2024年03月 - 四国カルストで花道楽

四国カルストで花道楽

四国カルスト近隣の植物の紹介

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2024-03-31 (Sun)

シュンラン

シュンラン

山際ではシュンランが咲いています。双頭花がありました。背中合わせの双頭花です。双頭花はよく見かけますが固定した芸ではありません。背中合わせに咲くことはあまりないがこれも今年限りです。私は40年以上前に3花咲いているのを見たことがあります。3花以上になると固定している可能性があるかも~と後になって気づき、翌年そのお山に行ってみましたがどの株だったか分からなくなってしまいそのままです。中国には1茎多花咲き...

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2024-03-31 (Sun)

フウロケマン

フウロケマン

当地では普通に見られるフウロケマンです。越年草なので毎年場所を変えて出現します。フウロケマンに似るも大型のミヤマキケマンです。図鑑によると四国は分布域に入ってないことからミヤマキケマンではないのかもしれません。ほかに該当種が無いので新種となるのかも。もっと咲き進んで実ができてきたらまた写してきます。実はフウロケマンとは明らかに異なります。ムラサキケマンです。...

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2024-03-31 (Sun)

ウスゲクロモジ

ウスゲクロモジ

当地の原住民は“クロモジ”と呼んでいますが実際には当地にはクロモジは自生していません。近縁のウスゲクロモジが自生していてこれらは葉で見分けますが花ではほぼ見分けられません。以下ウスゲクロモジです。雄花です。雄花雌花雌花古樹の幹は真っ黒。ウスゲクロモジの他ケクロモジも自生しています。いずれもクロモジよりも葉が大きい。...

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2024-03-30 (Sat)

キリシマミズキ

キリシマミズキ

鉢栽培しているキリシマミズキが咲いています。トサミズキより3~4週間遅れて開花します。葯が赤いトサミズキと違ってこちらは黄色です。まだ若いからかもしれませんが花付きはトサミズキに劣るようです。花序はヒュウガミズキよりも大きい。...

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2024-03-30 (Sat)

エドヒガン

エドヒガン

園内のエドヒガンが咲きました。当町にはエドヒガンが自生しておりこれは地元由来の株です。白い。道路沿いに咲いているのもエドヒガンですがこちらはピンク。購入した苗を植栽したのでしょう。エドヒガンはガク筒が丸く膨らむのが特徴です。エドヒガンは病気が付きにくく寿命の長い桜です。各地に銘木があります。『竹の薮のエドヒガン』です。(3月29日)シダレザクラもエドヒガンの枝垂れ性のタイプです。愛媛県鬼北町・小越の...

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2024-03-30 (Sat)

アズマイチゲ

アズマイチゲ

栽培しているアズマイチゲですが株ばかり繁茂して花がまったく咲かない~と先日お話しました。その地では花付きが良くないことは前々から分かっていたので試験的に他の所に移植しておりましたがそちらで咲いてきました。ユキワリイチゲと同時期に咲くものと思っていて今年は咲かなかった~とお話しましたが今頃になって咲いてきました。10個ほど咲いています。この地にすべて移植した方がよさそうです。ここが葉ばかり繁茂してまっ...

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2024-03-29 (Fri)

ヤシャビシャク

ヤシャビシャク

2月半ばに春先のような温かさが続いてこのままではヤシャビシャクがとんでもなく早くに咲くのでは~と思っていましたが3月には平年よりも寒くなってしまったので生育がストップしていました。今咲きました。平年よりむしろ遅いくらい。ブナなどの高所に着生するので自生で咲いているのをほとんどお目にかかることがありません。我が園では柿の木のウロに着生させておりまして毎年咲きます。...

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2024-03-28 (Thu)

シデコブシ

シデコブシ

雨が降り続く25日、シデコブシが開花しました。シデコブシは在来種です。この日、ソメイヨシノも開花しました。ハクモクレン(外来種)はまだです。下界ではハクモクレンが咲き終わってからソメイヨシノが咲くようですが当地では同時かソメイヨシノが先となります。...

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2024-03-27 (Wed)

シコクフクジュソウ

シコクフクジュソウ

シコクフクジュソウ、今年は2万花以上咲いてくれました。2月中旬のピーク時に一気に咲き進んでしまって花期としては例年よりも短く終わってしまいましたが。咲いた花のうち半分以上は実が留まっています。完熟したらひとりでに落ちてしまいます。この地に落ちてしまってももう育つスペースが無いので回収して新たな土地に蒔く必要があります。大きな実がありました。種子は7~80個ありそうです。...

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2024-03-27 (Wed)

ヤマネコノメソウ

ヤマネコノメソウ

ヤマネコノメソウは園内のいたる所に自生しています。種名の由来のキラリと光る種子が見えています。林縁にはコガネネコノメソウが群生しています。特に手入れはしてないが小さなお花畑となっております。こちらは藪の中。ここをきれいに整備すれば新たな名所が作れそうです。その近くにはトゲミツクシネコノメも育っておりネコノメ三昧ができるようになりそうです。...

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2024-03-27 (Wed)

ヒメヤブラン

ヒメヤブラン

興津に遠征した際 見かけたヒメヤブランです。ヤブラン属は早々と果皮が脱落して種子がむき出しで成熟します。9月に訪れた際も同じ所で写していました。花は7月頃から咲き続けているようです。その時、すでに果皮は脱落しておりました。よって果実ではなく若い種子となります。ジャノヒゲに似ていますが属が異なります。...

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2024-03-26 (Tue)

ソメイヨシノ開花

ソメイヨシノ開花

当地でもソメイヨシノが開花しました。雨の降り続いた昨日(25日)から開花していたようです。写したのは今日です。昭和の頃、標高600mの当地では高知市内よりも2週間以上遅れて開花するのが当たり前でした。近年はその差がだんだん縮まり、わずか2日遅れで開花しました。我が園のカタクリはソメイヨシノと同じころ咲くと紹介しておりますが今年もその通りになりました。...

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2024-03-26 (Tue)

シロダモ挿し木苗

シロダモ挿し木苗

17~8年前から何度かシロダモの挿し木を試みましたがことごとく失敗。取り木や接ぎ木も技術が伴わず成功したことがありません。もうあきらめておりましたが近年、ちょっとやり方を変えて再挑戦したら発根しました。徒長枝を挿せばよかったんですね。これ私が発見した黄実種なので後継株を作っておきたかったんです。...

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2024-03-25 (Mon)

白実オオミマンリョウ

白実オオミマンリョウ

栽培されているマンリョウは園芸植物です。その原種はオオミマンリョウと言って暖地の沿岸地に自生しています。特に実が大きいとは思わないが枝葉の構造が大きく樹高も1.5mくらいは普通で稀には3mにも達します。このオオミノマンリョウにも白実種が存在します。私はお花追っかけを初めて初期のころから見ていたので特に珍しいものとは思ってなかったんですが見ていたのは1か所だけ、ほかの山の自生地では出会ってないことに気付...

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2024-03-25 (Mon)

バイカオウレン

バイカオウレン

バイカオウレンの花後です。大量のタネが収穫できるはずでしたが・・・無残にも半分の面積が食われてしまいました。数年前からたびたび被害を受けます。犯人は証拠はないが、多分ノウサギ。キンポウゲ科は有毒植物がほとんどですが一方漢方にも有用な種類が多い。ということでノウサギも腹薬として服用しているそうです。この被害に気付いた後、農薬を散布して対策しました。...

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2024-03-24 (Sun)

アオモジ

アオモジ

アオモジは南方系ですが近年急速に分布域を北上させているようです。自生というよりは国内帰化との扱いもあるようです。我が町内でも咲いていました。道路の一段下に咲いているので気づきにくいんですがわき見運転の常習犯、私の目に留まりました。容易には近づけないのでガードレールからのぞき込むだけです。7株あって全部雄株です。どうやら野鳥によって運ばれたのではなく地主さんが挿し木増殖して植栽したのでしょう。望遠レ...

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2024-03-24 (Sun)

イヌノフグリ

イヌノフグリ

イヌノフグリの自生地には今年3回訪れる機会がありましたが 1回は雨天、2回目と3回目は夕方になってしまって散った後でした~ よってまだ花を写せてない。4回目は興津です。咲いているのを見るのは今年初。とはいえ、つまようじの頭くらいの大きさなので肉眼では色も形もわからない。拡大してやっと咲いていたことが分かりました。小さくてもしっかり花粉を出していますね。葉は互生、花は葉脇に1個づつ付きます。これは果...

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2024-03-24 (Sun)

イイギリ

イイギリ

高知県では去年の梅雨時から野鳥が激減しました。秋になっても冬になっても帰ってくる気配はないですね~イイギリの実は2月中には食べつくされるのですがお彼岸を過ぎた今でも残っていました。こんなことは過去には記憶にありません。この樹には数少ないヒヨドリが来始めたようです。荒っぽい食い方をするので下にはたくさん落ちています。...

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2024-03-23 (Sat)

ハラン

ハラン

今時期、ハランの株立ちを見つけると株元の落ち葉を除けてしまいたくなるのは昔からの癖です。まだつぼみでした~ここのは一部開花している~全開したのもありました。ハランの花は地上0センチに咲きます。落ち葉を除けてやらないと咲いている意味がない~...

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2024-03-23 (Sat)

アオキ食われる

アオキ食われる

野鳥が極端に少なくなったので銘品アオキの実を食われることもないだろうと対策もしてなかったところ、なんと食われてしまいました。3月17日前後に食われたようです。その2週間前です。この銘品はこの写っている実が全部なので1個たりとも無駄にしたくなかった~白実種の方も食われています。白実種はたくさんあるので残っているのもあるし蒔く予定もなかったのでいいのですが。...

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2024-03-22 (Fri)

イシズチザクラ

イシズチザクラ

私は園芸種の桜は栽培しておりません。原種だけです。イシヅチザクラ、美しいとは言い難いが分類学上は貴重な種類です。3月18日に開花したようです。9歳になる株が5~6本あったはずだが咲いているのはこの1本しか見当たらない~枯らせてしまったかも~ 高所にだけ自生する種類なので性質は弱いかもしれない。去年サクランボが生っていたのにこれ以上増やしても管理できないからと回収しなかった。蒔いておくべきだった。...

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2024-03-22 (Fri)

フッキソウ・ツゲ

フッキソウ・ツゲ

フッキソウです。草ではなく木ですが。咲いています。花序を立ち上げ上部にはたくさんの雄花。花弁は無く4個の雄しべが目立ちます。花序の基部の方に1~3個の雌花。この画像には2個写っています。噴水型の雌しべがあるだけで花弁などない。同じ仲間のツゲ、こちらも今が開花期。これも雄花も雌花もまとまって咲きますが雌花は先端に1個だけ。取り囲むように雄花が付いています。肉眼ではよくわからない雌花、写すことができました...

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