Homitotto
町民の交差点~人と人がつながる図書室~北欧を旅して豊浦へ
豊浦町地域おこし協力隊として
2021年春から
豊浦町教育委員会
生涯学習課社会教育係に所属する
木村美朝(きむらみさき)さん。
美朝さんが図書室業務に関わるようになってから
図書室が変わった!と
感じるようになり。
ほんわか美朝さんは
どうして豊浦に?
美朝さんってどんな人?
そんな疑問から
美朝さんを直撃!(^▽^)
変化する図書室
美朝さんが図書室勤務になってから
本の見せ方が変わってきているだけではなく・・・
図書室情報が
インスタで発信されたり・・・
コロナのまん延防止措置中などでは
図書室利用が
web予約できるようになったり・・・
珈琲スタンドもある
古本市が開催されたり・・・
最近では
「欲しい!」「あげます!」の
マッチング掲示板などなど。
新しいアイデアが次々と!
わくわくが増えている
豊浦町の図書室に変わってきているのです。
北欧へ旅立つ決意
北海道出身の美朝さん。
大学卒業後は
東京のイベント制作会社に勤務され、
寝る間も惜しんで働いていたそう。
都会らしい仕事、
人にも恵まれ、
楽しいことばかりでしたが
反面、精神的にも体力的にも
厳しいハードワーク。
長く続けるイメージができず
退職を決意。
会社を辞めた今しかできない!と
決めた次の道は海外留学。
行先はずっと憧れていた北欧でした。
「ワークライフバランス」
「社会福祉」
「教育」
気になるワードを調べていくといつも
北欧に行きついてしまう。
その中でも特に気になっていた
デンマークの
「フォルケホイスコーレ」
に行くことに。
フォルケホイスコーレ
フォルケホイスコーレってなんでしょう???
・北欧独自の教育機関で
17歳以上であればだれでも入学できる!
・学びたい教科を好きに選択!
・試験や成績、卒業資格もなし。
本人が「何を学びたいか」が大切。
・全寮制で食事付。仲間と暮らす。
・人との対話から自分を見つめ直す。
・教科はスポーツや宗教、芸術、自己啓発など
多岐にわたる。
フォルケホイスコーレとは | IFAS (アイファス)・フォルケホイスコーレ検索
(ifas-japan.com)
なんと面白い教育機関なのでしょう!!!(*'▽')
美朝さんは
パーマカルチャーについて
学びたかったそうなのですが
コロナの影響で選択できず、
アウトドアを選択。
パーマカルチャーとは – Permaculture Center Japan (pccj.jp)
アメリカ人・南米人・中国人・デンマーク人など
様々な国籍の仲間と共に
学びながら一緒に暮らし、
デンマーク語
デンマークカルチャーに
どっぷり浸かり、
3ヶ月程過ごされたそう。
フォルケホイスコーレで学んだこと
フォルケホイスコーレで過ごした美朝さん。
日本に居る時には持っていなかった価値観を
持てたそう。
◆「時間」「対話」から自分を知る
授業こそあれ、自由時間もたっぷりあり、
仲間と対話をすることで
自分自身を深く考える時間を持てたそう。
「時間があること」が
いかに大切か
気付かされたそうです。
一緒に住む仲間との対話を通して、
デンマーク人の自己肯定感の高さや
民主主義が根付いている
国民性に気付かされます。
そんな仲間たちと過ごすうちに
もっと自由に生きられると感じたり
低かった自己肯定感を上げていけたり、
自身にも大きな変化がありました。
何を選択しても
受け入れてもらえる自由さを
感じたそうです。
◆サステナブル(持続可能)な暮らし
自然に近い暮らし
これも大きな学びだったそうです。
野の花を飾ったり、
畑から採ってきた食材を食べたり。
湖の周りをお散歩したり。
フォルケホイスコーレではごく自然に
サステナブルな生活がなされていたのです。
◆古い物を長く大切に使う
建物のリノベーションしたり
ある物に手を加えたり。
セカンドハンドショップ(リサイクルショップ)で購入したり。
日本よりも
自分でなんでも直し
手を加えて長く使う文化が
染みついている・・・
捨てずに良い物を長く使う。
サステナブルな生活。
素敵です◊◊◊(*´ω`*)♥
Warkaway(ワークアウェイ)で北欧ひとり旅
フォルケホイスコーレで学んだ他は
Warkaway(働く代わりに宿を提供してもらう)で
デンマークの他に
ノルウェー・スウェーデン・フィンランドなどを
ひとり旅。
犬の世話やベビーシッター、家を造ったり、
現地のローカルな暮らしを体験したそう。
1ヶ月のキャンプ生活も。
大人しそうな美朝さんからは
想像もできない
アクティヴさ!!!( ゚Д゚)
スーパーのゴミから
野菜や果物を
レスキューする文化があったり。
フードロスを減らす。
(フードロス:まだ食べられるのに捨てられてしまう食材)
日本はもっと
シビアになった方が良い問題ですよね。
豊浦町の地域おこし協力隊として
北欧から帰国した美朝さん。
田舎で暮らしたい!
四季がはっきりしていて・・・
海の近くに住みたい・・・
そんな思いから
たまたま豊浦町の募集を見つけ
本が好き・本屋も好きだったことから
地域おこし協力隊に。
本屋さんがない豊浦町。
移住された方が
訪れる場所。
それが図書室なのだそうです。
私も7年程前に
豊浦町に引っ越して来た時
本を求めて図書室に行き
知り合いも少ないので
そこでお喋りをさせてもらったりしたものです。
美朝さんは
この豊浦町の図書室を
町づくりの場
人と人を繋ぐ場所
そんなコミュニティスペースになることを
目指しているそうです。
今後の活動
北欧で
「足るを知る:すでにある豊かさ」
サステナブルの根本に気付いた美朝さん。
チャレンジしてみたいことは色々あるそう。
誰もが何か”気付き”を得られるような
お店、イベントスペース、宿や
アースシップ(廃材などを利用して造り、太陽光や風力で電気をまかない雨水を利用したデザイン性がある住宅)
自給自足などなど。
美朝さんの新しい風に
いち豊浦町民として
とっても楽しみであります♪
SDGs17のゴール
目にする、耳にする機会
皆さんもあると思います。
SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省 (mofa.go.jp)
美朝さんのお話を聴いて
私達日本人も
できることから少しずつ
環境のこと
地球のことを意識して
生活していきたいですね。
とようら 図書室 豊浦町中央公民館(@toyoura.library) • Instagram写真と動画
豊浦町地域おこし協力隊 | Facebook
編集部のライターとして月に3度ほど記事を書かせていただくHomitottoです。
私が感じる「面白い!」「楽しい!」を綴らせていただきます。
皆さんの暮らしにちょっぴり楽しみがプラスになればと思っています。
お付き合いよろしくお願いします。
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