存在感の高さと余裕のある走り、そして優れた機能を備え、バイク乗りたちが憧れる大型バイク。大型バイクになると小型や中型に比べて選べるカテゴリーや車種が一気に増え、愛車選びで迷うことも多い。そこでプロたちが、大型バイク初心者に向けてその魅力や選び方、最新のおすすめモデルを紹介します!
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「価格も含めてマジでお買い得」かつてない日本専用戦略SUV“スズキ 新型フロンクス”のデキがよすぎる!自動車ジャーナリストが徹底解説『小沢コージの遊べるクルマ』
教えてくれたのはこの3人!大型バイクの魅力とは?
「ゆとりのある力強い走り!」
バイクジャーナリスト 青木タカオさん
専門誌の編集部員を経て、二輪ジャーナリストへ転身。大型バイクは走りにゆとりがあり、高速ライドも快適です!
「ロングライドも快適に!」
nomadica代表 エッセイスト 小林夕里子さん
バイク×アウトドアのブランド「nomadica」をプロデュース。ロングライドが楽になり、旅に最適なのが大型バイク!
「ワンランク上の存在感」
乗り物ライター 安室淳一さん
年間100台超の乗り物に試乗する乗り物ライター。大型バイクはワンランク上の快適な走りと所有感を満たしてくれます。
バイクのプロが指南!初の大型バイクでいま選ぶべきはこれ
安室 そろそろ暑さも落ち着いて、バイクで走るには最高に気持ちのいいい時季がやってきますね。昨今、二輪業界では中型モデルが元気ですが、大型バイクも魅力的なモデルが国内外のメーカーから続々と登場しています。ライダーの中にはステップアップなどを考えている人もいるかと思います。今回、みなさんには、そんな人たちに大型バイクの魅力やおすすめのモデルを挙げていただきたいのですが、いかがでしょうか。
青木 確かに大型バイクはライダーにとっての憧れだと思います。見た目の豪華さや所有感などもありますけれど、余裕のある走りができて、スピードレンジも上がる、それによって航続距離もグンと延びて、自分の世界が広がっていく。そういう魅力もあるんですよね。
小林 私もそう思います。排気量が大きくなって走りに余裕ができると、遠くへ行く際にも楽になりますしね。個人的にバイク=旅の道具だと考えているので、たっぷりの荷物を積んで、遠くへ楽に行くことができるのは大きな魅力だと思います。
青木 では、これから大型バイクの購入を検討している大型バイク初心者におすすめしたいモデルをそれぞれ挙げていきましょうか。
安室 まずは私から挙げさせてもらいますね。私がおすすめしたいモデルはスズキのGSX-8Rです。理由としては大型バイクながらも気負わず、幅広いシチュエーションで快適な走りを楽しめるというところからです。バランスのいいコンパクトなボディに、コントロール性に優れたパラレルツインエンジンを備え、大型バイク初心者でも実に扱いやすい。尖ったマシンもいいのですが、まずは大型バイクの魅力をたくさん味わってほしいなと思ったので。それとメカっぽい雰囲気や唯一無二のデザインもいいんですよね。
青木 そうきましたか。確かにパラレルツインエンジンはいいですよね。それとスーパースポーツ方向ではない、フルカウルモデルという他との差別化もできているし。手に入れたら長く乗りたくなるバイクですね。
小林 見た目に軽快感があって、高速道路やワインディングなどもスムーズにこなしてくれそうですね。GSX-8Rの個性的なフロントマスク、個人的に好きですね。
青木 次は私のおすすめを発表します! 最近、昭和世代のライダーたちが熱い視線を送っているヤマハのXSR900 GPがいいかと思います。レーサーレプリカデザインの外装は、リターンライダーには懐かしく、若いライダーには新鮮に映ると思います。それに、このトリプルエンジンは出来がよく初心者でも扱いやすい。見た目にも本物感を味わえるし、乗り込んでいけば自身の上達にも繋がる。パッと見はアグレッシブですけど、中身は割と優しいので安心して乗ってほしいですね。
安室 乗っても、飾っても楽しむことができるお得感のあるバイクですよね。でも乗る際の格好をちょっと考えちゃいますけどね(笑)。
小林 XSR900 GPは、とにかくスタイリングがいいのと、マフラーの出口を下向きにしていい音を出すことを考えられているのがスゴイ! でも私の身長では足が付かないのは見てすぐに分かりました……。
小林 続いては私の番ですね。スポーティなモデルもいいとは思うのですが、私はどうしても自分の体格を基準に足つき性や取り回しを考えてしまうので、最近乗った大型バイクの中で最も私にフィットしたBMWのR1250Rがおすすめです。シート高を選ぶことができるし、エンジンが素直で低重心なので走りも安定感がある、本当に乗りやすいんですよね。バイク旅がすきなので、キャンプギアを積んで泊まりがけのロングツーリングなどにもおすすめで、快適かなと思いました。
青木 走りに安定感があり、ハンドリングも素直なのでライディングテクニックを学ぶには最適。大型バイク初心者も割とすんなり乗りこなすことができ、高速クルージングは最高かなと思います。
安室 一見落ち着いた雰囲気もヘッドライトとマフラーが印象的で目を引きます。また走りはコンフォータブルからアグレッシブまで乗り手の気分にしっかりと応えてくれる懐の深さが魅力的ですね。今回紹介した大型バイク3台は、どれを手に入れてもバイクライフを快適かつ楽しいものにしてくれると思います。
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この記事を書いた人
ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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