【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
赤と茶色 (釧網本線)
2017.02.23 JR釧網本線 塘路ー茅沼
道東の冬を彩る観光列車として人気の 「SL冬の湿原号」ですが
今年はC11の不調により、 DE10 による代走となりました。
小雪がちらつく中、林の中から現れた列車は
赤い機関車と茶色の客車の取り合わせ。
SL全廃後の昭和50年代を彷彿させる姿で現れました。
客車列車がまだまだ健在だった頃
甲高い汽笛の音と共に、旧型客車に揺られて旅をした
遠い記憶が蘇ります。
移ろう花色 (紀勢本線)
2017.02.14 JR紀勢本線 冷水浦駅
桜の花は咲いていても、季節は春浅い2月の半ば
太陽が沈むと辺りは急に冷え込んできました。
ホームの蛍光灯に照らされた花達は、
それまでのピンク色から清楚な白色へと変化します。
彼女達が散ってしまう頃には
ソメイヨシノが咲き始めることでしょう。
小さな駅の「桜の季節」は、始まったばかりです。
一足早く (紀勢本線)
2017.02.15 JR紀勢本線 冷水浦駅
春なお遠い如月の2月ですが
駅裏にある早咲き桜の樹が、満開に近い花をつけていました。
花にはメジロなどの小鳥が蜜を求めて集まっていて
温暖な紀州路は、一足早い春の装いです。
蝋梅 (八高線)
2017.02.11 JR八高線 明覚-越生
2月に入ると、厳しい寒さの中にも
春の気配が感じられるようになります。
蝋梅の花もそのひとつ
黄色いつぼみも、少しだけ綻んでいました。
花言葉は「慈愛」
慈しみの季節まで、もう少しの辛抱です。
雪明りの里 (飯山線)
2017.01.28 JR飯山線 蓮-替佐
雪明りの残る小さな集落に街灯が燈る頃
臨時列車が音もなくやってきました。
乗客が家路に着くころには
この里も夜の帳に包まれます。
窓から漏れる車内の明かりが、
楽しかった今日の思い出を語っているようです。
雪目になるかな (飯山線)
2017.01.28 JR飯山線 平滝駅
平滝駅のある栄村は日本でも有数の豪雪地帯
今年は少雪とは言え、ホームには堆く雪が積み上げられています。
今日は雪害の必要がなさそうな良いお天気。
その雪の眩しさから逃れるように
速度を落とした列車がスノーシェードの中へ入ってきました。
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