投資には興味があるけど、いきなり現金は使いたくない、、と思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そんな投資初心者の方におすすめしたいのが「ポイント投資」です。
ポイント投資では、普段のお買い物やサービスを利用することで貯まったポイントを、投資の資金として用いて、実際に株式や投資信託の購入を行うことができます。
溜め込んでしまったポイントの使い道としてとてもおすすめのサービスです!
そこでこの記事では、ポイント投資の概要からおすすめのポイント投資サービスについて解説します。
そもそもポイント投資とは?
ポイント投資とは、お買い物やサービス利用で貯めた各社サービスのポイントを、現金と同じものとして扱い、実際に株式や投資信託を購入することです。
大体のポイント投資サービスでは、1ポイント=1円相当で、例えば、100ポイントを使えば100円分の株式を購入することができます。
実際のお金ではなく、あくまでポイントを使っての投資ですので、投資した結果、損失を出してしまったとしても、減るのはポイントなので安心して投資できます。
また、資産形成をしたいけどいきなり現金を使うのに抵抗がある方にもおすすめです!
ポイント投資のメリット・デメリット
メリット
資金0円で始められる!
ポイント投資で一番大きなメリットは、元手となる資金が0円で済むことです。
投資したポイントは現金と同様に扱われるため、投資資金の全額をポイントで支払うことも可能です。
現金を使わずに投資をすることで、投資を始めるハードルが大きく下がります。
「現金を投資に使うのは怖い」、「現金が減るのは抵抗がある」と感じている人でも、ポイントなら気軽に投資を始められるでしょう。
投資に関する知識を体験を通して学べる!
現金を使う必要のないポイント投資のおかげで、投資をしたことのない方も投資を始めやすく、「投資をする機会」が増えると思います。
そこで例えば実際に、投資信託を買い付けるとなったとき、投資信託はどういうものなのか、どんな投資信託を買うべきなのか少し興味を持って調べるだけでもかなりの知識が身につきます。
また、自分が購入した金融商品がどういう値動きをしているか気になると思います。
そこから派生して、なぜ値動きが起きたのかと、今度は経済や金融、株式市場について知るきっかけになります。
こうした実際の投資に基づく経験や得られる知識は、本を読むだけでは簡単に得られない、非常に貴重なものです。
ポイント投資を通じて投資について学ぶ機会が増えることも大きなメリットだといえます。
ポイント投資をきっかけに知識を深めて、本格的に自己資金を用いた投資に役立てましょう!
投資成果を現金で受け取ることができる!
どのサービスにおいても、現金をポイントに換えることはできても、ポイントを現金に換えることは、通常は不可能です。
ところが、投資で得られた利益については、現金での投資かポイントでの投資かに関わらず、現金として受け取ることができます。
投資したポイントは現金と同じものとして扱われますので、たとえば現金を1円も使わずにポイントだけで投資を始めた場合でも、現金にてリターンを受け取ることが可能です。
デメリット
- 証券口座の開設が必須
- 損失が生じることもある
ポイント投資においても、通常の投資と同様に、証券口座を開設する必要があります。
証券口座を開設するにあたって、本人確認書類の提出などが必要になります。
少々手間がかかるものの、ネット上で完結しますし、口座開設費用もかかりませんので、気軽に口座開設申請してみましょう!
また、ポイント投資も、投資ですので株価が買値を下回ることによって損失が生じる場合があります。資産が減少することに最初は慣れないかもしれません。
しかし、損失が生じるとしても、現金ではなくポイントが減るだけなので大きく心配する必要はありません。
おすすめのポイント投資サービス比較一覧表
スクロールしてご覧ください→投資に使える ポイント |
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証券会社・ 暗号資産取引所 |
楽天証券 | 日興フロッギー (SMBC日興証券) SBI証券 |
auカブコム証券 SBI証券 |
SBI証券 bitFlyer |
SBI証券 | PayPay証券 | 松井証券 |
ポイントで 投資できるもの |
・約2,700本の投資信託 ・約4,000銘柄の国内株 |
・約3,700銘柄の国内株 | ・約1,400本の投資信託(auカブコム証券) ・約2,600本の投資信託(SBI証券) |
・約2,600本の投資信託(SBI証券) ・Bitcoin(ビットコイン)との交換(bitFlyer) |
・SBI証券取扱の投資信託全て | ・米国株51銘柄、 米国ETF21銘柄、 投資信託21銘柄 |
・3本の投資信託 |
NISA対応 | 一般・つみたてNISA | 一般NISA | 一般NISA(auカブコム証券) 一般NISA(SBI証券) |
一般NISA(SBI証券) | 一般NISA | 対応なし | 対応なし |
主なポイントの 貯め方 |
・楽天カードで支払い ・楽天市場でオンラインショッピング ・楽天グループサービス (楽天モバイルや楽天銀行など) を利用する ・提携店にて楽天ポイントカードの提示 |
・ドコモのケータイ料金の支払い ・クレジットカード「dカード」で決済 ・提携店でdポイントカード提示 |
・auのサービスを利用する ・ポイントが貯まるキャンペーンに参加する ・提携店でPontaポイントカード提示 |
・決済機能付きTカードで支払い ・Tモールでオンラインショッピング ・提携店でTポイントカード提示 |
・三井住友カードで決済 ・投資信託の購入 ・外貨預金の預け入れ |
・PayPayアプリで支払い ・PayPayカードでクレカ払い |
・クレジットカード 「MATSUI SECURITIES CARD」 で決済 ・松井証券にて 対象の投資信託を保有する |
※調査日:2023年7月10日
※調査方法:公式サイトから各調査データを取得
ポイント投資ができるおすすめサービス
PayPayポイント投資
PayPayポイント投資は、PayPayポイントを投資資金として、『PayPay資産運用』を通じてETFや投資信託を購入することができるサービスです。
PayPayポイントは主に、QRコード決済サービス「PayPay」を使って決済を行なった際にもらうことができます。
始め方も非常にシンプルで、PayPayアプリから、資産運用アイコンをタップして、購入する銘柄(コース)を選択するだけ!
(※始めるにあたってPayPay証券の口座開設が必須となります。)
購入できる銘柄数も26銘柄(ETF17銘柄、投資信託9銘柄)あり、投資家に人気の銘柄がもれなく揃っています!
貯まったPayPayポイントの使い道として、PayPayポイント投資はとてもおすすめです。
・PayPay証券(ペイペイ証券)を徹底解説|1,000円から始められる株式投資!
・PayPayカードの評判・メリット&デメリット|PayPayでお得&年会費無料
楽天ポイント投資
楽天ポイント投資は楽天グループのサービスの一つで、楽天ポイントを使って、楽天証券が取り扱っている株式や投資信託を購入できます。
1ポイント=1円換算で、通常の株式・投資信託の取引における資金や取引手数料として利用できますので、現金を使わずに超有名企業の株主になることも可能です!
楽天ポイントを貯める機会は比較的多くあります。飲食店等の利用時に楽天ポイントカードを提示したり、楽天クレジットカードを使って決済したり、楽天市場で買い物したりすればかなりポイントを貯められます。
さらに、楽天ポイント投資では、一般NISA・積み立てNISA口座も活用できます。
ポイントを使って購入でき、かつ税制面でも優遇を受けられるので非常におすすめです。
最近では楽天カードを利用されている方も増えていると思います。貯まってしまっている楽天ポイントの活用先としてポイント投資を検討してみてください!
・楽天証券の評判・口コミ|ポイント投資がおすすめの楽天証券の積立NISAや総合サービスを調査!
・楽天カードの評判・メリット&デメリット|ポイントやキャンペーンがお得な高還元率クレカ
dポイント投資
dポイント投資とは、NTTドコモが提供しているdポイントを使って投資体験ができるサービスのことです。
保有しているdポイントは、日興フロッギーで株式取引に利用することができます。
日興フロッギーとドコモのdアカウントを連携することで、dポイントを使って株式投資(ポイ株)ができます。
100円から株式投資が可能ですので、100円の代わりにdポイントを100ポイント使えば、現金を使わずに株式投資を始めることも可能です。
dポイント加盟店で会計時にポイントカードを提示したり、頻繁に開催されているキャンペーンに参加したり、クレジットカード「dカード」を使って支払いしたりと、dポイントを貯める機会は意外と溢れています。
ドコモのスマートフォンを利用しているなど、普段からdポイントのサービスを利用している方なら、ぜひ日興フロッギーで株式投資を始めてみましょう。
日興フロッギーについては、日興フロッギーの評判・口コミ|記事を読んで気になる企業に即投資!の記事でも詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。
Pontaポイント投資
Pontaポイントは、auのスマートフォン、サービス等を使っていない方でも、ローソンなどでお買い物した際についでに貯めている方が多いのではないでしょうか。
そんなPontaポイントを有効活用したいなら、auカブコム証券もしくは、SBI証券でPontaポイントを利用して投資を始めてみましょう!
auカブコム証券、SBI証券ともに、100ポイントから投資信託が買えますので、Pontaポイントを貯めていて、余らせている方はぜひ有効活用しましょう。
さらに、auカブコム証券の場合、投資信託の月間平均保有額に応じて、年率0.05 ~ 0.24%がポイント還元されます。
一方、SBI証券では、国内株式の取引手数料や投資信託の月間保有残高に応じてポイントが付与されます。
両証券会社とも、投資初心者でも投資経験者でも関係なく、資産形成をしながら効率的にPontaポイントが貯められます。
ここで貯まったPontaポイントは、投資信託の購入だけでなく、普段のお買い物でも使うことができます。ぜひともPontaポイントを投資に活用してください。
Tポイント投資
Tポイントは、TSUTAYAやファミリーマートなど提携先が多いため、かなり馴染みのあるポイントサービスだと思います。
そんなTポイントは、SBI証券やbitFlyer(暗号資産取引所)で、投資資金として利用できます!
SBI証券の場合、約2600本の投資信託を100ポイント(100円)から購入が可能で、一般NISA口座も使えます。また、投資信託の月間保有残高などに応じて、Tポイントが付与されるため、非常に魅力的です。
さらに、bitFlyerを利用すれば、Tポイントをビットコインに交換することが可能です。
株式や投資信託だけでなく、FXや仮想通貨の交換にも利用できたりと非常に幅広く活用先があることがTポイント投資の一番大きなメリットだと言えます。
・Vポイントカード Primeの特徴・メリット&デメリット|基本1%、日曜1.5% Vポイントが貯まるカード
・ファミマTカードの特徴・メリット&デメリット|ファミマで2%還元! Vポイントが貯まるクレカ
Vポイント投資
Vポイント投資では、現金の代わりにVポイントを使用して、SBI証券で投資信託の買付ができます。
Vポイントを「1ポイント=1円分購入対象もSBI証券が取り扱っている投資信託全てです。
一般NISA口座を使っての購入が可能な点もとても嬉しいところ。
また、Vポイントのおすすめポイントとしては、三井住友カードを活用することでポイントを貯めやすい点です!
対象のコンビニや飲食店での支払いに活用することで最大5%のVポイント還元されたりと、そのポイント還元率の高さが貯まりやすさの理由となります。
Vポイントの使い道として、是非ともポイント投資をご活用ください!
・三井住友カード比較・一覧|還元率や年会費の違いなど徹底解説!
・三井住友カード(NL)の評判・メリット&デメリット|年会費無料で対象コンビニなどでポイント還元率最大5%!
松井証券ポイント投資
松井証券では、対象の投資信託を保有したり、「MATSUI SECURITIES CARD」を使ってお買い物をしたりすることで、松井証券ポイントが貯まります。
貯まった松井証券ポイントは、Amazonギフト券や日用品や食品などの商品に交換できるほか、dポイントへの交換や、投資信託の積立にも使うことができます。
この松井証券ポイントを投資信託の購入資金に用いることで、新たに投資信託を買い付ける際の実質的な取引コストを下げることができます。
ポイントでの投資の対象となる投資信託は3本のみに限られますが、投資初心者の方にとっては、銘柄選択で悩むことが減るのでおすすめです。
松井証券に関して、具体的なサービス内容を詳しく解説している記事もありますので、ぜひ参考にしてください。
※参考
・松井証券の評判・口コミ|手数料や投資信託など老舗証券の評価ポイントやサービスを調査!
初心者でもわかるポイント投資に関するQ&A
元本保証はありますか?
元本保証はありません。
ポイント投資は、現金の代わりにポイントを使って投資ができるというだけですので、その点以外は現金を使った投資と全く同じ条件です。
したがって、自分の買値よりも株価が下回ってしまえば、損失は出てしまいます。
しかし、あくまでポイントが減るだけですので、いきなり現金が減ってしまうよりもダメージは少ないと思います。
ポイントで投資した株の株価をチェックしながら勉強し、もっと気になる投資先が見つかれば、実際に現金を使った投資にも挑戦してみましょう!
ポイント投資では何に投資ができますか?
基本的には、国内株式や投資信託に交換できるサービスがほとんどです。交換できる銘柄数も十分ありますので困ることはないと思います。
逆に、投資初心者の場合、銘柄数が多くて困るかもしれませんが、その場合は、松井証券ポイント投資のように投資信託3本からどれかひとつ選択するようなシンプルなサービスを利用されると良いと思います。
また、Tポイントであれば、国内株式や投資信託だけでなく、FX取引や暗号資産の交換にも利用可能で、非常に汎用性の高いポイントサービスとなっております。
NISA口座を使うことはできますか?
証券会社によりますが、NISA口座を使用可能なサービスもあります。ポイント投資でNISA口座を使うことのできるサービスをおすすめのポイント投資サービス比較一覧表にまとめてますので、ぜひともご参照ください。
NISAは、資産運用中の方も、これから資産運用を始める方も、ぜひ活用すべき制度です。通常、投資で得た利益には、約20%の税金がかかりますが、NISAを活用すれば利益分に税金がかからなくなります。
NISA口座を使う使わないで、投資効率が大きく変わるので、ぜひご活用ください。
※参考:
・ネット証券のNISA口座 おすすめランキング!証券会社のNISA口座比較
・つみたてNISAおすすめ証券会社ランキング|ネット証券のつみたてNISA(積立NISA)を比較!