シンガポール・チャンギ空港で最大規模を誇る「ターミナル3」徹底解剖
チャンギ空港の西側に位置する「ターミナル3」は、フロア面積約380,000㎡と、4つのターミナルで最大の広さを有する巨大ターミナル。
2024年現在、日本発着便で「ターミナル3」をメインベースとする航空会社はありませんが、グルメやショッピング、そしてエンターテイメントが充実しています。
- ターミナル3を利用する航空会社
- 到着:ターミナル3の1階フロア
- 出発:ターミナル3の2階フロア
- ショッピング:お土産・高級ブランド
- グルメ:シンガポール最後の食事に
- エンターテインメント:無料で楽しむ
- ラウンジ:くつろぎの時間
- ホテル:ターミナル3で泊まる
ターミナル3を利用する航空会社
2024年4月現在、ターミナル3で発着する航空会社は、以下のとおり。
NZ | ニュージーランド航空 | SB | エアカラン |
---|---|---|---|
OZ | アシアナ航空 | ID | バティック・エア |
OD | バティック・エア・マレーシア | BG | ビーマン・バングラデシュ航空 |
CI | チャイナ・エアライン | MU | 中国東方航空 |
OG | PTシティリンク・インドネシア航空 | KB | ロイヤルブータン航空 |
BR | エバー航空 | GA | ガルーダ・インドネシア航空 |
GF | ガルフ・エア | UB | ミャンマー・ナショナル航空 |
SV | サウジアラビア航空 | SQ | シンガポール航空 |
UL | スリランカ航空 | SL | タイ・ライオン・エア |
TW | ティーウェイ航空 | BS | USバングラ航空 |
UK | ビスタラ航空 | VN | ベトナム航空 |
シンガポール航空は、目的地によって、2つのターミナル(ターミナル2&ターミナル3)を使い分けています。現在、日本路線の拠点は「ターミナル2」となっているので、ご留意を。
メモ
航空会社やフライトによって、利用ターミナルは変更になる可能性もあり。ターミナルの最終確認は、航空会社からの予約確認メールやEチケットなどでしておきましょう。
到着:ターミナル3の1階フロア
■ 到着ロビーのフロアマップ
チャンギ空港ターミナル3の1階に位置する「到着ロビー」。
シンガポールに降り立った旅行者が、入国審査・税関を通過後に出てくることになる場所です。
到着ロビー出て、MRTに乗るなら左へ。タクシー乗り場は正面方向に2箇所あります。
■ 市内への移動・アクセス
市内へ移動する場合に、一番手っ取り早い方法がタクシー。
1階・到着ロビーには、タクシー乗り場が2ヶ所。市内中心部まで約30分、約$20〜40が目安です。
メモ
空港発のタクシーには、サーチャージ料が別途かかります。
- 月~日曜日の17:00~23:59:$8
- その他の時間帯:$6
MRT(地下鉄)で移動する場合は、ターミナル3に直結の「チャンギ・エアポート駅」から乗車。
タナメラ(Tanah Merah)駅で乗り換えて、市内中心部までの所要時間は約50分です。
■ ターミナル間の移動
ターミナル3から、ターミナル1・2とジュエルへは、連絡通路とスカイトレインで行き来することが可能。
直接つながりのないターミナル4に行く場合は、一度ターミナル2に移動してから、無料シャトルバスに乗りましょう。
■ 両替&SIMカード
フロアには、両替屋さんやATM、SIMカードやレンタカーなどのブースが並び、観光客が必要とするものは、だいたい揃っています。
■ 手荷物預かり所
もしトランジットなどで、数時間だけシンガポールの市内観光に行きたいときに、困るのが大きな荷物。
シンガポールのチャンギ空港にはロッカーがない代わりに、24時間営業の「手荷物預かり所」を設置。
24時間あたりの料金(税込)は、下記のとおり。
荷物サイズ | 料金 |
---|---|
単品アイテム | $6 |
10kg以下の小さな荷物 | $11 |
10kg以上の荷物や規定外の荷物 | $16 |
特大の荷物 | $19 |
スーツケースから、ゴルフバッグやサーフボードといった変形サイズの荷物まで、リーズナブルな料金で預けることができます。
Baggage Storage
場所パブリックエリア到着フロア1階
時間24時間営業
出発:ターミナル3の2階フロア
■ 出発ロビーのフロアマップ
帰国時、出発便のチェックインや出国審査を行うのが、2階にある「出発フロア」。
誰でも自由に行き来ができる「パブリックエリア(=ランドサイド)」と、出国審査を超えた乗客のみが入れる「制限エリア(=エアサイド)」に分かれています。
■ タックス・リファンド(免税手続き)
シンガポールの免税対象店にて、$100(税込)以上の商品を購入した旅行者は、消費税9%の払い戻しを受けることが可能。
免税手続きは、出国フロアの中央にある「GSTリファンド・カウンター」で行います。
メモ
免税手続きで購入品の提示を求められることがあるので、航空会社のカウンターでスーツケースを預ける前に、還付手続きを済ませておくのがポイント。
ショッピング:お土産・高級ブランド
ショッピングモールに引けを取らない規模・充実ぶりを誇るターミナル3。
お土産選びから、高級ブランド品まで、思いのまま。
■ スーパーマーケットでお土産選び
ターミナル3の地下2階には、シンガポールでお馴染みのスーパーマーケット「フェアプライス」が出店。
空港という場所を意識して、お土産ものが豊富に取り揃えられているので、買い忘れたものは、ここでゲット。
出国審査前のパブリックエリアにあるので、お買い物の後に、お土産をスーツケースに入れてチェックイン(預け入れ荷物に)することができるのもポイント。
■ 高級ブランド・ショッピング
出国審査後、ホール中央で一際目立つのが、こちら。
「ルイヴィトン」、アジア初となる空港内の直営店です。
ゴールドの装飾がまばゆいガラス張りの店舗には、バッグ、靴、服、時計、アクセサリー、香水などが揃っています。
Louis Vuitton
場所制限エリア2階
時間6:00〜25:00
■ 人気急上昇「バシャコーヒー」
シンガポールを代表する高級紅茶ブランド「TWG」の姉妹ブランドとして誕生した高級コーヒー専門店「バシャコーヒー」。
ターミナル3の制限エリア内には、バシャコーヒーの中でも最大級を誇るフラッグシップ店舗があります。
ゴージャスなパッケージに入ったコーヒーは、本命土産におすすめです。
■ 本命土産!高級紅茶ブランド「TWG」
ターミナル3の制限エリア内に2店舗を構える「TWG」は、シンガポールを代表する高級紅茶ブランド。
茶葉ごとに色・デザインの異なる缶に入った「オートクチュール・ティー」シリーズは、大切な人や自分へのお土産に最適です。
■ 缶入りクッキーの有名店「ブンガワンソロ」
シンガポール中に40店舗以上を展開するお菓子専門店「ブンガワンソロ」。
中でも人気は、約10種類のラインアップが揃うクッキー。
素敵なプラナカン・モチーフの缶入りで、会社や家族など大人数へのお土産にぴったりです。
グルメ:シンガポール最後の食事に
大空港に欠かせないダイニング施設。
24時間営業の飲食店も多く、いつでも食事を楽しむことができます。
■ 8色小籠包「パラダイス・ダイナシティ」
ターミナル3の中央で、UFOのような円形の建物が一際目立つ「パラダイス・ダイナシティ」。
「8色小籠包」で有名なシンガポール発のモダン中華レストランです。
シンガポール旅行のシメは、味も見た目も秀逸な中華料理で決まり!
■ 巨大フードコート「コピティアム」
「コピティアム」は、一般エリアの地下2階にある24時間営業のフードコート。
座席数も多く、清潔で明るい店内。
ローカルフードから、インターナショナル・グルメまで、様々なメニューを扱うストールが揃っています。
Kopitiam
場所パブリックエリア地下2階
時間24時間営業
■ 「シンガポール・フードストリート」
出国審査後の制限区域内にあるのが、24時間営業のフードコート「シンガポール・フードストリート」。
店内には、ホッケンミーやワンタン麺、チキンライスやラクサなど、厳選された屋台が集結。
出発前に、シンガポールの名物グルメを食べ納め。
Singapore Food Street
場所制限エリア3階
時間24時間営業(一部の店舗)
エンターテインメント:無料で楽しむ
■ 最新作を無料で楽しめる映画館
3階にあるムービーシアターでは、コメディ、SF、アクション、アニメと実に幅広いジャンルの最新作を上映中。
上映作品・タイムテーブルは、こちらをチェック。
Movie Theatres
場所制限エリア北側3階
時間24時間営業(毎週木曜日13〜18時のメインテナンス中断あり)
料金無料
■ 千匹の蝶が舞う「バタフライ・ガーデン」
世界初、空港内に出現した「バタフライ・ガーデン」。
草花が生い茂り、6mの滝が流れる2階建ての温室の中で、熱帯地域に生息する最大40種・約1000匹の蝶に出会えます。
Butterfly Garden
場所制限エリア2・3階
時間24時間営業
料金無料
■ 高さ12m!巨大すべり台「スライド」
シンガポール最長、12mの高さを誇る巨大すべり台「ザ・スライド@T3」。
1階から地下3階まで、4階分を一気に滑り降りる、スリル満点のアトラクションです。
チャンギ空港のアプリをダウンロードすれば、地下2階のサービスカウンターでチケット(10回券)を無料で入手することできます。
The Slide@T3
場所パブリックエリア1階
時間12:00〜22:30
身長制限1.3m以上、2m以内
■ トランジットで無料のシンガポールツアー
チャンギ空港での滞在時間が5.5時間以上・24時間未満のトランジット客に人気なのが、無料で参加できる市内観光「フリー・シンガポールツアー」。
4つのコースで、所要時間は約2.5時間。
- チャンギ地区ツアー
- シティサイト・ツアー
- ジュエル・ウォーキング・ツアー
- ヘリテージ・ツアー
参加申込方法は以下の2つ。
- シンガポール航空もしくはスクートの利用者は、オンライン予約が可能。
- ターミナル3のトランスファーA付近にあるブースで、申し込み。
Free Singapore Tour
ラウンジ:くつろぎの時間
■ プライオリティパス対応ラウンジ
チャンギ空港のターミナル3は、プライオリティパス対応サービスが充実。
3時間利用可能なラウンジが3箇所に、無料もしくは割引で食事ができるレストラン2箇所があります。
場所 | 概要・利用条件 |
---|---|
ラウンジ |
|
|
|
|
|
レストラン |
The Kitchen by Wolfgang Puck
|
Kaveri Express Indian Vegetarian
|
シャワールームのおすすめ度で選ぶなら、ターミナル3内では「マルハバ・ラウンジ」がベスト。
ターミナル3で唯一の制限区域外、ランドサイドにあった「ザ・ヘイブン(The Haven)」は閉鎖となりました。
2025年から利用回数が制限される「楽天プレミアムカード」に代わり、プライオリティパス取得のための最安・最適カードについては、下記の詳細記事をチェック。
ホテル:ターミナル3で泊まる
2つのホテルがあるターミナル3。
制限エリアの内と外に一つずつあるので、スケジュールや目的によって使い分けましょう。
■ クラウンプラザ・チャンギエアポート
第3ターミナルに直結の「クラウンプラザ・チャンギ空港」は、深夜着や早朝発に便利なエアポートホテル。
広々とした部屋に、快適なバスルーム。親切なスタッフに、レベルの高いサービス。
話題の施設「ジュエル」への連絡通路も、ホテルのすぐ隣にあるので、ショッピングやレストランの選択肢には困りません。
リゾート感溢れるプールやスパもあり、寝るためだけではもったいないと評価の高いホテルです。
Crowne Plaza Changi Airport
★★★★
地図 75 Airport Blvd., #01-01, Singapore 819664
エリア チャンギ空港ターミナル3(パブリックエリア)
空室・料金チェック
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■ アンバサダー・トランジットホテル・ターミナル3
アンバサダー・ラウンジの隣にあるのが、「アンバサダー・トランジットホテル 」。
制限エリア内にあるため、わざわざ入国する必要なし。トランジットの際の仮眠や休憩に最適です。
基本プランは6時間滞在で、1時間単位で延長することも可能。
Ambassador Transit Hotel Terminal 3
★★
地図 65 Airport Blvd, Changi Airport T3, #03-15 Departure Transit Lounge, Singapore 819663
エリア チャンギ空港ターミナル3(制限エリア内)
空室・料金チェック
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