鎌倉のお土産といえば鳩サブレー
私もこの素朴で可愛い形のサブレが大好きです😊
お菓子の鳩は鎌倉の鶴岡八幡宮の鳩を型取ったそうです。
この鳩サブレーを見て、数年前の事を思い出しました。
それは鎌倉の海の「命名権」を豊島屋の社長が辞退されたという市民にとって誇らしい出来事です。
(豊島屋は鳩サブレーの会社名)
簡単に説明すると、鎌倉市が長年同市に貢献してくれた豊島屋さんに鎌倉の3つの海岸「材木座」「由比ヶ浜」「腰越」の名前を「どうぞ好きな愛称名をつけて下さい」と久保田社長に伝えた所、社長は「いいえ、皆さんが長年親しんだ名前を変えたくないので、鎌倉の海の名前はそのままで」とネーミングライツ(命名権)を持つ社長はその権利を使わず海の名前は現存のままにしたという話です。
鎌倉を代表する海岸の愛称名を好きに付けられるなど、普通の人には与えられない超特権だと思います。
これが商魂逞しい社長なら、今頃この3つの海には「鳩海岸」とか「豊島海岸」とか「久保田海岸」とかの愛称名を掲げる看板が立っていたかもしれないのです。
ここ数年は開催されていませんが、由比ヶ浜海岸から材木座海岸は夏になれば水中花火が華やかに打ち上げられる日本でも有名な海岸です。
このとても名誉な「命名権」を使わず「皆さんの親しみを持った長年の名前を変えたくない」と言ってくれた久保田社長に鎌倉市民は拍手喝采したのでした。
元々鎌倉市民は郷土愛がある方が多いので、この事に歓声の声が上がったのは言うまでもありません。
それと同時に鳩サブレーの豊島屋さんに対する「企業イメージ」はより一層向上しました。
私はこれこそ、本当の商売人だと感心しました。
それは、名前の変わらない海を見るたびにこの話を思い出し、こうして皆さんにこの話をする事によって商魂より度量の広さを見せた「鳩サブレーの豊島屋」の話が受け継がれていくのですから😊
当時テレビでもこの話は取り上げられていましたので、これは億単位の広告費を払うよりも効果があったのでは❓と街中でウワサされました。
もちろん好意的な意味を持って。
どこかの私利私欲にまみれた政治家にも少しでも愛国心があれば良いのですが、、、
最後までお読み頂きありがとうございました。
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