歴史を後世に伝える複合施設「くりはら田園鉄道公園・くりでんミュージアム」

くりはら田園鉄道公園内にある「くりでんミュージアム」は、旧車庫を用いて展示している本格派の鉄道展示施設です。車庫は、実際に使用されていた道具やピットなどをそのまま残し、そこに静態保存された車両が2両展示されています。

コンセプトは「明日からまた始業できるように」。現役時代に実際に置かれていた位置に道具が配置され、さながら工場見学のような気分も味わえます。

また、車両の中にも入ることが可能で、手前車庫（機関車庫）に設置されたKD10形には運転シミュレーターも搭載されており、車両の運転を疑似体験をすることも可能です。

「くりでんミュージアム」では、新設された資料館エリアも見どころ。特に人気が高いのは全長16mのくりでんNゲージジオラマです。

始発の石越駅から、終点の細倉駅までの全線を再現したもので、細かい駅の描写や街の風景に至るまで再現されています。

ジオラマの中は春夏秋冬に分かれており、渡り鳥や田植・稲刈りの様子など、季節ごとの栗原の魅力が表現されています。また、ジオラマ内を特製のNゲージ車両が走行することで、子どもたちにも大人気となっています。