高知県では稀なマメ科の樹種、フジキです。我が町内には稀ではなく普通に見られます。近場の1本も咲き始めました。この樹はよく咲いていますが全般に今年は裏年の様です。羽状複葉でありながら小葉が互生します。小葉の基部に小さな托葉があることでよく似たユクノキと見分けられます。...
四国カルストで花道楽
四国カルスト近隣の植物の紹介
私はまだハルザキヤツシロランのお花を見たことが無い。今時期果実が伸びあがっているのを見つけるとこの地に咲くんだなと知るんですがこんな場所では花期に見つけるのはほぼ無理。地上0センチで開花しているはずです。...
県境の尾根を歩いていると突然足をとられました。イノシシを捕る罠にかかったんですよ。締まったのが長靴のかかと部分だったので振り払ったら簡単に外れて大事には至りませんでした。ここは高知県と愛媛県の県境上なのでどちらの法が適用されるのか不明ですが高知県ならば違法性があります。定められた表示板が無いんです。実は私、初めてではない。7年前にも捕まったことがあります。その時は強力なスプリングを開放することがで...
ヤマガラ殿です。最近お相手してやれなかったので手乗りもこわごわ~近づいてはUターンを繰り返していましたが5回目にやっと着陸。一線を越えればあとは大丈夫、何度でもヒマワリを取りに来ます。高知県の野鳥の世界には去年から異変がありそれまで20羽ほど住み着いていたのが去年6月から2羽だけになりました。この子、そのうちの1羽だと思います。子育ての時期になってたくさんの巣箱があることから何組かのご夫婦が集まってきて...
私がまだ駆け出しの頃、人工林内に一面エイザンスミレが咲いているのを見たことがあります見渡す限り~というくらいの大群生でした。2年後再訪したらそれが無くなってしまっていたんです。その後、スミレ類は大群生した後は急速に衰退する性質があることを知りました。3年くらい前までヒメミヤマスミレが大群生していた所です。もう衰退期に入っています。この小道に50mにわたって足の踏み場もないくらい群生していました。花数で...
鉢栽培のネジキが咲いています。これスノキ属(ブルーベリー属)のような液果にはなりません。しかも有毒植物。幹の樹皮が斜めに割れるので木がねじれているように見えます。でも若い枝は真っすぐ伸びてねじれてはおりません。私も同じですが子供のころからねじれていたわけではありません。...
先日、コフタバランの西限の自生地を訪問した際、ヒトツボクロにも出会いました。葉があれば見つけやすいんですがもう葉は枯れていました。葉は9月から5月まで。初夏に開花し、葉が枯れたまま実が熟していくランは多種あります。サイハイラン、コケイラン、ヒトツボクロ、イチヨウラン、ムカゴサイシン、トケンラン~葉が無くても成長できるのは地下のラン菌から栄養補給受けているためで言わば腐生ラン(菌従属栄養植物)の仲間で...
猫は飼ってないがネコノチチはおります。ネコノチチを知らなくてもこの葉序を見ればクロウメモドキ科の樹種であることは分かるかと思います。初めて花芽が付きました。観賞価値があるわけではないけれど咲くのが楽しみ~こちらは毎年咲いているイソノキ去年から咲くようになったヨコグラノキこの3種、同時に咲きそうです。...
(旧)ガガイモ科のツクシガシワです。冬は枯れていますが春に新芽が伸びてきて先端はツルとなり2mも伸びます。節々に花序を付けます。もう咲いていますが次々と10月頃まで咲き続けます。この子はツルにならないのかな?...
ヤマワキオゴケが咲いています。分類学上はクサナギオゴケに吸収されたようだが花や果実が大きいなど違いがあるので混同しない方がいいと思う。花径15ミリほどあります。園内最奥の方にまとめて栽培しておりましてここに6月と9月にアサギマダラが産卵していきます。...
ハチクのタケノコです。ハチクは漢字で『淡竹』と書きます。“破竹の勢い”ということわざがありまして発音が同じことからこの淡竹と破竹を混同されている方が多々おられましてSNSで紹介される記事では正しく理解されている方よりも誤って理解されている方の方が多いのが数年前までの現状でした。淡竹のタケノコは1日に50センチ以上伸びていました。“破竹の勢い”とは全く関係ありません。地下茎が露出していました。地中では皮が付き...
今ウツギが満開です。当地にウツギ属は5種類自生しています。(バイカウツギは除きます)まずヒメウツギが咲き、続いてウラジロウツギ、マルバウツギが咲きます。一番花の大きなウツギが今咲いてさらに遅れて花の小さいコウツギが咲きます。...
コフタバランはかつては高山植物として扱われておりました。私が標高620mあたりの自生地を見つけてからは高山植物ではないことが分かりました。その自生地は当時は最西端かつ最南端の自生地でもありました。その後、最西端の自生地が更新されました。そこに行ってきました。今年は超少ない。まず小苗が見つかりました。2個だけ花が付いたのが見つかりましたが花は終わっている~もう少し大きいのが見つかりました。開花中に子房が...
私は外来種が園内に入り込むことを非常に嫌っております。一方、変異による白花が好きなのも自他とも認める事実です。外来種のアカバナユウゲショウは速やかに抜き捨てております。でもアカバナユウゲショウの白花種を抜くのはちょっと躊躇しますね。白花は外来種と言え残してしまいます。なお、シロバナユウゲショウという種名はありません。白花アカバナユウゲショウです。...
白花に心惹かれるのは分かります。
自生地で写したヨウラクランです。先日NHKのニュースでこのヨウラクランが紹介されておりました。「世界一小さなラン」と言われておりましたが、「世界一小さな花を付けるラン」が正しいかと思います。ギネスブックにも載っております。...
トサコバイモの今シーズンは終わりました。鉢の株は枯れて実が落ちていました。中にはタネが20個ほど。地下の球茎は取り出して地山に戻します。タネを取るために屋根の下で管理していましたが夏場は地山に埋めておいた方が安全だからです。...
鉢植えのキリシマエビネが咲いています。園芸界に出回るエビネにはこのキリシマエビネの血が入っていることが多く次々と新品種が作出されてきましたがこの原種の方は見捨てられてきました。人間が作出した銘花はブームが過ぎて見捨てられたとしても問題ないんですが原種のキリシマエビネを絶滅させるわけにはいきません。結実した果穂を取り除かなかったためタネが落ちて発芽しています。...
種を取って蒔きませんでしたので、そろそろ消えるかと心配していましたけど、周りの鉢に落ちて勝手に発芽しています。