2023
Jul
29
高給取りほど休みが多い
土曜日や日曜日の子供の習いごとの送り迎えをしたり見学したりしていると、パパ友やママ友、ボランティアの保護者コーチなどの知り合いが増えてきます。
んで、親しくなっていくにつれて、本人から聞いたり他の人から聞いたりして、誰がどこでどんな仕事をしているのかなども分かってきます。
そこで感じるのは、皆勤に近いレベルで顔を出す人(土日が完全に休みの人)ほど、いい会社に勤めていて、高い給料をもらっていることです(他人の給料を推測するなんてゲスいですが、上場企業であれば平均年収は公開されているのである程度分かります)。
んで、親しくなっていくにつれて、本人から聞いたり他の人から聞いたりして、誰がどこでどんな仕事をしているのかなども分かってきます。
そこで感じるのは、皆勤に近いレベルで顔を出す人(土日が完全に休みの人)ほど、いい会社に勤めていて、高い給料をもらっていることです(他人の給料を推測するなんてゲスいですが、上場企業であれば平均年収は公開されているのである程度分かります)。
◎世の中の仕組み
業種や職種による特性はありますが、全体的な傾向としては、コロナ禍でも、給料の高い大企業ほどのんびりといつまでもテレワークをしていて、薄給の中小企業ほどテレワーク率が低く、その解除も早かった。
忙しく働いて労働時間が長ければ稼げるわけではなく、労働時間が短くて休みが多いと稼げないわけではないということがよく分かります。
給料が高くて休みもしっかりとれるような企業は、それなりの人数で回せる仕組みと、安定して利益を上げられる構造があるのでしょう。
24時間稼働しているような仕事でも、土日や夜勤は下請け企業に任せるというケースも少なくありません。
建設業界やIT業界なども、元請けや一次請けなどの「上流」であればあるほど利益率が高い割には実働が少なかったりするようです。
資本家と労働者であれば資本家のほうが儲けやすいように、就職先によっても実働時間と利益の得やすさに構造的な有利・不利というのは存在しています。
就職する段階でなるべく有利な選択肢を選ぶことができる状況になりたいのであれば、やはり学生のうちに勉強もしくは運動などの「何か」を頑張っておくというのがセオリーなのでしょうか。
【参考記事:いまラクをするか、将来の選択肢を増やすために踏ん張るか】
◎就職に関する情報格差
今回の話は、あくまでも全体的な傾向であり、もっと言えば私の身の回りで特に感じていることに過ぎないので、当然、そうでないケースもあるはずです。
メチャクチャ働いてメチャクチャ稼ぐキーエンスみたいな会社もあるし、国家公務員みたいにエリートが働きまくるケースもあります。稼ぎが良くても経営者は休みなんてないようなものだったりするでしょう。
ただ、忙しさと稼ぎは比例しないことも多いし、休みが多いのに給料が悪くない会社でも就職難易度が高くないケースもあるので、若い人には若いうちにかしこく情報収集をして、納得のいく進路選択をしてもらいたいと思います。
一括採用システムの日本では、実績がなく、仕事の実力があるのかないのか全く分からないのに、学歴とか体育会系の部活をずっと続けてきたとかいうだけの理由で新卒であればそれなりの会社に就職することが可能です。んで、雇われ人として人生を送るなら、会社に入った時点で生涯賃金の大枠はほぼ決まってしまいます。
中途採用になると、実力と実績が問われるので、それなりの会社に転職するのは簡単ではなく、難易度がぐっと上がります。
若者は自分の市場価値を理解して、自分が最も高く売れるときに、なるべく有利な道を選択してもらいたいと思っています。
まあ、ここでいう若者とは主に我が子を思い浮かべて書いているのですが、就職の現場にはかなりの情報格差があるので、妙なエージェントに捕まって微妙な会社を紹介され、業界の肥やしになるような就活生も少なくないようです。できればこのブログを読んでくださるような人とその家族くらいは、そういう事態は避けてもらいたいと思ってしまいます。
私も最初の就職先がヤバいブラック企業だったので、学生時代の己の無知っぷりを後悔しています。
【参考記事:もう一度、新卒で就活するとしたら】
※大きく稼ぎたいなら、起業するとか、スタートアップに関わるとか、完全実力主義の歩合給の仕事を選ぶとかの選択肢もありますが、その場合は安定した休日の確保はかなり難しくなる可能性が高いと思います。誰にでも安易にオススメできる道ではありません。
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