デジタルに関して、作品撮りにはもっぱらSIGMAのDPシリーズを使っている。
勿論魅力はその解像度。
そして全く新しいコンセプトで発売されたdp2 Quattro。省電力、処理速度の向上と解像度UPを目指した1:1:4のセンサー構造。
BGR(←上からの並び順)のBのみ約1900万画素。ここで輝度情報を得る。GとRはBの4つ分で一つのセンサー(だからQuattro)。GとRは約500万画素。
Merrillの三層トータル実質4600万画素から2900万画素へ。画素数を減らす事で省電力化と処理速度の向上、画素の大きさを稼いで、高感度特性の改善を目指している。
色情報は500万画素になる訳だが、1層目のBの輝度情報1900万画素分を利用して、下層へ情報を展開、情報を補完しているらしい。
確かに、通常のスナップ等では、Merrillと同等か場合によってはちょっと良いかも・・・という画質が得られている。
画面の「ヌケ」も良くなった気がする。
唯、問題が無い訳では無い。
その例が空の雲の描写と、水面の反射の描写。
いかにも低画素の画像の様になってしまう。
Merrillとは大きな差がある。
僕は技術屋では無いので、いい加減な推測だが、通常の街中や景色の場合は、被写体(景色)は結構ごちゃごちゃしていて、輝度情報も細かく変化している。そういう部分では1層目で得た情報で、GとRの色情報を補完して表示出来るが、雲や水面等、輝度情報が滑らかに変化する・・・変化の度合いが少ない(ごちゃごちゃしていない)場合は、1900万画素分の輝度情報として展開出来ないのではないか・・・。
そんな気がしている。
FOVEONでしか再現し得ない雲の写真を撮って来た僕としては、とても残念な事だ。
Merrillの場合、SPPで追い込んで行くと、肉眼では捉えられていなかったディテール迄出て来る。
(但しやり過ぎるとラインノイズが出る)
しかし、Quattroではコントラストやシャープネス、Fill Lightを駆使してもMerrillの雲には遠く及ばない。
dp2Quattro
DP1 Merrill
DP2 Merrillは持っていないので、画角が違って申し訳ないが、広角なのにDP1 Merrillの雲の方が遥かに解像している。
両方共SPPでFill Lightも含め調整している(SPPの設定は同一)。
部分拡大(SPP1/2倍保存の100%等倍の部分)だとこんなに・・・
DP2 Quattro
DP1 Merrill
これがファームウェアのバージョンアップや、SPPのバージョンアップで直れば良いのだが・・・。
断っておくが、雲と水面以外はかなり良好な絵である事を記しておく。
僕の場合はFOVEONを駆使して雲を撮っているから気になるのだ。
DP1sでもこの程度は出るのに・・・。
勿論魅力はその解像度。
そして全く新しいコンセプトで発売されたdp2 Quattro。省電力、処理速度の向上と解像度UPを目指した1:1:4のセンサー構造。
BGR(←上からの並び順)のBのみ約1900万画素。ここで輝度情報を得る。GとRはBの4つ分で一つのセンサー(だからQuattro)。GとRは約500万画素。
Merrillの三層トータル実質4600万画素から2900万画素へ。画素数を減らす事で省電力化と処理速度の向上、画素の大きさを稼いで、高感度特性の改善を目指している。
色情報は500万画素になる訳だが、1層目のBの輝度情報1900万画素分を利用して、下層へ情報を展開、情報を補完しているらしい。
確かに、通常のスナップ等では、Merrillと同等か場合によってはちょっと良いかも・・・という画質が得られている。
画面の「ヌケ」も良くなった気がする。
唯、問題が無い訳では無い。
その例が空の雲の描写と、水面の反射の描写。
いかにも低画素の画像の様になってしまう。
Merrillとは大きな差がある。
僕は技術屋では無いので、いい加減な推測だが、通常の街中や景色の場合は、被写体(景色)は結構ごちゃごちゃしていて、輝度情報も細かく変化している。そういう部分では1層目で得た情報で、GとRの色情報を補完して表示出来るが、雲や水面等、輝度情報が滑らかに変化する・・・変化の度合いが少ない(ごちゃごちゃしていない)場合は、1900万画素分の輝度情報として展開出来ないのではないか・・・。
そんな気がしている。
FOVEONでしか再現し得ない雲の写真を撮って来た僕としては、とても残念な事だ。
Merrillの場合、SPPで追い込んで行くと、肉眼では捉えられていなかったディテール迄出て来る。
(但しやり過ぎるとラインノイズが出る)
しかし、Quattroではコントラストやシャープネス、Fill Lightを駆使してもMerrillの雲には遠く及ばない。
dp2Quattro
DP1 Merrill
DP2 Merrillは持っていないので、画角が違って申し訳ないが、広角なのにDP1 Merrillの雲の方が遥かに解像している。
両方共SPPでFill Lightも含め調整している(SPPの設定は同一)。
部分拡大(SPP1/2倍保存の100%等倍の部分)だとこんなに・・・
DP2 Quattro
DP1 Merrill
これがファームウェアのバージョンアップや、SPPのバージョンアップで直れば良いのだが・・・。
断っておくが、雲と水面以外はかなり良好な絵である事を記しておく。
僕の場合はFOVEONを駆使して雲を撮っているから気になるのだ。
DP1sでもこの程度は出るのに・・・。
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by kotosugi_e
| 2014-07-16 03:00
| FOVEON