山崎貴「ゴジラ-1.0」神木隆之介/浜辺美波/山田裕貴/青木崇高/吉岡秀隆/安藤サクラ/佐々木蔵之介 : 昔の映画を見ています
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山崎貴「ゴジラ-1.0」神木隆之介/浜辺美波/山田裕貴/青木崇高/吉岡秀隆/安藤サクラ/佐々木蔵之介

VFX迫力満点。ドラマパートは、モノ足りず。
 ただゴジラ物でもの足りたドラマパートがあったかというと、日米版ともに、ないだろう。まあ、刺し身のツマ程度。せいせい1作目程度か。にしては、マシな方、秀逸な方だろう。
 敗戦前後といえば、80年前。リアル体験世代で映画館に行くのは、ほとんどいまい。いわば誰にとっても、ファンタジーだから、過去なのにSF扱い。結構頭のいい時代設定かと。
 その時代背景にピッタリあったドラマ設定だと思う。たしかに一般映画としては物足りないが、これはこれでナイス。

「ゴジラ-1.0」(ネットより)
【ストーリー】ゴジラ生誕70周年記念作品。 戦後、無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に叩き落す。 史上最も絶望的な状況での襲来に誰が?そしてどうやって?日本は立ち向かうのかー。
【公開日】2023年11月3日
【配給】東宝
【監督】山崎貴
【出演】神木隆之介/浜辺美波/山田裕貴/青木崇高/吉岡秀隆/安藤サクラ/佐々木蔵之介ほか

 驚くべきことには、伊福部昭の劇伴が(まさに劇伴という言葉がふさわしい)まさに絶妙なタイミングで流され、現代の観客にも新鮮な驚きと衝撃を持って迎え入れられる点だ。
 なんと70年前に位置映画の劇伴として作曲されたものが、本人にも知らぬ間に、現代でも新鮮な衝撃を持って、ズシンズシンと劇場に響き渡る。
 劇伴作者の冥利に尽きよう。そして思わぬことに連綿と続くシリーズ物になったので、この70年、一貫して現役なのだ。繰り返すが、驚くべきことだ。

 「ゴジラ-1.0」は庵野秀明「シンゴジラ」のあえて逆を言って、成功したものだろう。
  「シンゴジ」は日米政府官僚でまくりの政治ドラマであった。いっぽう本作は政府まったくの不在。オール民間人。しかしその実態は旧帝国海軍生き残りばかり。あえて言えば、戦後復興を支えた精鋭ばかりなのだ。「三丁目の夕日」を下支えした人々。監督の好みがもろに出ている。

 「シンゴジ」の日本政府はアメリカ政府の下っ端扱い。ついには東京に原爆を落とすという。いっぽう本作はアメリカ政府は描写の外。

『庵野秀明は正直負けると思う』ゴジラ-1.0がシン・ゴジラを超える名作になる理由がコレです【岡田斗司夫 切り抜き サイコパス ゴジラマイナスワン 映画 山崎貴 監督 考察 】



どっちが興収で勝ち負けというのは微妙だと思うが、正月映画として再宣伝すれば、あり得ると思う。

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by mukashinoeiga | 2023-11-20 19:03 | 新・今そこにある映画2 | Comments(0)

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