廃食用油をアップサイクルし、環境負荷の高いパーム油使用量50%削減。エコマーク認定ハンドソープ東急コミュニティーの管理物件での導入決定。渋谷区・港区の物件でスタート、順次拡大へ - ミッケル化学株式会社

ミッケル化学株式会社(所在地:東京都江東区、代表者:橋本 茂)は、株式会社東急コミュニティー(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:木村 昌平、以下「東急コミュニティー」)が管理する一部の物件で、当社のリサイクル食用油を使ったエコマーク認定業務用ハンドソープ「再生油を使用したTCエコハンドウォッシュ」が導入されたことをご報告いたします。
「再生油を使用したTCエコハンドウォッシュ」は、当社が1年半の期間を経て開発した再生油利用ハンドソープ処方を元に、本件のために、使用物件での使用感や作業効率もこだわって開発したエコマーク(公益財団法人日本環境協会)の認定商品です。原料にリサイクル食用油を利用することで、廃棄物を削減するとともに、熱帯雨林減少の最大の要因の一つとされるパーム油資源の消費量を削減し、環境保全・持続可能な社会・SDGs の実現に貢献している商品です。


         


<再生油を利用したハンドソープ導入の背景>
ミッケル化学は「四者共栄」の理念のもと、人や社会・環境のサステナビリティに配慮した製品開発を行っております。また、東急コミュニティーは、人・社会・自然が調和した美しい生活環境を「創造」し続けるというコンセプトのもと、管理するビルにおいて省エネやCO2排出量削減を実現するため、様々な取り組みを進められています。当社が開発した「再生油を使用したTCエコハンドウォッシュ」は、廃棄油を削減できるだけではなく、従来のパーム油由来ハンドソープと比較してパーム油を50%削減できることを評価され導入いただくことになりました。
今後もその他物件への活用の御提案を進め、より環境に配慮した社会の実現に向けた活動をおこなってまいります。


<東急コミュニティー ご担当者さまコメント>
これまで日本では「温室効果ガスを2030年度までに2013年度比46%減にする」という目標を掲げ、各企業が取り組みを進めてきました。その後、2023年に開催されたCOP28では、2035年をターゲットに目標の引上げが必要と認識され、今後、これまで以上の環境配慮が求められると考えられています。
そこで今回はビル運営管理において、環境へ貢献できるモノとして日常的に使用する消耗品の一つである「水石鹸」について着目しました。身近な「手洗い」という部分から、ビルのご利用者様ご自身も、環境活動の取組に関わっていただけることも良い点であると考えています。これからも、建物に関わるみなさまと共に建物の品質価値向上や環境活動に取り組んでまいります。



ミッケル化学では、リサイクル食用油のハンドソープへの活用ノウハウを活かし、NB品としても製品を展開しております。また、「持続可能なパーム油生産」のために必要な法的、経済的、環境・社会的要件をとりまとめた認証基準であるRSPOを支援している「薬用水石鹸ライム」※の提供も行っております。
※RSPO B & C(Book & Claim)方式による支援

          


「カガクで見つけるカガヤク未来」のステートメントのもと、これからもSDGsに取り組み持続可能な社会の実現に貢献する製品開発を進めてまいります。