〜全滅したかに思われた〜
2023年3月改正により東急・相鉄新横浜線の開業と東横線と相鉄線が相互直通運転が開始され、それまで平日深夜帯に存在した5本の急行菊名行きは相鉄線直通に変更されるか武蔵小杉行きにされた。こうして平日深夜帯から消え、急行菊名行きは全滅したかに思われたのだが、なんと土休日朝に1本だけ新しく設定されてかろうじて消滅を免れた。
703-071レは唯一の急行菊名行きである。折り返しの菊名始発の各停共々、朝時間帯のイレギュラー列車として運転される。なぜ菊名行き、それも急行として運転されるかであるが、03Sをすぐに和光市に返すことが出来ず仕方なく東横線内で時間調整をした結果といえよう。
というのも前運用の703-062レは、自由が丘で062-062レ-特急小手指行きを待ち合わせ、祐天寺で055-062レ-急行志木行きに抜かれる。これらは副都心線内は各駅停車でさらに703-062レまで直通させてしまうと完全に供給過剰なため、703-062レは渋谷止とされた。
ところが渋谷止にされたところで、各停として中華街まで折り返そうにも和光市始発の008-071レ-各停元町・中華街行きが存在するため邪魔者になり、急行として中華街まで走らせようにもこのままでは折り返しがFライナーにまで繋がる急行小手指行きになってしまい厄介者だった。そこで、とりあえず菊名まで走らせて時間調整をして頃合いを見計らって和光市行きとして車両を返すことにした。武蔵小杉止では一度元住吉に入庫する必要があり、短時間で再出庫するには適さなかったのだと考えられる。
菊名では一度引き上げて引上線で時間調整することから、各停にしてしまうと引き上げ時間がキツくなり急行として走ることになったのは御愛嬌である。
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