たくさんあったんですか~
面白いですね。
この地にも広く自生してるようでした。丹念に探せば進化したのがあるかもしれませんが、またの機会に。
四国カルスト近隣の植物の紹介
これはマルバコンロンソウです。いまから成長して来春に花を咲かせます。2年草なので今春咲いた株はもう役目を終えて消滅しています。今年3月に発見したその近縁種ですがその時咲いてた株は枯れることなくまた新葉を展開しています。多年草のようです。複葉の丸い葉はマルバコンロンソウに似てるものの花はちょっと違っています。3月に写した花。もっと大きくてスズシロソウに似てる。図鑑やネットで調べても該当種がありません。...
ベンケイソウ科のツメレンゲ、今回は太平洋を覗き込む岸壁で見てきました。このツメレンゲの自生地は、大月町あたりの海岸沿いに多いのと、遠く離れて仁淀川上流域の古民家の石垣や屋根上などに多く見られます。不思議な隔離分布ですね。...
ヒイラギは晩秋に咲きますが遠目に目立つものではありません。ところが今年は飛ぶ鳥も振り返るほどよく咲いています。屋根より高く伸びた老木、100年近く経ってるかもしれない。この樹は雄株で、だからこそこれだけ咲いてるのかも老木には葉のぎざぎざが無いのでヒイラギとは気づいてない人も~これ我が家の下の空き家、寺元邸の庭です。我が家には雌株があるんですが近づけない所で咲いてるので接写ができません。ハシゴなど利用...
サワフタギの実はきれいな色だとは知っていますが私はきれいな状態を見たことが無い。この樹もほとんど黒変してしまいました。10月上旬がきれいでしょうか?でもその頃は青葉が茂っていて見えにくいし・・・...
昨日は、四国カルストの一角で近年は誰も近づいたことが無いであろう未踏の地を歩いてきました。通称ダイシガタキ(大師が崖)と呼ばれる岩場です。特に危険ではないもののひどいヤブコギと岩場の上り下り~新産植物の発見は無かったので急いで報告することも無いんですが小さな洞窟を発見しました。この画像の真ん中あたり。入り口は直径1mも無いので入洞する気にはなれませんが。でも7~8m奥までは見えました。入山してここま...
ちょっと前に“オヤマボクチ”に出会ったと報告したかと思いますが、ヤマボクチ属に詳しい博士氏より“ヤマボクチ”だとの指摘をいただきました。総苞片が針のように細い葉が深く切れ込めばキクバヤマボクチ。これは切れ込まない。四国ではひじょうに稀な種類と言うことです。...
4年前まで荒地だった昔の畑を少しづつ開墾しています。4年前このたび2段目の畑が完成しました。1段目は4年前に完成して節分草園となっておりベニバナヤマシャクヤクもたくさん咲きます。そして2年前には4段目が完成。カエデ類が植栽されています。しばらく工事がストップしていましたが今年になって2段目と3段目の間の石垣を積みました。6月です。もともとあったクヌギはとりあえず残しています。2段目の床ならしまで完了。その後...
イシダテアザミは高知県と徳島県境の山、石立山固有種とされてきたがそれより150㌔ほど西の四国カルストにもあります。石立山ではシカの食害で絶滅寸前と言うことですが四国カルストではまだまだ安泰。資料によると石立山では白花の出現率が高い、とありますが四国カルストに自生するものはすべて白花種です。自生してる範囲は狭いんですが2年前の調査で株数は2~3000あることが分かっています。今回、この自生地から離れた...
アサマリンドウはピンクだけ増やしています。苗はたくさん育っていますが草丈30センチ以下なので地植えにしても管理が困難。他の大型の草に負けてしまうからです。植栽場所の選定に手間取ってるところです。...
“待とう館”裏の栽培場の石垣にコフジウツギがまだ咲いています。7月末から咲いてるので100日楽しめる花のひとつです。早くに咲いたのは実になっていますが。ブットレアの仲間で日本産。いかにも日本産らしく小型です。...
サクラツツジも秋に咲いてるのがありました。この花色、サクラツツジにしてはかなり濃い方です。トサノミツバツツジと交雑したら濃い色に咲きますがこの株は純粋なサクラツツジでしょう。秋咲きが安定してるかどうかは不明ですがこれ面白いことに2花が癒着して咲いています。一つのがく筒に2花が咲いてるんです。こんなのいくつかありました。これ、普通に春に咲けばちゃんと分離して咲くのかもしれません。でも花色が濃いのは安...
先日紹介した秋咲きオンツツジ、あれだけの変異種となれば品種名を与えてもしかるべきだと思うんですが、単に、秋にも咲くと言うのは探せば見つかるかもしれない。アベちゃんが「秋にも咲いてるがあった~」と情報いただきました。一昨年、去年、と2年続けて確認したそうです。私もその地を2年続けて通過していますが恥ずかしながら気づいてない~今年またそこを通過することになりスピード緩めてみると、この樹ですね、確かに咲...
暖地で出会いました。初登場のミソナオシです。面白い実が生っています。これヌスビトハギの仲間の小低木と言うことです。手にまでくっつきます。容易に分布域を広げていきそうですが今まで見たことが無かったですね。...
このダイモンジソウは意識して寄せ植えしたんでは無く勝手にタネが飛んできて勝手に花を咲かせたんです。6~7タイプの花がバランスよく並んで咲いてくれています。この鉢は斑入りキレンゲショウマを植えてたものですが本家は衰退して乗っ取られました。今年は半作、と観賞会も中止になった大文字草園、今頃になってにぎやかになってきました。とは言えあと1週間で終わりです。それと、悲しい結果が・・・5月にダイモンジソウが咲き...
オンツツジの秋咲き種なるもの見せていただきました。秋咲きの上に花が小さい珍種。残ったつぼみから春に咲くこともあるそうだが主は秋咲き。花が小さいのでヤマツツジを思うが葉は間違いなくオンツツジ。所有者の方、積極的に増やす予定も無いようで世に出ることは無いそうです。...
庭の一角にノビネチドリが出現したことに今夏気づいたわけですが人口栽培は困難とされるこのランも自分から生えてきたら元気に育つようです。それとは知らずに一回目の草刈りで芽先を切り飛ばしたため葉先が無くなっていますがそこから腐りこむことも無く今も元気です。我が家の周りには自生株は無いものの数キロ離れた所には自生可能地があります。そこからタネが飛んできたと考えられないことは無い。ただそのタネが発芽してここ...
四国カルストに多いマユミ、今年は豊作と思ってたのに意外と実が目立たない。理由が分かりました。カラスの集中攻撃にあったようです。(証拠写真はナシ)実には濃淡ありますが赤いほどきれい~でも真っ白も好きですね。この木はカラスとは関係なく実は少な目でした。...
オンツツジは挿し木困難なので白花種の増殖は実生に期待することになります。一方、別名メンツツジとも呼ばれるフジツツジは挿し木増殖が容易なので白花種を実生する必要もないんですが実生には実生の面白さもあります。1年前、実が手に入ったことから蒔いていました。少しだけ発芽しました。今、紅葉期になって分かったことですがこれ白花では無い~すべて紅葉しました。白花種なら紅葉しないはずです。蒔いた実は白花セルフでは...
キッコウハグマが咲いてる横にはコウヤボウキも咲いています。コウヤボウキはキク科には珍しい樹木です。1年目に出てきた枝に花が咲き2年目の枝には葉が茂ります。そして3年目にはその枝は枯れて無くなります。樹木と言っても年輪は2年を刻むだけですが。...
日本に自生する樫の仲間、(アカガシ亜属)は10種類足らずなので分類は比較的優しいはず。その樫の中で自生地が九州南部と四国のごく一部に限られるのがハナガガシ。九州にはまとまった自生地があるものの四国では神社の社叢でしか確認されておらず四国に真の自生地があったのかどうかも謎でした。それが今年の春、須崎市の山中で明らかな自生株が20本ほど見つかり関係者を驚かせました。その後、地元の方の調査でさらに広範囲に自...
小さい花なので見落とすところでしたがマルバノキ咲いています。ヒトデの様な花が背中合わせに咲くのは独特。芽の左下向きにこれから咲くつぼみも見えています。植栽地は軍艦岩横です。マルバノキ、花と実と紅葉が同時に見られると売り込んでいますが今年は実が無いし紅葉ももう少し先。紅葉するまでに落葉してしまう悲惨な年もありましたが今年は葉の状態がいいのでちゃんと紅葉するでしょう。2週間くらい先かな。...
展示されてるキバナノツキヌキホトトギスに糸覆輪が入ってるのがありました。これ宮崎県固有種。宮崎県の方が大量に実生してその中から出現したんでしょうね。我が高知県には固有種のトサジョウロウホトトギスがあります。いままで数万本の実生苗の中から白三光中斑、黄縞5系統、糸覆輪を選抜しております。また白三光中斑から芽変わりで黄三光中斑、黄縞からも黄三光中斑、黄縞から白縞への変化も選抜しております。...
白花オンツツジの実、まだ回収してないのを先日写しました。あまり膨らんでないので正常なタネはわずかだと思いますが。1年前にはもっとたくさん生ってて、でも発芽率は極めて悪かったですね。発芽したのは数10本だけ。紅葉してるのとしてないのがあります。紅葉してないのは親と同じ白花が咲くはずです。発芽率は悪かったものの白らしきが10本以上出てるのでヨシとしましょう。オンツツジの基本の花色は朱赤色です。色変わりとし...
美しく紅葉するシラキの枝に這い登ってタカネハンショウヅルが咲いています。ここは3年ほど前に石積み工事をした所でその後勝手に芽生えてきて運よく刈り払われることも無く生き延びてるようです。花色もシラキの紅葉に合わせたようにきれい。花も9月初めからずっと咲き続けています。早くに咲いたのは実になりかけています。この近隣にタカネハンショウヅル、たくさん自生していますが今時期まで咲き続けてるのはあまり見ません。...
シラキの紅葉です。これは鉢植えですが植栽してる株には実が生っています。一個の実は3室に分かれています。真ん中に花柱の名残りのフックがあります。このフックは俳句などしたためた短冊を吊るすに最適だと思うんですがいかがでしょう。...
珍し物があるよと言うので見せていただきました。ツハブキの葉が盾形になっています。つまり切れ込んでない。その名もハスノハツワブキ。自生地のどこかで突然こんなのが出現するんでしょうね。一般の人が見ても何とも思わないでしょうが見る人が見ればすごいものだと反応するのでしょう。...
何年か後に再訪すると、林道ができて群生地が消えてしまって…残念に思っています。