写真でイスラーム  

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2024年 11月 07日

ANAの機内安全ビデオ(修正版)

1.忘れられない機内安全ビデオ   

◆前投稿がリンクに失敗していたので修正しました! 

 久しぶりにANAに乗った。ANAということで、実は楽しみにしていたことがある。もう5年も前,コロナ流行直前の旅行で、これはすごいと思った機内安全ビデオだ。
 飛行機に搭乗して最初にCAさんが実演、またはビデオで酸素吸入器の当て方や救命具のつけ方、緊急時の着陸の姿勢などを教えてくださるアレである。
飛行機に乗るたびに見ているので、大事だよねと思いつつ、だんだんおざなりに見ていた機内安全ビデオ。

 それが、この時ばかりは姿勢を正して食い入るように見てしまった。
傑作じゃないですか。日本人にはすごくわかる。外国の方は驚く?面白がる?
みなさん、見ましたか?
ANAの機内安全ビデオ(修正版)_c0067690_07075526.jpg
いずれにしてもインパクト大で、2024年の今でも覚えているのだからすごい。
ANAの機内安全ビデオ(修正版)_c0067690_07075303.jpg
避難誘導(歌舞伎版)

コロナ禍を経て、ようやく観光でも気楽に海外に行かれるようになったので、またあの機内安全ビデオを見られるかもとちょっとウキウキした。


ANAの機内安全ビデオ(修正版)_c0067690_21410292.jpg
避難誘導(現在放映中 アニメ版)

 そして、乗ってみたらなんと普通の安全ビデオになっていて、残念!となってしまった(もちろん極めて丁寧に作られた安全ビデオでありがたいとおもってる)。

 一応調べてみたら、なんと2021年11月、コロナ禍の最中に放映は終了していた。

なんとまあ、残念!もう二度と見られないのか?もったいない。コロナがなければもっと大勢の世界中の人が驚き、喜びつつ見ただろうに!


 

2.ANAの機内安全ビデオ 『歌舞伎』  
「歌舞伎」は、松竹の全面協力のもと、歌舞伎俳優の尾上松也氏が監修し、2018年12月から2021年11月まで3年間放映されたということになる。
だから、コロナ禍が始まる前、2019年にANAの国際便に搭乗した人は見ているはずだが、その後、旅行する人が激減してしまった。


         ↑  ↑

消えてしまった傑作。
六方の動き・黒子の活躍・キセル禁煙・風呂敷包みの手荷物
・緊急避難に高下駄(ハイヒール)は禁止。幕引き。
枚挙にいとまがないほど、歌舞伎の味を生かしたこのビデオ。本当によくできている。

 柔軟な発想をした発案者とそれにゴーサインを出したANAを賞賛したい。
 日本ならではのオリジナリティーが素敵じゃないですか。

 またいつか歌舞伎版第2弾とか相撲バージョンとか、
    スラムダンクバージョンとか画期的なビデオづくりをしてくれないかなあと思う。


                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2024-11-07 18:36 | 日本 | Comments(0)
2024年 11月 02日

高原をオレンジに染め

1. 牛たちに夕陽が   
灰色雲を抜けた太陽が下ってきて高原を変えていく。くらい鬱とした雰囲気だったのが、あっという間に牛たちのパーティのように明るく弾んだ空気感になる。
高原をオレンジに染め_c0067690_16022967.jpg

 

2. 色を増す山々   

高原をオレンジに染め_c0067690_16023729.jpg
高原をオレンジに染め_c0067690_16252411.jpg
樹々も山もオレンジ色に染まっていく。

高原をオレンジに染め_c0067690_16030885.jpg
右上には目指す王ヶ頭の頂上。
そこを目指す間、山はずっとオレンジ色のベールに包まれていた。

                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2024-11-02 23:15 | 日本 | Comments(0)
2024年 11月 01日

高原に草をはむ牛たち

牧場沿いに歩いて    





高原に草をはむ牛たち_c0067690_16094858.jpg
空と丘が広い高原の牧場
高原に草をはむ牛たち_c0067690_16110441.jpg
ひたすら草をはむ。
だからどんな写真も、ほとんど下向きで表情が見えない。

高原に草をはむ牛たち_c0067690_16105547.jpg
ここは塩くれ場
ケースの中には岩塩があり、牛は塩が必要になるとなめにやってくる。

高原に草をはむ牛たち_c0067690_16112577.jpg
雲の向こうに太陽はまだ高めに存在するのだが、あたりはどんどん暗くなる。


どんよりして牧場は灰色の世界。 早く宿にたどりつかないとまずいかなと考え始める。
高原に草をはむ牛たち_c0067690_16010991.jpg
そこへ僅かに光が見えてきた。






                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2024-11-01 23:21 | 日本 | Comments(0)
2024年 10月 30日

メトロポリタン美術館に収蔵、本田作品

1.メトロポリタン美術館    

Metropolitan Museum of Artは、メット(Met)という愛称で呼びならわされている。

ニューヨークの言わずと知れたアメリカ大陸最大の美術館で、世界各国の美術作品を幅広く収蔵・展示する。
そのMETに、本田孝一氏のアラビア書道作品が収蔵された。


収蔵されたばかりでHPに正式な画像はまだ掲載されていないが、作品と作者については的確な表現がなされている。


  
2.光の章 Surah Al-Nur
メトロポリタン美術館に収蔵、本田作品_c0067690_03130052.jpg
 (撮影:K.Yamaoka)

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題名: Surah Al-Nur (24), Verse 41
    スーラ・アル・ヌール (24)、第 41 節
作家:  Fuad Kouichi Honda (Japanese, born Tokyo, 1946)
     本田孝一(日本人、1946年東京生まれ)
制作年: 2023年
媒体: アクリル絵の具、紙にインクマーカー、コラージュ
寸法: 高さ252 cm×幅 117.5 cm
                                                                                                                                                                                                           

イスラム書道の日本人マスターによるこの異文化作品は、コーランの光の章(スーラ・アル・ヌール)を題材にしています。
この言葉は、スルス文字のムサンナまたはミラーイメージ、つまり鏡像で書かれており、壮大なスケールの大胆な構成となっています。
このアーティストはオスマントルコの学派の書道のマスターです。
彼はトルコのスルス書体の伝統的な書体をマスターしている。
このことは、正確なスルス書体と構成の対称性(左右対称のコンポジション)にはっきり表れています。
この作品で本田は、色を使った境界線は絵の具とエアブラシにより表現し、
コラージュのような独特の混合メディア技法を使用しています。
                     以上、MetのHPより訳
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◎このMetの学芸員による短い解説の中に、3つの要素があらわされている。

◆壮大なスケール
◆大胆なコンポジション
◆正確な伝統的書体

 本田作品を語るにこれほど的確な表現はないだろう。

 Metすごい!


 かっては本田氏も、周りをテズヒーブで囲うような典型的な書道装飾を試みたことがあった。
しかしながら、これは自分を表せているとは思えなかったという。
そして自分だけの表現がどこかにあるのかと追及していた。

 その後書く言葉の意味を自分の中で深化させ、大自然の中に身を置いたサウジアラビアでの体験などからのイメージを合わせて、
今のスタイル、まさしく壮大なスケールと大胆なコンポジションに至ったのだ。
それとともに、正式な伝統文字を大切にしてチェレビーさんというトルコの師からおしえをうけ、イジャーザ(書道の免許皆伝)を受けた。

 こうして、本田作品は書の世界で例を見ない壮大な作品となり、新たな書のスタイルとして世界の中で認められていった。
そして、そのうちの一作がとうとうMetに収蔵されることになったのである。
                        
  


                                       
                                                    
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# by miriyun | 2024-10-30 23:25 | Comments(0)
2024年 10月 27日

高原の朝

高原の朝は色を楽しむ  

旅先では早起きだ。

夜明け前に外に出る、なぜならその日だけの一期一会の色に出会えるから・・・
日の出だけが目的ではない。
日の出前後の色の変化が素晴らしいから。
高原の朝_c0067690_08430192.jpg
南を望めば山々の向こうに富士山を望む。
高原の朝_c0067690_08433971.jpg
誰でも見逃せない高原の朝。



高原の朝_c0067690_08300810.jpg
すでに朝焼け色に色づいている。 

                                                                                                                                                                                                           
                                       
                                                    
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# by miriyun | 2024-10-27 00:51 | Comments(0)