タマミズキの黄実種のタネを蒔き5歳になった株です。蒔いたのは黄実種ですがその父親は基本種の赤実系だと推定され、2世苗、F1では赤実種に戻るものと思っていました。この株,その予想通り葉が紅葉しているので赤実種になります。ところがありがたいことにF1で黄実種になる株があることが分かりました。(注:雌株ならばの話ですが)これ紅葉しないので赤実種ではありません。まだ樹高は1mほど。5mくらいにならないと開花結実は...
四国カルストで花道楽
四国カルスト近隣の植物の紹介
愛媛県旧広見町でこんなの見ました。ヒロハフウリンホオズキ、外来種です。花も実も憎めない姿形ではありますが徐々に侵略してきていることは事実です。ホオズキの名が付く植物は多いが本物のホオズキ型の実をつけるのは少ない。...
アカメヤナギは当梼原町にはこの一本だけしか確認されておりません。複数立っているようにも見えますが元は1本です。このアカメヤナギにヤドリギが寄生していることが分かりました。ヒレンジャクによってたまたまこんな所までタネが運ばれてきたのでしょうか?半透明の実が少しだけ生っていました。...
30年くらい前、国道の改良工事でのり面の切り取りが行われ岩盤が安定していることからモルタル吹き付け工など行われなかったようです。今ではツメレンゲの生育地になりました。土佐清水市ですです。まだまだ繁殖が進んでいるので将来は岩盤が見えなくなることでしょう。...
昭和50年代半ばだからもう40数年前のことです。竹本教授の『アマチャヅルは効く』で大ブレイクしたアマチャヅルです。朝鮮人参と同じサポニンが複数入っているということで大ブームを起こしたお茶です。瞬く間に全国に知れ渡りある農協など栽培推進し大きな集荷場なども建設しこれから販売しようとした途端、ブームは突然終息。これ容易に栽培出来て一家で飲料するくらいの量はすぐに収穫できるので誰もお金を出してまで買わなくな...
たくさんのツツジ類は鉢植えにし風で倒れないようユリコンに入れて並べています。ツツジの植え替え時に表土にちょっとだけ山野草も混生させるんですがそのオウギカズラが大繁殖しました。1,2枚目はピンク オウギカズラです。3,4枚目は白花オウギカズラです。オウギカズラ咲いたらかわいらしいですよ。...
オオバヤドリギを私はまだ見たことが無い。そのことを知った先輩方が日曜日にわざわざ案内してくれました。樹上高くに赤っぽく色づいているのが寄生したオオバヤドリギです。針葉樹から常緑樹まで特に選ぶことなく何にでも寄生するようです。これはシリブカガシに寄生していました。花が終わって実になりかけているところ。移動した別の所では花も見られました。葉の色から寄生しているオオバヤドリギと分かりますが寄生主の枝のよ...
ツチトリモチはハイノキ科の常緑樹に寄生します。ここにはやや希少なクロキが自生しておりクロキ自体は希少でもほかのハイノキ科よりもツチトリモチが付きやすいということはあります。でも少ししかなかった。帰路、小さな神社があったので立ち寄ってみるとここにも出ていました。これがクロキです。クロキの花をあまり見ないがこの樹には花芽が付いていました。...
高知県に住む人でお花好きならば毎年一度は訪ねたいお花の一つ、ヤッコウソウです。自生地は東端と西端に限られ遠いですね。今年も西部へ~ここは少なくて100個くらいしかないがツチトリモチも見られることからありがたい自生地です。帽子が抜けたところ。...
シソ科の小低木、ハマゴウです。海べの砂浜に群生して夏から秋まで長く咲き続けます。普通は紫色の花ですが県東部の海岸でピンク花に出会いました。カメラの事情でピンクらしくないですが実際にはピンクです↓その隣の市でもピンク花がありました。花末期なので確認はできませんでしたがピンク花の株もたくさんありそうです。...
ムラサキシキブの仲間、高知県内には6種類ほど自生していてそれらの雑種も見られるので行く先々でよく見かけます。その中でも一番大きくなるのがトサムラサキ。樹高7~8m稀には10mにもなります。光の具合で赤く見えますがコムラサキと同じ色だと思います。個々の実は一番小さいかも。今回土佐清水市で写しました。我が園内に実生苗が育っていますがまだ咲かない。10年以上経っているのもあるはずなのに。...
サクラツツジは四国・九州南部に自生するミツバツツジの仲間です。ミツバツツジの多くは落葉樹ですがサクラツツジだけは常緑樹です。落葉樹のミツバツツジどうしは交雑しにくいのにサクラツツジと落葉樹は交雑しやすいようで自生地では交雑種をよく見かけます。コバノミツバツツジかトサノミツバツツジあるいはオンツツジと交雑したのだと思われますがよくわかりません。その交雑種のタネを蒔いてみました。正常なタネができると見...
オオムラサキシキブは四国西部の沿岸部に近い所に点々と分布します。特に珍しいものではありませんが内陸部では見かけません。当地も分布域では無いんですがタネから栽培すると問題なく育って開花結実するようになりました。まだ本来の姿まで生育しておりませんが大きな花序(果序)の素質が伺えます。個々の実はコムラサキやムラサキシキブと同大です。トサムラサキだけはもっと小さい。...
故父宅裏の防災工事は10年ほど前に完了しました。裏山の急傾斜地をコンクリートで防御したので安心です。ただコンクリートと金属ネットは景観上よろしくないですね。それで私が勝手にツルウメモドキを植え付けてネットに絡ませています。数年後にはネットが見えなくなるくらい繁殖してくれるでしょう。...
白い花の咲くアザミはイシダテアザミ、10月半ばに自生地より報告させていただきました。今日紹介するニセツクシアザミは基本は赤です。その珍しい白花種が我が園内で咲いています。すごく珍しい白花ですが誰も気づいてはくれないですね。...
オンツツジは朱赤色の花を咲かせますが極めてまれに紫色の花を咲かせる個体があります。タネが入手できたので蒔いていたらたくさんの苗が発芽、今年5歳になります。初めて花芽が付きました。紫色に咲いてくれるか基本の朱赤色に戻るのか今からドキドキ。実はこの個体、葉に斑が入ります。↓2歳の時に写したものです。その後の経過画像が無いので今年はどの程度の斑なのかよくわからない。ツツジの場合、幼苗の頃斑入りであっても後...
四国にはかなり稀なアケボノスミレ、この山域にはたくさんあります。花期は多くのスミレよりやや遅く4月後半となります。10年くらい前はよくスミレ観察会を催したものですがちょうどその頃いろんなお花のイベントと重なってしまうため私の日程が取れなくなり近年は消滅しました。このアケボノスミレ、皆さんにもぜひ見せてあげたいものですが。...