう多くの書店に置いてあります。
《参考記事》
・インデックス投資とは
・投資信託とは
2023年8月23日に発売された『投資信託完全ガイド2023-2024 (100%ムックシリーズ 完全ガイドシリーズ374)』です。
この本は、投資信託そのものの解説と、普通の人にもできる投資の啓発書といった趣のガイドブックで、国際分散積立インデックス投資を勧める内容になっています(私も18年以上実践しているものです)。
丸一冊、投資信託を通じた投資について書かれていて、けっこう多くの書店に置いてあります。
《参考記事》
・インデックス投資とは
・投資信託とは
◎庶民に必要な投資情報が網羅
例によって今回も類書の改訂版なのですが、庶民が投資信託で資産形成をするために必要が見事に網羅されており、今年は特によくまとっているように感じました。
投資信託の基本、庶民に必要な金融の基礎知識、商品の選び方、投資の始め方、新NISAを含む非課税制度についての解説など、とにかく基本を大切にしている印象を受けます。
もちろん、このムック本だけで深い理解を得るのは難しいかもしれませんが、書いてある方法で積み立て投資を続けることができれば、無難でコスパの良い資産形成ができるはず。
金融機関の広告を載せず、金融機関の儲けの少ない、つまり庶民にとっては良い商品や投資方法のみが厳選されています。
◎虫とり小僧はついにクビに
例年だと、私は投資信託のランキング特集でいくつかの商品にコメントする形で登場するのですが、今年はついに降ろされました。妥当な判断だと思います。
まあ、個人投資家としての投資をある程度分かっている人であれば、誰が投票して、誰がコメントしてもだいたい同じような結果になるので、今回の「ベスト投信ランキング」も納得のラインナップです。
投信ランキングの投票者兼コメンテーターとしては虫とり小僧はクビになったのですが、「インデックスブロガー新投資戦略」という小特集で、1ページだけ登場させてもらっています。
※晋遊舎の本に登場するときは、このイメージ画像で固定されています。似てはいませんが、まあまあ気に入っています。
他のブロガーさんたちの似顔絵イラストはハッとするほど似ている人、イメージは近い人、全く似てない人など様々でした。なまずんさんは似てないけど、『HUNTER×HUNTER』の著者である冨樫義博氏の隠れた名作漫画『レベルE』の王子のような妙なインパクトがありました。
◎テーマ型ファンドを切る特集やポイント特集なども
昨年は、毎月分配型・通貨選択型・テーマ型・ファンドラップ・定期預金セット型・ターゲットイヤー型などをバッサリと切る特集があったのですが、今年はテーマ型だけを切っていました。ここだけはちょっとパワーダウンというか、忖度があったのかな。
まあ、それでもこういう記事を掲載できるのは、金融広告を載せない本の強みですね。
ネット証券のポイント制度の比較特集とかも面白かったです。
全体的にはこれまでどおり、長期・分散・積立・低コスト・リバランスなど、投資信託を使って投資するうえで大切なポイントを網羅され、iDeCo※や新NISA※など税制優遇制度の解説にも力を入れつつ、庶民向けの資産形成方法が紹介されていました。
※確定拠出年金ってなによ?
※新しいNISAは危険だ(使い方の基本方針を考える)
・・世には様々な投資情報が溢れていますが、庶民が投資による資産形成を成功させるために大切なことは、ある程度まともな商品を、そこそこ低コストで保有し、ストレスなく積み立てを継続することだと思うので、こういうムック本を読むときも、あんまり細かいところばかりに注目せず、本質部分を見失わずにいたいものです。
《参考記事》
・アセットアロケーションの比率に悩んで眠れません
・インデックス投資を成功させるための3つのポイント
※前述しましたが、今回のムック本もこれまでに出版された同社の類似本の改訂版です。
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