「将軍 Shogun」パート2 (ネタバレあり)
前回に引き続きドラマ「将軍」についてです。
しつこくてすみません。
このドラマ、いろいろ考えていたらもっと書きたいことがたくさん出てきたのでパート2でも。
でもこちらは最終話のネタバレまで含まれておりますので、見ていない方は読まない方がよいです。
*****ネタバレあり******
- アナ・サワイさん演じる鞠子の通訳が完璧すぎてしびれる。本当こんな完璧に通訳できるとストレスフリーですよね。でもあまりに完璧すぎて、あんた絶対英語圏に住んでただろ!って突っ込みたくなる~(笑)
- 浅野忠信さんが演じた藪重の存在感がすばらしかった。日和見主義でふらふらしているけど憎めない。本当面白いキャラクターでしたね。正直自分で考えて自分で動いていた人物って彼ひとりじゃない?
- もちろん真田広之さん演じる虎永もすばらしかった。最後絶対関ヶ原の戦をハリウッドバジェットでスペクタクルを見せてくれるだろう~!!と期待している視聴者をまんまと欺き、でもすばらしいエンディングになったのはまさに虎永と藪重の最後の掛け合い。ここで虎永は初めて本心を明かします。すぐ死人となる藪重だけに。それまでは日本人の本当の心は八重垣に隠し決して人様が見えるところには出さないと言っていたのに。やっぱり誰かに話したかったのね、虎永も。
- 最終話、なぜかブラックソーンが英国でおじいさんになった際のシーンが挿入されていて、Limited Season(1Seasonのみの契約)だと読んだのにおや、と思ったのですが、やはりShogun 2の話が出ているようです。おそらく最終話はいくつかバージョンがあって、公開後成功しているのを見てその後のシーズンに含みを持たせたエンディングにしたんだろうな、と想像します。Shogun 2は小説の方にはないようだけど、その後の虎永がどうやって江戸を中心として統治していったのかが描かれるんじゃないかな。関ケ原の戦を最初のエピソードにして。っていうかそうだったらいいな。
- もしSogun 2があるのならばおそらくどんどんフィクションによっていきそう。より面白いドラマにするために。
このドラマがアメリカではかなりヒットしたというのは本当にうれしいです。
またこういうある国や文化の特有さにリスペクトをもって丁寧に描かれる面白いドラマ、もっと増えたらいいな、と思います。特によく知らない中東とかロシアとかの。