菅原文太もまた死す
高倉健に続いて。
東映で一時代を築いた健さんに続いて、その次の時代をになった文太までもが。
東映関係者、映画ファンにとっては、盆と暮れがいっぺんに来たようなものか。
ぼくには健さんほど、思い入れがない。
代表作「仁義なき戦い」シリーズは、実は主演作は、少ない。集団ドラマの、代表者の一人といった趣き。もちろん映画は、傑作であった。
「トラック野郎」シリーズも、数本しか見ていない。
文太の、いわゆるパブリック・イメージ、短髪、浅黒い精悍な顔をてらてら光らせて、額に青筋立てて、男を殺(ヤ)ったり、女をヤったり、そういうのが、あまり好きではないせいだろうか。
若いころの、新東宝、松竹などでの、<雑味ある二枚目>も、イマイチで。
俳優を離れてからは、世に左翼崩れと言う言葉があるが、このひとは左翼上がり、というべきか。
個人的には、健さんの陰に隠れて、片山明彦の死が気にかかる。役者を辞めてだいぶたつし、もう忘れられた人なので、世間の話題にもならないのは、仕方がないが。
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by mukashinoeiga | 2014-12-02 08:22 | うわごと | Comments(0)