1991年、平成3年に自分が社会人になったときにはすでにあった。地酒を楽しませてくれるお店。
当時でもすでにそれなりの年配の女将さんが一人で仕切っていた。よって酒の肴も生ものはなし。乾き物か焼き物の類ではなかったかと思う。地酒はそれなりに揃っていて、いろいろ楽しめたが、我々の安月給ではここで十分酔うまでは飲めなかったのを覚えている。
千代田線乃木坂駅の上がったところ、桂由美のブライダルショップの並びにある。今も六本木天鳳さんのラーメンを食べた後、ここを通るのだが、去年のいつ頃だったか、もう少し前だったか、通ったら閉店のお知らせの紙が扉に貼ってあった。
社会人なりたての頃に何回か行ったことがあった店なので閉店となるとやはり寂しい。女将さんの年齢によるものかなとも思ったが、先日、また通ったら、建物の建て直しの看板があった。確かにこのビル、かなり古いビルだなと思いながら通り過ぎつつ、もしかしたらどこかに移転してお店、続けたりするのだろうかとか、ふと思うのでした。
普通に考えれば、あの時から20年以上経っている訳で、ビルの建て直しを期に、引退ってのが順当なところなのだろうけど、どうなんでしょうか。
もう一度、ここで地酒を飲んで見たいと思うのでした。