児玉進「おいろけコミック 不思議な仲間」
三原橋にて。「俳優・夏木陽介 風の中を走る!」特集。70年、東宝。
少し前に見た児玉進「奇妙な仲間 お色気道中」が、面白かったので、その第一作を、見る。
う~ん、「奇妙な仲間」のほうが、はるかに面白い。とにかくめちゃくちゃ、愛らしい大原麗子をフィーチャーした良さ。
一方こちらは、林与一の七人の婚約者(!)を、夏木陽介がみんないただいちゃうというもの。いくら、何でも、89分の映画で、七人は多すぎる。団令子、松岡きっこ、中山麻里、氾文雀、桑原幸子、ほか。別に、夏純子、夏木の妹で、かわいいジュディ・オング。
たまたま、ぼくが見た日は、夏木陽介のトーク・ショーがあったが、「いろいろな女優さんとラブシーンありましたねえ」という、聞き手のフリに、「誰?大原麗子?」と、夏木。やっぱり、際立つ大原麗子は、夏木も覚えていたんだなあ。別作品だけど。
しかし、「奇妙な仲間」よりは落ちるけど、客席は、かなりの爆笑度。脚本・鎌田敏夫、潤色・井出俊郎という、不思議なクレジットだが、なかなか面白い。
夏木陽介の、さりげない演技のお笑いセンスも、かなり、高い。こういう人を、もっとコメディーで使うことができないのが、当時の映画界の難点で。
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40位前後かな、たぶん。
by mukashinoeiga | 2010-10-18 22:52 | 旧作日本映画感想文 | Comments(0)