こんにちは、まりちゃです。
Twitter(現:X)では毎日元気にツイ廃していますが、こちらでは大変ご無沙汰でした。どのくらいご無沙汰って、管理者当人がこのブログの存在を忘れてしまうくらいには――。
さて今回の更新は日記です。ETS2・ATSがVer.1.48になり、さっさと次のDLCの攻略記事も書けよ!という幻聴が薄っすら聞こえてますが、日記です。
しかもジャンルは「お気持ち表明」。久々の投稿には重い内容じゃないか・・・。
「こういう考えしてるのか」と理解していただけるのが、私にとってはベストですが、題材・事の発端・エトセトラ、大変胸糞悪いお話がバックにあります。
この文章を見て「嫌な予感」がよぎった方は遠慮なくブラウザバックを!
――さて、本題の方に参りたいと思います。
執筆のきっかけ
Twitter上で活動されているモタスポクラスタ*1の「空さん」のはてブロへの投稿が、直接のきっかけです。
読んでみて(私にも思うところがある・・・。でも140字では思考ロジック含めて、到底表現できっこないなぁ)と思い、たまたまこのブログを持っていたことを思い出して執筆している次第で。
勝手ではありますが、空さん投稿のブログリンクも下に貼りますので興味のある方はぜひ。
p34ty.hatenablog.com
きっかけのきっかけ
このまま私の「お気持ち表明」フェイズに移行したところで、何故こんな話をしているのか?となること間違いなしなので、
事の発端、モタスポ界隈が過去になく「賑やか」になった経緯についても軽く触れようと思います。ただ、当事者間では今も火種が燻っている状況ゆえ、私なりのオブラートに包んで表現させていただきます・・・。
事の発端は、8/19・20にモビリティリゾートもてぎにて開催された2輪・4輪の全日本レース。このレースに出場し活躍した選手のファン間で、俗に言う「同担拒否」と分類されそうな騒動がTwitter(現:X)上で勃発しました。
詳しい経緯・騒動となった理由については複雑故、正確性を欠いた表現になる可能性が高いため伏せますが、日本モタスポ界でも有力なチーム関係者や、今回のレースに参加していたチームスタッフと思わしき人物をはじめ、様々な方がこの騒動に反応。
その反応に呼応する(?)形でモタスポ界隈の様々なファンが反応した結果、カスタムトレンド上ではありますが「モータースポーツ界隈」という単語が一晩残る程度の大炎上となりました。
ネットリテラシーの欠如が発端のSNS上の騒動は、今回のケースが主だって注目されたわけですが、主立っていないケースも毎日のように起こっているかと思います。
今回の騒動を傍観していた方は反面教師の1つの事例として、当事者となった方々、特に浅慮な言葉を投げかけた方は(私くんだりが言えた立場ではないと感じられる方もいらっしゃると思いますが)猛省していただきたいですし、投げられた側も”次の加害者”とならないべく気をつけて欲しいものです。
以上、今回の「お気持ち表明」その1。
今のモタスポ界隈を俯瞰してみる
さて、現在のモータースポーツ界隈をSNS上で俯瞰してみた一個人の見解ですが・・・
- 2016年の「ルマン・ノーパワー事件」の頃と比べれば、1ファンとして情報発信するアカウント数が格段に増えた
- (前述の空さんの記事中でも記述されているように)2019年のレッドブル・ホンダとしての優勝や2021年の歴史的デッドヒート、同じ年に久々の日本人ドライバーとして角田裕毅がフル参戦し始めたことで、特にF1クラスタのアカウント・ツイートは多くなった印象
- それらのアカウントの内、チームやドライバー個人を応援している方が多く、時々ライバルのバッドラックや贔屓のバッドラックの原因に対して「行き過ぎた発言」が見られるケースが増えてきた
- WEC・WRC・フォーミュラEなどにも日本のメーカー・日本人ドライバーが多く参戦したことで、それらのシリーズにも目が向けられているが、F1クラスタと同様の方が居る
- 国内モタスポクラスタは、トップシェアを持つSuperGT・GT500クラスがメーカー対抗色が強く贔屓のメーカーを作りやすいこともあって、F1やその他カテゴリに対する見方が、どうしても「自分の応援するメーカー・チームvs.ライバル」の構図を芳醇させやすい環境であるといえそう
といったところでしょうか。
先に挙げたSNSでの「同担拒否」騒動も、騒動の要旨をまとめると上記箇条書き3つ目の「応援している選手のバッドラックの原因」に「同担のファンを挙げて攻撃した」と言え、このような俯瞰・考察からは外れていないと考えています。
で。私個人の意見として。
・「にわかと形容されるような新規ファンを積極的に取り込むべきか?」
俗に「にわか」と呼ばれるような知識量や観戦経験(TV等含む)でも、モータースポーツという世界を知ろうとしていただけるのなら、さらには観ていただけるのなら、それは好ましいことだと思っています。
きっかけがスーパーフォーミュラを語る推しのアイドルの話が、F1を語る朝のワイドショーの話が気になった、はたまたWRCよろしく地元で何か催すみたいだから、なんて理由で観始めて良いと思ってます。まずはモータースポーツというスポーツ自体を知っていてもらう事が大事じゃないのかなと。
でで。
・「自分が応援したいドライバー・チーム・メーカーを作る」
後述することを守るのなら、これもありだと思います。午前中の平場の競馬実況を聞く感覚で聞き流す・・・という例えは通じなさそうですが、ただ聞き流すだけの観戦よりはフォーカスするチームやドライバーを決めて観た方が状況とか放送内容とか把握しやすいではないでしょうか。午前中の平場だって馬券買った馬はちゃんと見れてますよ・・・?
またSuperGTを例にとって挙げますが、チームやメーカー・運営が贔屓を作るような観戦・応援スタイルをマジョリティと見ているのか、レースウィーク中にトークショーといったファン向けイベントや放送上でもドライバーズアピアランスといった、誰かの贔屓のドライバーやチームがフォーカスされる演出などを行なっているので、結局どこかしらのチーム、誰かしらのドライバーを応援することになると思います。
逆説的に言えばそういった演出があるせいで、まったくフラットな姿勢で応援できる人はごくわずかというか。
ただし、「自分が応援していないチームやドライバーに対して極端なマイナスベースの評価をしていたり」、「レース展開が自分の応援している人たちにとって良ければなんでもいいや」
――このようなマインドで観戦・応援されているのであれば、今すぐそのマインドを改めるか、極端な話そのチームの応援をやめるべきだと私は考えます。SNS上で情報発信されているのであれば、尚更です。自分本位の感情論で応援するメリットは全くと言っていいほどないし、デメリットなら無数に挙がってしまいますから。
まりちゃ的「にわか」論
さてさて。わたし的「にわか」についてのお話。まりちゃの自分語りのこと故、読む気がしないやという方向けに結論から記しておきます。
「界隈はじめましての人は大多数がにわかであって、にわかを毛嫌いすることが(私には)よく分からない」
私まりちゃ、Twitter・モタスポ界隈へ強く関わるようになったのは、マイナー色の強いWRC界隈*2がはじまりでした。幼少期には地上波のF1やSGTに触れる機会もありましたし、かのルマンのノーパワーも何かで生で見てたので、きっかけやのめり込む素養(”沼”にハマるともいう)は人よりはあったとは思いますが・・・。
トヨタがWRCに復帰するタイミング、すなわち2017年の頭(モンテカルロの直前)とか16年の年末(ストーブリーグ)くらいから情報収集を始めていましたが、当時のWRC界隈で日本語で情報収集しようならば、活発に情報発信をされている個人アカウントが数名に、専門的マスメディアとしてラリープラスさんとオートスポーツwebさん、あとTGRの大本営発表。以上。
F1界隈みたいにレースウィークが近づくと過去の名場面をツイートする長老はいないし、何かとつけて他のカテゴリと比較してしまうマスメディアの人もいません。マジ過疎。(2023年もWRCのない週は変わらず過疎ってますが・・・)
――RallyXさんというサイトで課金すればもう少しだけ日本語の情報は増えましたが、当時の未課金ウォッチャーとしてはこれが限界。もっと情報を求めるのであれば、選手や各イベント・WRC公式アカウントの英語によるツイートやニュース(時にはスペイン、フランス、フィンランド・・・etc)を”解読”しなければならない状況でした。
そうなると当然、にわか・ミーハー丸出し状態で界隈と共に2017年シーズンのWRCを見守ることになるわけで、せいぜいシトロエンのローブとスバルのソルベルグ、あとフォードのグロンホルムで時が止まってた自分にとって「VWってWRC参戦してたん!?*3」や「(ラトバラ(現TGR-WRTチーム代表)やヌービル(現ヒョンデ所属)を見て)メガネ掛けてるレースする人も居るの!?」というある種本当に初歩的な驚きも。
また当時は私のように「トヨタが復帰するから、WRCを追い始めました」という人をターゲットにしたのか、地上波・第5チャンネルにてWRC初心者向けのTV放映もありました。平日でも3~4時間はスマホで国内外問わず情報収集ができる環境にあった*4ので、時には「事実を曲解する内容で放送してるな~」とは思いつつも、積極的に情報収集できない人には嬉しい番組だったのではないでしょうか。*5
さて、2シーズンほど追ってきて「日本でWRCが開催できるかもしれない」という話がでてきた頃。トヨタ・WRC復帰とは比べものにならないムーヴメントが界隈にもたらされる・・・かもしれないニュースに、新兵感が抜けきらない私はふと思い出しました。
「WRCを追い始めたとき、情報を色々集めるのクソ大変だったな・・・」
――思い立ったが吉日、とTwitter上にて”ハッシュタグ”を被りがないかリサーチした上で展開。F1やWEC界隈が「にわか論争」で少々荒れ気味なことを背景に「はじめましての人を、にわかから速攻で速成兵にできれば平和になると思います!」みたいなことを、相互フォローしていただいた界隈の重鎮のみなさんに影で力説しながら、”ハッシュタグ”を使って情報展開をはじめました。
正直な話「ただの新兵まがいがよくわからんツイート投げ始めたなぁ」で、重鎮のみなさんには片付けられると思っていましたが、モンテの現地観戦についての解説や過去の名場面ピックアップなど、発起人の私にとってはまさかの展開に。
散々人を巻き込んでおきながら、そのシーズンの3月(メキシコ)で私がギブアップする形で途切れさせてしまった訳ですが*6、少しはがんばっただけ発見もありました。
「『にわかで終わらずに、もっと深くこのスポーツを知ってほしい』という気持ちは、この界隈をよく知っている人にも存在している」
にわかと関わりたくないのであればそもそもSNSじゃなくて仲間とスポーツバーにでも行くことが賢明ですし、それが難しいのであれば#WRCjpと関わらなければ、お互いにとって有益ではないかと考えています。SNSを使わず応援している方だって、もちろんいるのでしょう。
しかし、それこそ「にわかの大群」がやってくる可能性がある中、数年前の”ハッシュタグ”の一件で、新規さんに対する情報提供をそれなりに人を巻き込んで展開できたことで、にわかさんをも巻き込んで発展させたい意思が界隈にもあるのでは?と考えるようになりました。
また、今ではラリーをしったかぶったようなツイートをよくしていますが、6年前の私はラリーというスポーツ全般に関してにわか未満の初心者ともいうべき存在でした。そもそも論の競技規則面にしろ、マニュファクチャラーやサテライトチームの製造技術・ドライバーの運転技術面にしろ、はたまたクルーのキャラクターという面においてでもです。
「自分自身がそうだった自覚があるから
『にわかさん』に対して嫌厭することができない」
もちろん、自分で最低限の調べもせずに情報クレクレの人には「にわかさん」とは違う感情を抱いてしまいますが、数年前から一部である「にわか排除」の動きにはどうしても協調できません。だってちょっと前の自分が「にわか」だったから。
以上、今回の「お気持ち表明」その2。*7
今日の敵は明日の味方(かもしれない)
こちらも自分語りが多くなる故、結論から記しておきます。
「今日の敵が、明日味方になって戦ってくれるかもしれない世界だから」
「自分が応援したいメーカーetc.を作る」のさわりで「後述することを守るのなら」と書きましたが、ここにも繋がる話です。
私事ですが、モータースポーツ(主としてSuperGT)では基本的にトヨタ/レクサス陣営やスバルを、野球でいえば読売ジャイアンツを贔屓的に応援しています。競馬なら騎手は横山一家のみなさんですかね。
ここでは私視点からの野球を例に話を広げさせていただきます。興味なかったらゴメンね!
――私にとって読売ジャイアンツという球団は、名実ともにプロ野球黎明期から強豪チームだ、という認識でいます。ジャイアンツでは来るシーズンも来年も、5年後も、強豪の名に恥じぬチームたるべく、ドラフト会議で獲得した若手選手を育成するだけでなく、FA権*8を行使した選手を積極的に獲得したり*9、近年では球団間のトレードでも有力選手を獲得*10したりと、他球団の選手がジャイアンツにやってきたりあるいは応援していた選手が他球団へ移籍していく*11世界です。
特に18年オフに獲得した丸選手は、18年シーズンにジャイアンツをこれでもかと滅多打ちにしており、シーズン中は勝負したくないと思わせる威圧感というか圧倒感を持っているカープの「敵」とも言える選手でした。オフに移籍してきて「味方」となった丸選手に、助けられたケースはここまでの5年間で数知れず。自分にとって「昨日の敵が今日の味方になった」ケースの一例です。
また今年春にあったWBCは「明日は敵になるけど今日は味方」というケースですね。国同士の対抗戦として、各球団やMLB(アメリカ・メジャーリーグ)に挑戦している選手から日本を代表するような一流選手を集めて戦ったわけですが、最終的に31名代表選出された選手のうち、ジャイアンツ所属の選手は4名。もしジャイアンツの選手しか見てこなかった場合、日本代表がどのように戦おうとしているのか、はたまたこの局面での選手起用はいかがものなのか、そういった客観的視点が求められる戦術・戦略面なんて分からなくなると思いますし、そもそも野球は最低でも選手が9人必要なスポーツです。4人では何もできない。
さて、モータースポーツに話題を戻して。用語やニュースをよく見る方であれば「ストーブリーグ」という単語を目にしたり耳にしたことがあるかと思います。例えばベッテルがF1引退を表明した頃のニュース。
jp.motorsport.com
元々は「オフシーズン中に行われるチーム間の選手の取引」を表現したプロ野球用語だったそうですが、F1はじめモータースポーツの世界でも同様の意味で通る用語となっています。
各メーカー各チームは勝利やそれと同等の優れた成績で自社マシンやブランド、スポンサーさんの宣伝を行ったり、レース参加を通じて車両・技術開発、はたまたオーナーさん自身がチャレンジしたかったケースだったり、各々にとってレースに参加する大義名分は他にもあるわけで、(フィクションならまだしも)応援してくれるファンのために走っているチームはごく少数でしょう。
チームはできることならチーム本位の戦略に沿った選手を起用したいわけで、また選手たちも自分にとってより優れた環境やより挑戦的な環境を求めているものと、私は捉えています。(選手が今後戦う環境を選ぶ理由に、応援してくれるファンや育ててくれたチームなどへの忠義といった要素も、もちろんあると思います)
・・・つまり何を言いたいのか。モータースポーツの世界では、「今年は味方だった選手が来年は敵という関係性として戦う」こともありえますし、逆に「敵だった選手が味方になる」可能性が十二分にあると言えるのではないでしょうか。
そんな中、1選手や1チームにフォーカスした見方をしたらどうなるか?私の見解としては野球の例でも挙げたように、客観的視点が求められる要素は何一つ分からず、より盲目的にならざるを得ず、言葉遣いの悪い表現をするならより狂信的に応援することになってしまうのでは?
そういうのはすごくもったいないと思います。ライバルの戦術的・戦略的な面やマシン・ドライバーの技術的な面(あと個性的なところ)など、客観的に見えているからこそ、よりモータースポーツが魅力的に見える要素があるのですから。
「今日の敵は明日の味方かもしれない」
今回の記事のタイトルをもってこの項を締めたいと思います。
以上、今回の「お気持ち表明」その3。
おわりに
・・・読了お疲れ様でした。ここまで7,500文字くらいはあるはずです。(笑)
ここまで全文読んでいただいた方、大変拙く読みづらい文章だったことをお詫びしたいのと、そんな拙い意見を汲んでいただこうと読んでいただいてありがとうございます。
また、半ばエントリーの内容を勝手に引用させていただいた、空さんへ最大限の感謝を。
ここまでつらつら書いてきましたが、モータースポーツ界隈だけでなく観戦や応援に飽きたらそっとフェードアウトするのも個人の自由、と付け加えさせてください。
ただ、これまでの調べだったり経験が今後のなんてこない人生の途中で突然活きてくる場合もあります。
ちょっとネガティブなイメージを持たれがちな「広く浅く」なスポーツ観戦をしている私ですが、こうやってブログ記事を書く例に持ち出したり、趣味のみならず戦術・戦略面の分析で他スポーツの概念を使って物事を考えられたりと、自分でも意味のわからないシチュエーションで、今までの経験が役立つことがありますから。
これを「人生観が豊かになった」、とでもいうのでしょうね・・・。
モータスポーツ界隈に限らず、スポーツ観戦・応援全般は本質的に人生を豊かにする趣味です。せっかくなら、もっと自分の人生を豊かなものにする試み、してみませんか?
以上、今回のお気持ち表明日記でした。
次回の更新は内容・日時ともに未定です。積極的に活用していきたいですねぇ~