2022年06月 - 四国カルストで花道楽

四国カルストで花道楽

四国カルスト近隣の植物の紹介

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2022-06-30 (Thu)

イワタバコに斑入り出現

イワタバコに斑入り出現

斑入りイワタバコのタネを蒔けばいくらか斑入り種が出ますが、いきなり斑入りは極めてまれ。ヤマアジサイ栽培場の石垣にイワタバコの苗が出てくるようになってその中に斑入りがありました。ここにはピンクイワタバコのタネを蒔いていたので咲く花はピンクになるはずです。ピンクで斑入りというと2芸品ということになります。これ今まで気づいてなかったけれど3年目の株だと思われます。特別待遇で今年開花を目指します。...

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2022-06-30 (Thu)

ヒメユリ

ヒメユリ

ヒメユリが咲き始めました。咲き始めた、と言っても少しだけしかありません。園内にはユリ属の生育を阻害する雑菌が増殖しているようで実生苗が1年目、2年目でほぼ全滅してしまいます。運よく生き延びた株がわずかばかり咲きます。黄花種もあります。...

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2022-06-29 (Wed)

マタタビ

マタタビ

マタタビの雌花(両性花)と若い果実です。ガクが残ったまま実が成長しています。こちらはマタタビの雄花にできた虫こぶ。雄花は通常花粉を飛ばし終えたら必要なくなるので落下します。虫こぶが付いたことで落下せず成長しています。この虫こぶは漢方で有用です。図鑑にも “マタタビバエが果実に産卵してできる” と記載されていますがそれは変~実のならない雄花に虫こぶができているんです。...

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2022-06-27 (Mon)

ノグルミ

ノグルミ

こんなのありました。こんなのもありました。真ん中に雌花序、その周りに雄花序が取り囲んでいるんですが1週間ほど見に行くのが遅れて雄花序が脱落していました。去年写したのがありました。これは雌花序の上にも雄花序が2個乗っかているタイプです。ノグルミの花でした。クルミの仲間にはオニグルミ、サワグルミ、ノグルミがあってそれぞれ属が異なるのでお花も果実も全然似てないですね。...

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2022-06-27 (Mon)

白花ケイワタバコ

白花ケイワタバコ

イワタバコの開花は8~9月となります。今咲いているのはケイワタバコで東海地方などに分布する異種です。それの白花種が園内で咲いています。40年以上前に通販で入手したものが今も生き延びています。花柄に毛があります。茎にも毛があります。...

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2022-06-27 (Mon)

クサナギオゴケ

クサナギオゴケ

クサナギオゴケです。花末期になってしまいましたが。これは四国には自生しません。左クサナギオゴケ、右は四国固有のヤマワキオゴケ葉です。左クサナギオゴケ、右ヤマワキオゴケ分類学上は2種は同じとされているんですが花の大きさが明らかに違っていて中間型は存在しません。混同してしまわないようしっかり分けておきたいものです。...

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2022-06-26 (Sun)

キレンゲショウマ開花

キレンゲショウマ開花

キレンゲショウマ開花宣言。本日、1花だけ開花しました。明日咲くのも2個確認できます。花はわずか2日の命です。それでも次々とつぼみを上げて日ごとに花数を増やしていきます。8月半ば過ぎには1日5万~10万花咲くようになります。会員様はいつでも入園できます。会員様以外でも予約いただければ入園可能です。...

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2022-06-25 (Sat)

ヤマアジサイ『松中手まり12号』

ヤマアジサイ『松中手まり12号』

今年初公開のヤマアジサイです。『松中手まり12号』松中手まりシリーズは№1~№13まであります。全員そろえて集合写真を撮りたいんですがそろえるのが大変。10号がどこにあるのかわからなくなっております。...

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No Subject * by 坂嵜 潮
この品種も分けていただけないでしょうか?

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2022-06-25 (Sat)

斑入りホシケイラン

斑入りホシケイラン

斑が入ると種名が変わるというのはちょっとどうかと思いますがホシケイランです。基本はガンゼキランなので花色は黄色。黄色い花がほかの色に変異することはまずないんですが園芸屋さんの努力によってこんな色が出現したのでしょうね。6年前に我が園に立ち寄った松田さんが途中で購入したという親株から古いバルブを1個外してくれてそれを育てていたら今年初開花したものです。当地では冬場保護する必要があります。...

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2022-06-24 (Fri)

ヤマアジサイ

ヤマアジサイ

この全域が杉林だったんですが数年前に皆伐。林床にたくさんあったヤマアジサイもいったんは日の目を見て見事に咲き誇りましたが今度はクマイチゴが大繁殖。中に立ち入ることができなくなりました。右手の林内には入れますがやや暗くなりすぎて花付きがよくないですね。手まり咲きがありました。手まり~半手まりと暴れています。クマイチゴの向こう側まで繁殖しています。作りこめば緻密でまん丸になる優良種です。...

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2022-06-23 (Thu)

ヤマワキオゴケ

ヤマワキオゴケ

ヤマワキオゴケです。年配の元お嬢さんなんかは“ヤマワキオコゲ”と呼んでくれたりもします。縁の下で咲いているのすごく元気。コンクリート面を9センチほど空かせて溝にしていますがそこに勝手に芽生えたのを抜かずにおいています。山際などにもたくさん育てていますがここのが一番元気。...

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2022-06-22 (Wed)

ミヤマコナスビ

ミヤマコナスビ

当地にはミヤマコナスビが多いのでかつては四国外からも見に来られる方もおりました。花が大きくてツルがよく伸び時に大群生を作ります。コナスビとはすみ分けているのが普通ですがここには並んで咲いていました。コナスビよりはるかに大きな花です。大群生しているのを見かけたらまた紹介します。ミヤマコナスビには銘品があります。『満月』園内に植栽していますがこれ年々移動する傾向があって移動先に根を下ろす適地が無いと衰...

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2022-06-22 (Wed)

白花オウギカズラ

白花オウギカズラ

園内ではオウギカズラの白花が咲いています。ツツジなどの鉢植えの中に繁茂して咲いています。このオウギカズラは花色は紫色があっての白花変異種ですが普通のオウギカズラより花期が1か月半ほど遅く全体に小型で花の大きさもキランソウくらいです。愛媛県にだけ自生するようです。オウギカズラと同じに扱うべきではないので正しい種名を知りたいんですが誰も教えてくれません。私のもとには10年以上前に絶滅したらいけないので危...

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2022-06-22 (Wed)

ユクノキ

ユクノキ

よく議論になるフジキ・ユクノキのユクノキが咲いてきました。フジキはここから見える範囲にたくさん咲きますがユクノキは西の方に車で10分ほど遠征しないと見られません。1週間前につぼみを確認していたので再訪すればちょうど見ごろでした。これがユクノキです。この地には普通は行くことが無いのでこの山にどれだけユクノキが自生しているかなど把握できておりません。支流の谷奥にいっぱい自生していることが分かりました。撮...

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2022-06-21 (Tue)

斑入りイチョウ

斑入りイチョウ

昨秋、新しくカエデ園を造るためにイチョウを切り倒そうとしたところ枝代わりで斑入りが出現していることが分かりました。斑入り部から上は切り落として冬場に株を掘り上げて仮に移植しました。この斑入り部を伸ばして取り木による独立株を作る予定です。今年展開した斑はちょっと物足りない。気長に進化させていく必要ありです。この樹は『藤九郎』という品種なので期待も大きい。話は変わりますが、勝手に生えて3mほどに育って...

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2022-06-21 (Tue)

ホタルブクロ

ホタルブクロ

自宅のすぐ前は石垣の段差があってすぐ道路。石垣の上のわずかなスペースにシロヤシオを植え付けてその間にはいろんな野草が勝手に生えています。今年はホタルブクロがいっぱい咲きました。ホタルブクロは原住民にとってはただの雑草です。こうして庭先に咲いていると庭の管理ができてないとみなされてしまいます。見事に咲いているので残しておりましたが花終わったら抜き捨てます。この後もツユクサなどここで咲いてはいけないも...

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2022-06-21 (Tue)

ムラサキ

ムラサキ

当地は石灰岩地ではないが四国カルストから転げ落ちた石灰岩の巨石がところどころに転がっています。昔の人は邪魔になるのでコツコツと割り砕いて石垣用に利用しましたが園の一角にあるのは形がいいのでそのまま残っています。軍艦岩と名付けてその上面に石灰岩地を好む植物など植えてけています。そこにムラサキが1株だけ咲いています。こちらは何度か紹介した鉢植えのムラサキ。3鉢咲いています。ムラサキは栽培困難で1年目は元...

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