四国カルストで花道楽
四国カルスト近隣の植物の紹介
園内には花芽を付けているトサコバイモが4~50本あります。そのうちの1個が咲いています。無造作にお山に植栽しているのと大切に鉢植えしているのがあって鉢植えのは霜や寒風の当たらない所に置いているんですがそれはぜんぜん出てこない。鉢植えにしていること自体地温が伝わらないので遅れるんでしょうか?...
自宅の裏山にセリバオウレン咲いていました。杉葉の掃除ができてないので積極的には案内しておりませんが。セリバオウレンの花を観察してみます。個体差が激しくいろんなタイプがありますが、外側のやや大きい弁がガクに当たります。普通は5枚ですがもっと多いことも。その内側のやや小さい弁が花弁に当たります。これも5枚でいいと思うんですが実際には10~20枚もあったり決まっていません。その内側に花粉を付けた雄しべが多数。...
ツルギミツバツツジは四国固有種のツツジです。四国の高所に自生し紅色の花を咲かせます。このツツジの白花情報がほとんど無くて私も見たことがありません。ちょっとやそっとで出現するものではないが大量に実生すれば出てくるかも。これ5歳になるコンテナ苗です。たくさん出てきてどうしようもないのでそのままになっています。2歳くらいの頃、もしかしたら白花種かも~と思われる苗を植え出していました。6株あります。今こう...
白花ホトケノザの群生地は6年前に教えてもらって毎年見に行っています。地主さんが「採って行ってもいいよ」と言ってくださるので何度かタネを頂いて蒔いたんですが当地はホトケノザにとってやや寒すぎるようで安定して育ってはくれません。今年4株だけ確認していますがまだ小さい。なので今年も自生地に行ってきました。普通の赤と白とが混生しています。この白花種を末永く維持するためには普通種の赤を取り除いた方がいいんで...
イヌノフグリは蟻の目線で探さないと見つけることができません。イヌノフグリを見たことが無い方は想像しているよりもっと小さい花だと思って探さないと見つけることができません。花色はピンクで青は含まない。この一角はオオイヌノフグリと混生しています。大きさはこんなに違います。近年急速に分布域を広げているフラサバソウです。オオイヌノフグリよりやや小さめ。花弁の間に隙間があって花色が淡い。茎葉に毛が多いのが特徴...
ツルアリドオシの群生地があったことを思い出し見に行ってきました。独特の赤い実を見たかったんですがそれは見つかりませんでした。鳥さんが食べてしまった後だったんでしょうか~以下、過去の画像から。6月に咲くお花です。一つのガクから2個の花が咲きます。花2個に付き果実が1個できるという特技があります。花付きは悪くないんですが果実はあまりできない。4年前の2月に写した果実です。柱頭の名残の目が2個あります。花から...
ネコヤナギが咲いていました。これは雄花です。咲く前は赤いので雄花だとすぐに分かります。赤い帽子が取れて黄色い花粉が出てくると開花となります。花粉を飛ばしてしまうとこんな色になってしまい雌花と間違いそう~こちらが雌花の開花したところ。雌しべが見えています。雄株、雌株並んで生えていました。一般に雌花序の方が小さめですがこの雌花序(右)は特別小さかった。...
この一週間で目まぐるしく変化しました。1週間前は雪に覆われてしまい雪解けとともにうなだれてしまった哀れな姿となりその翌日には見事に立ち直りました。黄色の占有率が過去最高となったかと思ったら季節外れの暖かさで花茎は伸び、葉は展開してきてかわいらしいお花ではなくなってしまいました。これだけ葉が展開してしまったらもう晩期の印象はぬぐえません。まだつぼみもあるので3月10日頃まで咲き続けはしますが・・・。...
牧野植物園にシナミズキが咲いているというので見てきました。トサミズキによく似るも葯の色が赤くないのが明瞭な違い。このトサミズキの仲間は日本からヒマラヤにかけて20種類くらいあるだけと聞いています。そのうち日本には4種類あります。トサミズキ、コウヤミズキ、キリシマミズキ、ヒュウガミズキです。このうちキリシマミズキは自生地が限られ植栽されている所もありません。私どもが栽培している株があり7歳になる今年初開...
園内のセツブンソウ、今年も出来が良くなくてがっかりです。さみしくて全体は写せません。そんな中、マニアックな奇形花がありました。一茎二花。 双頭花とも言います。上から見ると、2花が癒着しているのがありました。茎も癒着して幅広くなっています。この現象を帯化と言います。石化とも言います。双頭花も帯化も今年だけの現象です。もしも安定した芸ならマニアの評価は高く数万円の値が付きますが。...
オンツツジは落葉樹ですが幼苗の頃は冬場でも葉が残っています。これは白花オンツツジのタネを蒔いて今年3歳となる苗群です。白花種のタネを蒔けば子も白花になりそうなものですがそうもいきません。母親が白花種でも父親は普通種だからです。紅葉した葉の色で花色も推測できます。紅葉せず緑葉ならば白花種の可能性大となります。白花種と思われる株はわずか2パーセントくらいです。白花種の出現を期待して実生しているので紅葉し...
牧野植物園では3種類のハルカンランを展示していました。『浩徳の光』『一条の誉』『一条の司』ハルカンランは晩秋に咲くカンランと春に咲くシュンランの交雑したものとされています。両種ともに自生する山から過去に発見されていますが何らかの事情で同じ時期に開花しそれがうまく受粉しタネができてそれから発芽して育つという、とても稀な偶然の積み重ねで生まれています。秋咲き種と春咲き種が存在するようです。...
スギの樹上で斑入りが出現しています。見えにくい所にあるので移動しながらいろいろ写してみました。これは今までたくさん出会ってきた斑入りとは違うタイプです。黄金葉ですよ。簡単には採取できませんが、何とかして増殖することを考えたいものです。...
ミニ滝横に根付いているトゲミツクシネコノメが咲いてきました。ユキノシタ科ネコノメソウの仲間です。花茎が立ち上がっていることは分かりますが小さいのとこの色なので咲いているかどうか肉眼では分かりにくい。拡大してみると弁は直立して雄しべが見えています。開花ですね。ほぼ毎年、開花した後かなり過ぎてから気づいていました。2月のうちに咲くんですね~つまらないお花とお思いでしょうが希少種です。...
トサコバイモの実生床です。予定より早く生まれてしまい、霜柱ができるたびに小苗が浮き出てしまうので何回も植えなおしの作業が必要となっています。今後何日かは氷点下に下がらないようなのでその間にしっかり根付いてもらいたいものです。一方、鉢植えの親株の方、こちらはぜんぜん姿を見せないので心配になって少し表土を取り除いてみました。よかった~出てる~ 花付きです。こちらも花付きですね。去年も開花してタネを付け...
一昨日のユキワリイチゲ園です。ユキワリイチゲは名に反して雪の中で咲くことは無いので当分花は咲かないと思っていました。昨日昼過ぎ、気温が15℃まで上がったため雪が解けてしまいました。突然解けたので開花準備もできてなかったが15℃もあれば慌てて咲いてきますね。...
3日前(18日)のバイカオウレン園です。林内は陽が当たらないのですぐには雪解けはしないと思っていました。昨日午後でもまだ10センチの積雪でバイカオウレンは全く出て無かった~ところが今日は気温が15℃まで上がり一気に雪、解けてしまいました。解けたばかりの所は茎が曲がっています。雪の重みを受け止めていたんですね。2~3時間前に解けた所は真っすぐ立ち直っています。さすがですね~...
人間が少し丸くなったような…………
バイカオウレンも加茂と異なる雰囲気かな⁉️
うちのバイカオウレンはささやかなものです。加茂より2週間以上遅れますね。
ナギランは耐寒性の問題で当地には自生しませんが暖地に遠征するとよく見かけます。椎の木の自生する山を通過する県道沿いにありました。1年のうちには多くの自生に出会いますが開花期(7月?)に訪れることが無く近年お花を見た記憶が無い。花姿がだらしないことから園芸的に不人気でその点盗掘を免れているのは事実だと思います。種名を頂くことになったナギ(梛=針葉樹)の幼苗群です。...
種子の中をくり抜いて笛をつくったり、葉を交差させて手裏剣にしたり、海そばではとても身近な植物でした。
当町にはさすがにないですよね?標高どのあたりまでありますか?
花や実を見ることもめったにないし採取して観察したことも無いので質感など分かりませんでした。次に見かけたらしっかり観察しないと~
高知県植物誌で確認してみますと、ソテツの自生情報が全く無いですね。標本が1点も取られてないということになります。
雪解け始まって2日目、シコクフクジュソウ復活です。こちらは雪が解けかけ。雪は表面からではなく地面から解けるので花に乗っかている雪がお花を圧迫します。これを見たら、もう終わった~と悲しくなりますが翌日には復活してくれましたね。その他、バイカオウレンもセツブンソウもユキワリイチゲも雪の下に隠れています。雪解けの予想はバイカオウレン2日後、セツブンソウ3日後、ユキワリイチゲ4日後くらいでしょうか。...
トサミズキの自生地は当地のような寒冷地ではありませんが当地でも植栽株が咲こうとしています。芽鱗が割れて中から花弁、雄しべが見えてきました。芽鱗、今まであまり注目したことも無かったんですが図鑑では必ず表記されています。こうして2枚の芽鱗が割れて中から花が顔を出してくるのですね。...
このヤブツバキ、園芸種ではなくお山で発見された品種だということです。八重咲ですが雄しべがあることから半八重と扱われます。花色も鮮やかな赤でこんなのが山にあったらよく目立つでしょう50年前に当時の中村市北カモ川で発見されたそうですが園芸流通はしてない様です。...
昨日(2月18日)の朝はヤマアカガエルの池も半分凍結して積雪となっておりました。この下にはたくさんのオタマジャクシ。今日はいい天気になりました。真ん中あたりにオタマジャクシの集団が見えます。↓ズームもっとズーム↓生まれてから数日は兄弟まとまっています。↓氷の下には大量のオタマジャクシが居るはずです。5万匹以上~...
寒い間に種を増やすのですね。
逞しいなぁ。
数年前に伐り倒したイチョウです。イチョウは萌芽力が強くこのような姿になって今まで2~3回は伐り払いましたが何度でも出てきます。直径50センチほどありました。元は私が40年くらい前に植えてある程度大きくなってから優良な雌木を接ぎ木して銀杏もたくさん生るように育っていました。しかし、銀杏もほとんど食べないし回収しないと道路に落ちて臭いし汚いし、迷った挙句伐り倒したことでした。これ完全に枯らすにはドリルで穴...
ものすごい生命力ですね。
ひこばえというと
山歩きで出会う桂の木を思います。
ひこばえの多い木とそうでない木は
生命力?に違いがあるのでしょうか。
カツラやイヌブナは親樹を人為的に伐ったのでは無く親機が枯れてからでもひこばえが育つ性質があり半永久的に生き続ける能力を持っているようです。
北海道から本州の日本海側にかけてマルバマンサクと言うのが自生します。マルバノキとは違いますよ。マルバマンサクの一部に花弁の基部が赤いタイプがありそれがニシキマンサクです。我が園には無いけれど牧野植物園に咲いていました。...
6日前に写したシコクフクジュソウです。埋もれてしまいました。雪は明日にはほとんど解けると思いますが傷めつけられたお花はすぐには回復しないでしょう。3日前に写したバイカオウレンです。今日はこうなっています。小さなお花にこの雪は酷だと思いますが去年は1週間で元気に回復しました。頭上のヒノキの枝にも多くは積もってないので回復してくれると思います。...
暖地で写した『カワヅザクラ』です。早咲きの美しい一重ピンクと言うことで遠目にもだいたいカワヅザクラだろうと見当が付きます。でも桜を植栽する際は品種名を表記して分かるようにしてほしいものです。原種の桜ならば同定できますが園芸品種はたくさんあるし毎年新品種が登場しているので聞かれても答えが出せません。品種目を調べる手掛かりとして花期、花色、花形の他うしろ姿が重要となります。花柄の長さ、毛の有無、ガクの...
家の庭の隅っこにハランを植えているのですが
花や実を全く気にしていませんでした。
今度よーく観察しています。