心の伊達市民 第一号
なにか忘れたが、「プラネタリウム」の話題を見た。
それによると「日本科学未来館のプラネタリウムが素晴らしい」となっていた。
私は日本科学未来館には行ったことがあるが、プラネタリウムは見たことがなかった。
ホームページを見ると、9月26日まで「文化庁メディア芸術祭・受賞作品展」を開催中と知った。そこで月曜日で最終日の一番なら混まないだろうと思い、9時頃に家を出た。
日本科学未来館に行くには都バスで「勝どき橋駅」から乗って、「かえつ学園西」で降りる。バスを乗り換えて「日本科学未来館」で降りる。所要時間は約40分である。
到着したら「10時開館」ということで、まだ開館していなかった。
少し待ってから、常設館とでドームシアターの共通券を「940円」で買う。
ここはシニア割引が無い。いつも公園や映画館でシニア割引を受けている私は少しガッカリ。
今日の目的である10時20分からの「ドームシアター」に直行する。
もし満席で見られなかったら、2時間半も待たねばならないからだ。
6階にあるドームシアターの入口で座席券をもらい、下の階に行って他の展示を見ることにした。展示物をざっと見てから、また6階に戻った。
無料映画もあったが、見る時間が無かった。
ドームシアターの中はかなり広い。巨大な半球形の天井がある。
映像は「Birthday」というタイトルで、3Dメガネをかけて宇宙の創造を立体的に見せてくれる。昔の立体映像メガネと違い、メガネの弦に電子機器が埋め込まれている。
メガネを外して見ても、立体的でないだけでそんなに違和感は無い。
しかしメガネをかけて見る映像は、迫力満点である。
アッという間の25分は終ったが、大満足だった。
館内の吹き抜けに巨大なジオ・コスモス(地球儀)が吊り下げられている。
これは宇宙からみた地球である。
ジオ・コスモスに、今回の芸術祭の受賞作であるフランス人の作品が映像で現れた。
抽象的な映像で、意味は良く分からなかった。芸術は凡人にとっては、理解するのが難しい。
肝心の芸術祭参加作品は殆どが撮影禁止なので、ここには登場しない。
受賞作品は「アート部門」、「エンターテイメント部門」、「アニメーション部門」、「マンガ部門」に分かれていて展示されている。数も多く、なかなか全てをジックリと見るのも大変である。
その中でアニメーション部門で入賞していた明石家さんまが監督した「漁港の肉子ちゃん」が可笑しかった。
他の展示も画像や対話式が多く、どうやら見学者の対象が小学生らしかった。
どうも私の行くところは誰もいないか、子供ばかりのところが多い。子供返りかな?
常設館の科学で分かったのは、国産ロケット・エンジンと、日本人がノーベル賞を受賞した「カミオカンデ」であった。
カミオカンデは岐阜県高山市に行った時に、研究所の前を通ったことがある。
飛騨市神岡町にあるから「カミオカンデ」という名前になったようだ。
これで「ニュートリノ」を観測するそうだが、もうここまで来ると私には理解不能である。それでも飽きっぽい私には珍しく、日本科学未来館に3時間も滞在したのである。
(おまけの話)
ランチを食べようと思って館内のレストランに行ったら、メニューはカレーライスしかない。カレーは前夜に家で食べたばかりなので、外で食べることにした。
次の目的地はすぐ近くの「東京国際クルーズ・ターミナル」である。
クルーズ船が巨大化して、レインボーブリッジの下を通過できなくなり、新たに建設されたのが東京国際クルーズ・ターミナル」である。しかしそこまでに行く道中では、全く店も無いので食べ損なった。
道路から東京国際クルーズターミナルに行く歩道は長い。500メートル以上はあるだろう。そもそもここは歩いてターミナルに来る人を想定していない。
現在はクルーズ船も入らないので開店休業で、4階建ての巨大な建物は全館冷房だが誰も人がいない。
4階の送迎デッキに出て東京湾を眺め、3階フロアに戻りゆったりしたソファで休んだ。警備会社の社員が2人でノンビリと見回りをしていたが、私以外に誰もいない。
やることも無いので、バス停に向かった。すると運良くすぐに都バスがやって来た。その時は「ラッキー」と思った。
次の停留所の「お台場駅」でバスは停まったが、その次の「フジテレビ前」を通過してしまった。「あれ?、変だな!」と思ったら、その先の信号を右折した。私は慌てた。
間違ったバスに乗ってしまったのである。
次のバス停で降りようと思ったら、バスはなんと海底トンネルに入ってしまった。
諦めて終点の「大井町駅」まで乗って、そこからJR京浜東北線で東京駅に出た。
時間で50分、電車賃で168円の無駄遣いをした日だった。バカだなー。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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