今朝は朝日がまばゆいくらいで、これなら快晴になるかと思ったのも束の間、9時ごろから曇天に変わってしまった。気温も高いので、蝶は見られるかもしれないが、どうも出かける気にはなれない。蝶や花を撮るにしても私としては、陽の光がなければ物足りないのである。
蝶は止めて、晴れ間に庭の花を撮ることにしたのだが、撮り始めた途端、いきなり陰ってしまったので、それも諦めて中へ入った。
髭を剃るために風呂場に入るとビュッ、ビュッと風を切る音がする。
目の前を飛びまわる黒っぽい影。よく見ると・・・雀だ!
浴室の窓は開いているものの、網戸は閉まっている。おそらくは、家の中へ迷い込んだ雀が浴室まで入り込み、そこで閉じ込められたものとみえる。
いきなり入ってきた私に驚いて、飛び回ったのだろう。けれども狭い浴室であり、窓際と壁に架けたシャワーぐらいしか止まるところがない。そこを何度も往復したり、床に下りたりしているうち疲れてしまったとみえて、動きが鈍くなってきた。窓を開けてやればよかったものの、私は何故か、捕まえて逃がしてやることしか頭になくて、益々、雀を驚かせてしまった。
数分後に窓際に止まったところをタオルで抑えて手にとり、家人に見せてから庭に出た。
一旦は、そのまま逃がそうと思ったものの、写真を撮りたくなり又、中へ入ってカメラを持ち出した。左手に柔らかな、熱のある雀を納め、指で頭を撫でて安心させた(ツモリ)後、記念撮影を済ませ、放鳥した。
勝手なもので、このハプニングを縁起がいいものと決め込んでいる私である(^^;