残暑見舞いのため、Evraakに会いに「HARD ROCK GUIDANCE…2024」へ行ってきました!ニューアルバムの貴重情報ありです!~しながわロックラジオ – むしきば.COM

残暑見舞いのため、Evraakに会いに「HARD ROCK GUIDANCE…2024」へ行ってきました!ニューアルバムの貴重情報ありです!~しながわロックラジオ

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しながわロックラジオ
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酷暑のせいなのか?不景気のせいなのか?国内の有名ロックフェスは相次いで史上稀に見る悲惨な状況…さすがにこれは笑えません…

みなさん、こんばんは。さっきまでYouTubeを観ていたのですが、これって正解ではないですよね?本来、どの程度、埋まっているべきなのかを知りませんが、twitterのトレンドに「ライブ離れ」「フェス離れ」の文字が踊る理由をよりいっそう理解しました。さすがにこのサマーソニックだけは笑えません。私は四十後半になってロックに戻ってきたクチで、今という時代にかなり無知ではありますが、目玉として呼ばれている幾つかのバンドについては知っており、実際に聴いたアルバムもありました。結局、もっと大物のチケットを半年以上前に売り出されては、後から決まった中堅バンドは厳しいということなのでしょうか。悲しいかな、2024年の日本は歴史的な酷暑うんぬん以前にハイパー円安の大不況です。この惨状では、さすがに彼らも次に来日したいという意欲をなくすのが心情ではないでしょうか。日本っていろいろ失敗しちゃってますよね。私は観に行くバンドがほぼ固定されているので、ほとんど関係のない話ではありますが、海外のミュージシャンに愛想を尽かされないことを願っています。



























































































































































暗黒歌姫、石川さゆる!演歌プログレ「Call Of Hierophany」に薫る日本美がますます情感を増し、圧倒的にパワーアップしてきたぞ!

話は変わりまして、8月24日「HARD ROCK GUIDANCE…2024」なるイベントの初日に、いつもお世話になっているEvraakが出演するということで挨拶に行ってきました。闇の集団とか、プログレ暴力などと呼ばれる彼らですが、安心感のあるロックを提供する平和主義者であったことに気付かされます。いつもの暗黒歌姫オジサンたちの顔もたくさん見られましたし、トップバッターを考慮すると、客の入りはまあまあだったのではないでしょうか。ただし、このイベントはプログレアイドル XOXOと共演した時よりもアウェー。SAXONの創設メンバーであるグラハム・オリバーの「Graham Oliver’s Army Japan Live 2024」でサポートを務めたRE‐ARISEを筆頭に、ピュアメタルの祭典といった趣向だったため、これまでと客層がいかにも違います。過去最高にやりづらかったように感じられました。

しかし、そこはさすが日本プログレ界を牽引するキテレツバンド。破壊力あふれる「Fata Morgana」はキレていましたし「Saethi」もイベントの趣旨にふさわしい狂気のシアトリカルなデスロックぶり。そして、度肝を抜いたのは、1年ぶりとなった2曲目の「Stigma」が醸す中森明菜のような旅情であり、リーダーでベースの川島さんが作った「Call Of Hierophany」の衝撃に尽きます。プログレ演歌とも呼ぶべき後者は「Hierophany」という言葉が覚えられないので「演歌」「坂本冬美」などと勝手に呼んでいたところ、ドラムでバンドの末っ子であるヨシダタケシさんに「作曲者が横にいるから“演歌”はやめましょう」とたしなめられたくらい。しかし、それほどこの曲の暗黒歌姫・瀬尾マリナさんの歌は情感を増していたように思います。

これは「Stigma」にもいえることですが、90年代以降、いわゆるプログレに限らず、邦ロックでこういった叙情性の追求は盲点だったように感じます。個人的に近いイメージを持っているのは、マーティ・フリードマンがMegadethの「魅せたタメの利いたギターソロ。もっと言うならテレビバラエティ「誰でもピカソ」で八代亜紀や石川さゆりと共演した時に聴かせた昭和の大名曲のヘヴィメタルバージョンに近い印象さえ受けます。川島さんも「まさか、瀬尾さんがあそこまで振り切るとは思わなかった」と仰っていたので、このような感想もきっとアリなのだと思います。歌う表情からして「天城越え」「津軽海峡冬景色」真っ青の日本美! かの五木寛之氏は「青春の門」などの作品で「艶歌」という言葉を当てたと記憶していますが、まさしくこの字面がぴったりです。未だ音源は発表されていない曲ですが、ヴォーカルが始まると思わず胸の前で拳を握りしめてしまうほど、グッときました。
























































キーボードなしのいわゆるピュアメタルのイベントに繊細なピアニストが出た場合、起こり得る問題点!普通では気付かないことをミキティに教えていただきました!

ただし、この日は落し穴もあり。繊細な長谷川ミキさん(Key)のキーボードをPAが拾い切れなかったようです。パフォーマンス中に川島さんと何度かやりとりをしていたことに気付きましたが、これは後でご本人にお話を伺って意味を理解できました。確かに思い出しますと、いくつかの場面で「エレピの音が来ていない」という言葉に心当たりがあります。あと1曲目の「Asylum Peace」のイントロはちょっとこもって聴こえましたよね??このイベント自体は全体的にギターとリズム隊の音の分離が良く、聴きやすかったと思います。ただし、全バンドが出てきたところで、キーボードが入っているバンドが不在だったことに気付く訳です。こればかりは素人は教えてもらわないとわからないでしょ。いろいろご教授いただき、勉強になりました。

ちなみに、いわゆるピアニストで、舞台音楽などにも携わってらっしゃるミキティは、作曲のお仕事などで、かなりお忙しかったらしく、Evraakのレコーディングはこれからとのことです。それに伴い、暗黒歌姫の歌入れなどは、もう少し後になるとのことです。「先にどんどん進めてもらってよかったんだけど」というようなニュアンスで話されていたんですが、それはさすがにダメでしょ。「銀の旋律のためならいくらでも待ちますし、できればこれからEvraakはワンマンでも観たいんですよね」という本音を伝えさせていただきました。ミキティスマイルで笑ってらっしゃいました。










































































これは独占ニュースです!なんと、ニューアルバムに収録される曲について、リーダーのハヤヲさんから驚愕の事実が明かされました!

さて、このようないくつかの感想や最近のロックシーンを取り巻く状況について、リーダーのハヤヲさん(G)とお話をさせてもらいました。ただし、今回はゲスな下ネタばかり喋っていたので、書いて許される内容が30%くらいしかありません。なので、差し支えない部分だけ。

―ミキティはお忙しいんですね。ところで、ニューアルバムには何曲くらい入るんですか?

それは秘密です。あと、直近のライブで当たり前のようにプレイしている「Call Of Hierophany」「Sanctuary」「Fata Morgana」すべての曲が入る訳ではないと思っておいてください。

―えっ、そうなんですか?それは困ります。どれが落ちるんですか?どの曲なんですか?

何が落とされるのか、それを言ってしまったらつまらないでしょう笑

―そうですか……Evraakはステージを観ていても、本当に雰囲気が良さそうですよね。ニューアルバムに向けて建設的に意見を出し合いながら、順調に作業が進んでいると想像します。ところで、どの曲が落とされてしまうのでしょう。

そうですか?そういうところも観ているんですね。嬉しいです。じゃあ、そろそろ酒を飲みたいのでバーカウンター行きましょうか。教える訳ないでしょ。

























































































多分、これを読んでいる方は私の感想よりも、当日、メンバーのみなさんが何を話していたのかについて関心があると思います。ヨシダタケシさんがいいことを言っていたので、全部書いちゃいますね

仕方ないので、オーラスの「Saethi」でマレットを振り回し、メタル演歌「Call Of Hierophany」でマイク・ポートノイみたいな感じで「ダダダダダダダッ♪」っとワイルドさを増していたヨシダタケシさんが普通に歩いていたので、つかまえていろいろ尋ねてみました。なお、吉祥寺のシルバーエレファントだと、いつもタケシさんと喋りたそうにモジモジしている女性ファンが何人かいるのですが、この日の筋肉ハンサムはオジサンだらけで少し寂しそうな感じでした。

ータケシさんのドラムは録り終わっているんですよね。あの曲が新譜には収録されないと伺ったんですが、本当ですか?タケシさんが活躍されるので残念です。

いったいなんのことですか?ひょっとして引っ掛けようとしています?そういうことは残念ながら教えられません。

―俺は演歌は入れてほしいと思うんだけど。

いつも演歌、演歌って、瀬尾さんの歌が好きなのはわかりますが、作曲者がすぐそこにいて、また全部聞こえてますよ。

―じゃ、別の質問です。今日みたいなイベントはどうですか?

素直に楽しかったし、楽しめていますよ。ほら、いま流れているOILさんのこの曲なんかDeep Purpleの「Fireball」みたいな感じでカッコいいですよね。

―タケシさんは33歳でしょ。そういう気付きが早いですよね。なんで、そんなにロックに詳しいんですか?オジサンが高校の時、Deep Purpleは「Perfect Strangers」がもう出た後で、気付いたら、なぜかジョー・リン・ターナーが入っていたんですよ。だいたいYESなんてASIAと一緒みたいなもんでしょ。そこが不思議なんす。

YESとASIAは決して一緒ではないと思います笑  僕は母が良い先生でした。「こういう作品がある」と教科書的な名盤をパッケージにして、教えてもらった感じです。だから、有名な作品は自然と通っていると思います。YESは普通に「Fragile」の「Heart Of Sunrise」からですね。ASIAは1STは聴いてましたが、2NDでずっこけました。カール・パーマーはいまひとつで、ビル・ブルフォードが大好きということです。Led Zeppelinは「Presence」命ですね。グレン・ヒューズなんかも聴いてましたよ。

―普通のハードロックもお好きなんですね。でも「Presence」というところがプロのミュージシャンという感じです。オジサンはでっかい音がいいから最初の3枚。ところで、タケシさんはEvraakの中で一番年下で、メンバーのみなさんから愛されていて、磯野家のカツオみたいな良い潤滑油ですよね。

そうですか?ハヤヲさんにはバンドをやる時には「必ず誘ってくれ」と言ってあって、少し生意気ですが、最初からいたメンバーという自負はあります。こう見えても、言う時は言うんですよ。それくらいEvraakのことを大切に思っています。ほかのメンバーみんなが大人ですし、自由に楽しくやらせてもらっています。あっ、瀬尾さん、お疲れさまでした<(_ _)>(暗黒歌姫、次の仕事へダッシュで向かう)

―挨拶が丁寧ですね。やっぱカツオですか?

ということは瀬尾さんはサザエさんということですか?チクっておきますね。あと誤解がないように「Call Of Hierophany」について僕から少しだけ説明させていただきますね。川島さんと喋っていると、昭和歌謡に物凄く詳しいことに驚かされます。山口百恵とか、普通に話題に出てきます。結局、音楽趣味や取り巻く環境で流れていた時代時代の曲の影響は、自然と出てしまうのではないでしょうか。もちろん、そういう世界観がEvraakの音楽に反映されているのだと思いますよ。










































































肉体的にも金銭的にも、無理をしてロックを聴いている人が多いように思うんですが、気のせいでしょうか。それならEvraakは全然疲れなくて、本当に楽しいですよ!

最初に話を戻しますと、あの炎天下のガランドウで一日中しんどい思いをするなら、私はEvraakを追いかけて、あちこちのイベントに行ったほうが楽しいタイプです。これは「HARD ROCK GUIDANCE…2024」に足を運んでみて、酷暑、チケット代(今回は5000円)、この美味しすぎる距離感などを勘案した結果、つくづく実感したことです。しかも、この日は1時間も持ち時間がありましたし、彼らだけで十二分に元が取れる内容だったと断言できます。また、いわゆる魅せて、聴かせるバンドですので、こっちが頑張って盛り上げる必要はまったくありません。本稿では「Call Of Hierophany」のインパクトが強かったので、そのことばかりに触れていますが、1曲目に「Asylum Peace」を持ってきて「Stigma」へつなげる叙情的な流れも本当に素晴らしかったですよ。実はバーカウンターの椅子をキープしていたのですが、1曲目の途中で「やっぱりもったいない!」と思って、場所を正面前方へ移動しました。この時、ロックというのは衝動的なものであって、頭でっかっちに考えるものではないんだなぁと気付かされました。

そういえば、メッセージが来ていたようです。吉祥寺のシルバーエレファントに出演しているミュージシャンを上手いという人が多いようですが、私はヨシダタケシはそのトップクラスに位置するドラマーだと思っています。エモーショナルという表現が合っているのかどうかわかりませんが、少なくとも緩急、抑揚、メリハリの利いたプレイを聴かせてくれることだけは間違いありません。あと、ボルダリングをやっているだけあって、腕っぷしは半端じゃないと思います。きっと、どなたかがカメラ機能の優れたスマホで動画を撮影して、SNSにアップしていると思いますので、ご覧になってみてください。33歳の若さとなると前回からの伸び代がいつも大きく、暗黒歌姫の歌と同様、Evraakの中で「ライブごとの違い」を一番見いだせる人物だと思います。いつかまた出会う時はもっと人気者になっているのかな。では、その時まで。ごきげんよう、ばいちゃです。
























































追記  「武尊」について

私のもうひとつの目当ては札幌の「武尊」でした。ベテランバンドらしく、どっしりとしたプレイはもちろん、MCまで抜群の安定感でとにかく素晴らしかったです。ただ、サブスクに上がっている一番新しいアルバムからの曲は「あえて少なめ」にしたらしく、知識不足故に、どうしても感想を書くのが難しい笑  なので、漠然とした印象だけ記しておきますと、甘い声の歌はやはり情感豊かで、とにかくギターリフが印象に残ります。いわゆるブリティッシュハードロックの素晴らしいところを煮詰めたようなような印象は間違っていなかったですね。とにかく、大名曲「フーゾク万歳」はすごい盛り上がりでしたし、アンコールで女性のお客さんから「巨乳!」と「巨乳愛好家」を求められるほどの大人気。CDをようやく買えましたので、聴き込んでから、次回にしっかり感想を書いてみたいと思います。ちなみに、私の大好きな「のろまなローラー」はやってくれましたが「プロミスランド」「Never Give Up」などはプレイせずです。これには、ぎゃふん。






































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