あんぽ柿(半生干し柿)ができるまで。ハクビシン対策に成功!渋が抜けて旨みと甘みが大爆発!!
生まれて初めて干し柿に挑戦!ヤツに何個も食べられながら作戦勝ち♪♪
僕が作った無燻蒸のあんぽ柿(半乾燥の水気の多い干し柿)
鮮やかなオレンジ色!あんぽ柿のトロトロの中身
富士山のようなあんぽ柿
僕の干し柿の干し場
光り輝く干し柿
新しく吊るし泡盛「久米島」を吹きかけた干し柿
干し柿の手揉み作業(やさしくまんべんなく干し柿を揉む)
干し柿の影
ハクビシンに食べられてしまった僕の干し柿
ハクビシンに干し柿食べられまくってます(泣)
毎日干し柿が減っていきます、、、
こんなはずじゃなかったよね~
僕が渋柿を干している干し場は戸袋や窓の枠の上にスペースがあって、たぶんヤツはそこから僕の柿を狙うんだと思います、、、
いきなりネットを張るんじゃなくって、しばらく様子を見てヤツの動きを研究することにしました。そして、突き止めました。ある高さから下の柿は食べられていないことに!
ハクビシンは上から狙ってくるので、ヤツが届かない範囲に柿の実を集中させてみたんです。
結果は大成功!!
干し柿(赤線の上がハクビシンが届く範囲)
これでネット無しでも安心して干し柿づくりを楽しめる状態になりました
やったー!!何個も食べられてしまいましたが、僕はハクビシンに作戦勝ちしたのです♪♪
あんぽ柿(水分量が多い干し柿)ができるまで
前回の記事に11月11日の朝9時までは記録しましたので、この記事ではそれ以降の干し柿が"あんぽ柿"になるまでの様子を残していきます。絶対最後まで見てくださいね♪♪
11月12日 朝8時半
毎朝、毎晩、干し場に行くのが楽しみです♪♪
オレンジ色がまぶしいです
朝の日の光に当たる僕の干し柿
11月12日 20時半
11月13日 朝8時
干し柿って、下から眺めることが多いんですけどこの表情いいでしょ~
11月14日 朝7時半
朝4時半に起きて、右側の一列を増量しました
古き良き日本というか、日本の原風景というか、そんなステキな風景写真になってます♪♪
表面が白っぽくなってきました。乾いてきた感じです!!
干してるわけなんで、乾いていくのは干し柿づくりが上手くいっている何よりの証拠です
11月15日 朝9時
なんだか表面がシワシワしてきました。乾いてきてますよ~!!拍手パチパチパチパチ
11月15日 21時
やられたー!
ハクビシンに食べられてしまった僕の干し柿
やられました。ハクビシンだと思います
母親と話していて鳥犯行説も最初あったんですが、軒下のこんな狭いところに鳥が入るかな?と僕は思いました。しかも柿との距離を考えると結構大型の鳥ですよね。たぶん鳥じゃないと感じました
じゃあ、誰?
母親が最近近所の人が「ハクビシンを見た」って言ってたと教えてくれました。そしてそして、何よりもこの干し柿をしている家の屋根裏に数年前ハクビシンがいたことがあるんです。ヤツです、ヤツしかいません(笑)
ハクビシン犯行説に立って、僕はこれからハクビシンとの知恵比べを楽しむのです(^^)
柿を干している軒下
ハクビシン
ネットより引用
11月16日 朝9時半
わかりますか?左上の柿がやられてます
うわーん(泣)
母親はしばらく鳥だって言ってたんですが、「ハクビシン犯行説」に転向したようです
11月17日 朝9時
えーん(泣) 最上列の左から 2番目もやられた・・・
やっぱり戸袋の上から狙ったんだと思います
上の 2個の食べられた柿は戸袋の上からだとハクビシンは届きそうです
参った、、、(涙)
文字通り味を占めて、連続してヤツが食べにきているんだと思います。。。
下の列は順調に乾いてきています
あんぽ柿や干し柿として味わえる日が徐々に近づいています!!
この写真なんか、もうあんぽ柿(半乾燥の干し柿)に近い感じでしょ!!
11月18日 朝9時
ん?
あーん(泣) またまたやられた・・・
左の上から 2番目もやられた・・・
これで 3個も食べられちゃった、、、
うう、どうしよう??
下の方の柿の実は無事でどことなく黒っぽくなってきました。ギュッと凝縮されている感じですよね
11月19日 朝9時半
左から 2列目の戸袋に近い実を下に移動したんですが、最上列真ん中の一番上がまたまたまたまたやられました、、、
ハクビシンの攻勢が続きます
11月19日 21時半
戸袋の上に100均の突っ張り棒を設置しました
もうこれ以上僕の干し柿を食べられたくはありません!!
11月20日 朝7時半
この実がヤツに食べられた最後の実になることを祈ってます
11月21日 朝5時半
ハクビシンなんかに僕は負けない!
そうです!そうなんです!!
ハクビシンが届かない場所に柿の実を集中させたらどうだろうと!
ひもを長くして、戸袋の上にいるハクビシンが絶対に届かないエリアに新しく剥いた柿の実を横一列に並べました
11月21日 朝9時半
最上列は物干し竿に近い実をやられて全滅です
この配置にして正解だと思います。上の写真はハクビシンが上からも下からジャンプしても届かないところに柿を集中して吊るしているを表しています。完璧なハクビシン対策に行き着きました。いろいろ考えてこの陳列になりました!!
戸袋の突っ張り棒くんが効果を発揮してくれますように
干し場を訪れる毎日が続きます
静かに縮み、静かにシワが刻まれていく僕の干し柿
11月21日 18時半
JR八王子駅の改札近くの地産品ショップで山梨県産の百目柿を見かけて衝動買いしました
帰宅してから干し場に向かい、さっそく吊るしました。ハクビシンが食べ切れないぐらいに増量していきます!
量感がすんごい!
ハクビシンさんここは届かないし、食べ切れないだろう~ はっはっは
カビ防止と殺菌消毒のため、新しく吊るした実にアルコール度数43度の泡盛「久米島」を吹きかけます
雨も止んで、これから数日八王子は晴天が続きます。絶好の"吊るし日和"です!!
どうかこの実がハクビシンに食べられませんように
でも、これだけあるんだからハクビシンにも施してあげたいなって気にもなっている自分がいます。いつも生きとし生けるものに慈悲を慈悲をって言っているわりには、このハクビシン対策ってどうなんだろう?って気もしています。お釈迦さまだったら、一生懸命生きているハクビシンに柿を施すのだろうか!?、、、
11月22日 朝8時半
食べられてしまった分を除くと全部で 27個!壮観でしょ~
ハクビシンが届く範囲には柿の実を吊るさないレイアウト
ハクビシン対策のレイアウトが固まりました!
これで僕の勝ちでしょう!!いろいろ考えて、ハクビシンが近づきにくい環境を整え切りました!
ごめんねハクビシン、食料をなくしちゃって(涙)
最上列の右側もやられてます。でも、朝の日の光にあたって、中身は真っオレンジ色!もう甘いのかな!?甘いんだったら既に"あんぽ柿"の完成だよね。吊るし始めて 2週間経ったのでそろそろ一つ食べてみようかな
"あんぽ柿"の語源は天干し柿(あまぼしがき)みたいです。江戸時代に天日で干して乾燥させた柿を天干し柿と呼んでいて、それがいつの間にか変化して"あんぽ柿"という名前になったそうです
あんぽ柿の産地・福島県伊達市五十沢地区などでは通常、硫黄燻蒸をしたものを "あんぽ柿"と呼ぶようです。でも僕は素人なんで硫黄で燻してから干し上げるとか難しいので、そのまま天日で干し続けて無燻蒸でのあんぽ柿づくりに成功しちゃったのかもしれません!!
太陽の日差しを存分に浴びています
水分が抜けて、甘味が濃縮されてる感じです!!メッチャうれしいです!!
干し柿の手揉み作業をしました。やさしくまんべんなく干し柿を揉む簡単な作業です。揉み心地が最高です。質感があって、やわらかくって、手のひらサイズで。この手揉みはクセになりそう!甘くなれ、甘くなれ!美味しくなれ、美味しくなれ!って願いながらモミモミしました
11月22日 21時
赤線を引いて大丈夫だと思っていた柿がまたやられました
この位置だと窓の上からじゃなくって、物干し竿の上から襲ってきたのかもしれません
縦にガブっとやられてしまっています。ハクビシンじゃなくって、鳥犯行説とか、ねずみ犯行説なども疑っているんですが、とにかく僕の干し柿が食べられ続けているのは事実なので、上の方にある柿はぜんぶ下に移しました
そして、もう中が甘そうなので、思い切って一つ柿縄から外して食べてみることにしました。中身がトロトロの"あんぽ柿"です!!
脚立に乗って縄から外そうとしたらミスって下に落としてしまいました。でもビックリ!1m以上落下したのに、ぶにょぶにょでやわらかいから皮は割けず何事もなかったかのように無事でした(^^)
柿縄から外した"あんぽ柿"
干し柿になりきっていなくって、生柿に近い外観です
干し柿とはまだ呼べない感じ。でも持ってみるとわかるんですが、皮がだいぶやわらかくなっていてもう生柿とも呼べません。そうです、この状態こそが "あんぽ柿"なのです!!
甲州百目柿は富士柿とも呼ばれています。皆さん、理由はわかりますよね(笑)
どう見ても形が富士山でしょ~
家に持ち帰って、そのまますぐに食べてみます!!
僕が作ったあんぽ柿
このぐでんぐでんな感じが可愛らしいでしょw
触るとぐにゃぐにゃ、置くとぐでんぐでん。わっはっは、楽しいです♪♪
半乾燥の水気の多い干し柿。"あんぽ柿"を長ったらしく言うとこんな感じかな!?w
果皮はしっとりしています
外で干していたので、念のため皮を水で洗います
中身をブログで紹介するため包丁で切ってみます
やっぱかなりぶにょぶにょで、包丁だと切りにく~い。"あんぽ柿"は柔らかいので手でカンタンに裂いて食べることができそうです、そのまま食べた方が良いかもしれません(^^)
さあ、キレイに撮ってあげるよ!僕のあんぽ柿ちゃ~ん
光り輝く"あんぽ柿"
蛍光灯の下で僕のあんぽ柿ちゃん、光り輝きました!!
僕の"あんぽ柿"、生きとし生けるものが持つ生命の輝きを放っています!ホント奇跡的な色合いです!!
果肉は見るからトロっとしています
ヨダレしかでません 笑
手に持ちました!
口に近づけます!!
それじゃあ食べるよ~!
甘いのかぁ!?渋いのかぁ!?
甘かった~☆
中身がもうトロットロ、特に皮の近くが甘い甘い!!
渋みが抜けて濃縮された旨みと甘みが大爆発!!
こんな甘い柿は生まれて初めてです!!
作って良かったー!
ほんと良かった!良かった!良かった!!
ジュルジュルでものすご〜〜〜く甘〜〜い!
柔らかくなった皮を噛む感触が最高!
トロトロ部分だけじゃなくって、この噛むと甘さが溢れてくる果皮の感覚が素晴らしい
メチャクチャ上品で甘い羊かんのような皮です
どんな果物よりも甘い!
こんなにおいしい食べ物他に絶対ないですよ
甘柿の何倍も何倍も甘いし!
ビックリビックリ!!
バンザイバンザイ!!
56年生きてきて、こんなに甘い果物を初めて食べました
ブログに記録してきて良かった良かった!!
やりました!やりました!!
僕は渋柿を超超甘い柿に変身させることができました
そしてそれをブログで皆さんに伝えることができました!!
ブロガー冥利に尽きます!!
(参考)枯露柿/ころ柿=干し柿の作り方
あんぽ柿は 3~4週間程度って書いてありますけど、僕は11/8に吊るし始めて、11/22に食べたので 2週間でできあがりました。東京都八王子市はあんぽ柿づくりに適しているのかもしれません。今後がすっごく楽しみです!
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