ポルトガル北部:ドイツ再発見:SSブログ
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ポルトから帰宅&ポルトガル土産 [ポルトガル北部]

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帰宅の飛行機の中からラインタワーが見えた。残念ながらボケちゃったけど、くねくねしたライン河の形もよく分かる。
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ポルトガルとドイツは1時間の時差。時計の針を1時間進めて、ただいま~~♪

土曜日の夜、うちに着くと、ちょうどドイツ対イングランドの親善試合をやっていた。この日の夕食はポルトのバル(バー)で買った鱈のコロッケなどのおつまみと、お土産のポートワイン。
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シャーヴェスという街で買った燻製チョリソーも。
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今回の旅では計8本のポートワインを購入。
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そのうち左右端っこの2本は今週末訪ねる予定のハンブルクへのお土産。残りの6本が自宅用なのだが、帰宅早々に開封した1本を除き、あとの5本はこちら。
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↑左端から、まず、食前酒用のホワイトポートワイン。これは甘くてフレッシュ。スーパーで買ったもので、5ユーロちょっと(1ユーロは現在約125円、以下省略)。次に、ポートワインと言えばあの赤みがかった琥珀色でお馴染みのトウニー。これはトウニーの7年物のレゼルヴァ。初日にポートワインバーで試飲して買ったもので、19ユーロ。真ん中の木箱に入ったのはルビーの2011年ヴィンテージ物。ルビーというのはよく知られたトウニーの色と違って真っ赤で、今後少なくとも10年以上寝かしておかなければならなくて、しかも酸化が早いので開けたらすぐに飲んでしまわなければならないという物。2011年はポートワインの当たり年だそうで、収穫年が明記されて売られるヴィンテージ。ポルトのヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区のワイン専門店で買ったもので、53ユーロ。これはこれからめぎ家の地下室で10年ちょっと眠りについていただき、めぎが還暦を迎えたら飲もうという約束。次、右から2つめは、木箱にこそ入っていないが今回の買い物で最も高かった30年物トウニー。最終日に再びポートワインバーで試飲して買ったもので、89ユーロ。これは今年の年末に迎えるうちのドイツ人の還暦のお祝い用に。そして最後の右端は10年物のトウニー。スーパーで買って9ユーロくらい。

↑これでもずいぶん分かりやすく書いたつもりなのだが、これでも色々端折って書いた。今回の旅のテーマは、「ポートワインを学ぶ」。まあよく学び、試してきた・・・美味しかったし、楽しかった。

あ、いえ、決してポートワインばかりを買ってきた訳ではない。喩えばこの左端に置いてあるオリーブオイルとか・・・
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ポルトガルでたぶん最も食されている塩漬け鱈を2キロとか・・・(これはスーパーで適当な大きさに切ってもらった)
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真空パックになっていた豚の耳部分の燻製生ハムとか・・・
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海や山で拾ったあれこれとか・・・
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そして、どこで食べても美味しかった朝食のお決まりカリンジャムとか。ポルトガルでマルメラーダ(マーマレード)と言ったらカリンジャムのことで、決してオレンジマーマレードではない。ちなみにドイツでマメラーデ(マーマレード)と言ったらジャム一般のことで、オレンジマーマレードが欲しければオレンジのとハッキリ言わなければならないが、ドイツではオレンジが採れない所為かオレンジマーマレードは全くメジャーじゃなくて、普通マーマレードは杏かキイチゴかブルーベリーかイチゴしかない。
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日曜日のお昼11時半はいつものようにマウスを見ながらポルトガルのあれこれでブランチ。お昼と言ってもこの日から夏時間になり、また時計の針を1時間進めたため、昨日までの9時半にお昼を食べるようなイメージだったのだが。
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さらにこの日曜日はイースター(キリスト復活祭)。月曜日もイースターの祝日なので、うちのドイツ人はのんびりと縫い物をしながら(ええ、決してめぎではなく、うちのドイツ人が自分で縫い物をする・・・この日の繕い物は上着の肘当て)、母親と妹と叔母と友人と、さらに亡くなった父親の奥さんと電話で長話(電話は両手が使えるようにマイク付きイヤホンで)。その合間を縫って、3時のお茶は早くもポートワイン。ケーキはポルトのカフェで最後に買ったパシュテルというプディングをパイ生地に載せて焼いたようなお菓子。これ、せいぜい50セントから90セントくらいしかしないのだが(つまり一つ100円以下)、そこそこ大きくて、感動的に美味しい。
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今回旅に行くにあたり、ポルト出身の彼氏がいるという知り合いのドイツ人女性にあれこれお薦めを聞いたのだが、彼女が一押しで勧めたのがこのパシュテルというお菓子だったのだ。ポルトのみならずどこの街のカフェやバルにもあって、それがどこも外れなくとってもとっても美味しいのだった。

土曜日の夜と日曜日の3時でもう半分近くになってしまったこの10年物トウニーのポートワインは、スーパーで買って9.5ユーロくらい。それでも香りが良く、十分美味しい。ポートワイン用のグラスを買ってこられなかったのが残念だけど、これも悪くない。
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おうちでホッと一息。めぎのイースター休暇はあと一週間。休暇に入る前にやり遂げられなかった試験の採点が机の上に。むむむむ・・・

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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ポルトガルの旅・ダイジェスト [ポルトガル北部]

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ポルトガルの旅の話を書きたいのだけど、写真の整理をする時間がなかなか取れず。でも、やっぱりちょっと気持ちが旬のうちに書きたいので、「めぎはいまここ」でスマホでアップした写真のところをデジイチで撮った写真を載せながら、その場所のことをダイジェストで振り返ろうと思う。

今回の旅では、デュッセルドルフからまっすぐポルトへ飛んだ。直行で2時間半くらい。日本やマレーシアなどまで飛ぶ旅と比べ、ずいぶん楽だ。ポルト空港でレンタカーし、まずはポルトに2泊。その2泊はレンタカーを駐車したまま街を歩き回ったので勿体ない気もしたが、レンタカーの場所や手続き、荷物のことなど考えると空港でさくっと借りてしまう方がずっとお手軽なので、旅の間ずっと借りることにしたのだった。午後の便で、ここに到着したのは18時過ぎ。(次の2枚は24-70mmズームレンズで。)
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ポルトはてくてく石畳の道を歩き回ったのだが、「めぎはいまここ」にアップしたのはポートワイン。ここはポートワインの専門バル(バーのこと)で、メニューは、好きなワインをグラスで頼むタイプと(ボトルでオーダーするのもあったのかも知れないが、未確認)、色々な種類のポートワインを試飲するタイプの2種類が用意されている。試飲タイプのメニューを開くと、3種類のポートワインを取り混ぜて試すのもあれば、1種類の様々な等級を試すのもあるし、お安めのからとても高いのまで選り取り見取り。試飲といえども35ユーロくらいするのもある。めぎたちはトウニーとルビーの違いを勉強することと、トウニーは年数による熟成の違いを、ルビーはメーカーによる違いを知ることを目標として、そこそこのお値段の等級のを3種類ずつ試飲するコースを選んだ。左側の3本がトウニーで、左から右へ順に、レゼルヴァという7年物、10年物、30年物。右の3本はルビーのレイト・ボトルド・ヴィンテージ(LTV、当たり年の葡萄を原料にして樽で4~6年熟成させてから瓶詰めしたもの)で、最も最近の当たり年2011年のもの。確か両方あわせて30ユーロくらいだったと思う。色の違いでお分かりのように、ポートワインと言えどもトウニーとルビーは全く別の飲み物。詳しくは別に記事にしようと思う。
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3泊目はポルトから北東40kmくらいのところに位置するギマランイスという町。古城を見たりカフェで美味しいパシュテルと食べたりスーパーでバカラオなどを買ったりした楽しい思い出の小さな町だが、泊まったのは今回の旅で最もゴージャスなポサーダという宿泊施設。修道院を改築したホテルで、宿泊者のグループに56歳以上がいれば割引、というサービスを利用して2人で99ユーロで宿泊。しかしレストランやバルの飲み物がお高めで、ここでは宿泊と食事で250ユーロほど払った(まあ日本の老舗温泉を思えば2人で250ユーロで豪華に泊まってコース料理食べてポートワインも堪能してというのは破格だが、この辺りの物価を思うとこれは異常な価格)。1枚目の写真は「めぎはいまここ」とは別のアングルだが同じ部屋で、趣のあるタイルを写したもの。(ここから20mm単焦点で。)
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いかにも修道士の食堂という雰囲気だが、今はもちろんレストラン。
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噴水のあるテラスにもタイルの絵が。
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4日目はギマランイスから25kmくらい南東のアマランテという町。この古い橋が見たくて。教会もゴージャスで美しかった。
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そこからまた30kmくらい南東に行くとドウロ渓谷に出る。ドウロというのは河の名前で、その流域がポートワインの葡萄の産地。4泊目はそのドウロ河を見下ろすB&Bのようなところで。(なぜかD600では撮っておらず、V3での撮影。)
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5日目には道路沿いに東へ進み、ピニャオンというポートワインを出荷する駅の町へ。これは河の反対側から見たピニャオン。
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その辺りの葡萄畑。
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ドウロ河上流はスペインとの国境のあたり。めぎたちはドウロに沿って北東に向かい、5泊目は4泊目の場所から200km以上離れたミランダ・ド・ドウロという町。この日の宿は予約しておらず、その日の気分でその町にたどり着き、そこで宿探しをしたのだが、なんとその飛び込んだ宿のオーナーのおじいさんは英語が話せず、ポルトガル語の他はフランス語しかできなかった!これは次の日、6日目の朝の撮影。まずミランダ・ド・ドウロの教会だったか古城だったかに・・・(次の2枚は60mm)
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国境のドウロ。この辺りには葡萄畑はなく、河は切り立った崖の谷間になっている。あの橋の右がポルトガル、左がスペイン。
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橋を渡ってスペインに立って、振り返る形で橋の反対側を移した写真。
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6日目はこのあとスペインの国境地帯をかすめつつ北西に進み、ブラガンサという町で休憩、ちょっと旧市街を散歩し、そのあと西へ移動してシャーヴェスという町でまた休憩してスーパーで黒豚の燻製を買い、そこから一気に大西洋岸まで抜けて、ポヴォア・デ・ヴァルズィム(と読むのかどうか分からないが)という町の外れにある海岸のクアホテルに宿泊した。これも予め予約しておらず適当にスマホで探して飛び込んだのだが、海沿いで大当たり。
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雄大な大西洋の波を楽しんだ。
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そして6日目、ポルトに戻ってきた。この日はキリストが磔になったといわれる聖金曜日で、ドイツだったらシーンと静まりかえっているのだが、ポルトは観光客でごった返していた。見たところポルトガル人とスペイン人が大多数。この大勢の人々は、左に見える遊覧船の待ち行列。
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最後の夜景を光の筋が写るようにチャレンジ。そこそこ綺麗に撮れたので、この写真のみ、クリックすると大きいサイズのが開くようにしてある。
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そして7日目もお昼過ぎまで街歩きし、夜の便でデュッセルドルフへ帰ったのだった。この写真は以前も載せたもの。
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以上、ポルトガルの旅のダイジェスト。まわったのはポルトガルの北部のみ、全体の5分の1程度。車の移動は全部で600kmくらいだが、アップダウンの多い町を良く歩いた・・・そして、基本的に20mm単焦点で撮影。ずいぶん良い練習になったように思う。

撮影: D600 + 20mm(F1.8)、D600 + 24-70mm(F2.8)、D600 + DX40mm(F2.8)、Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)


♪ 場所はこちら ♪

Porto





Guimarães





Amarante





Mesão Frio





Pinhão





Miranda do Douro





Póvoa de Varzim



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ポートワイン修行の始まり [ポルトガル北部]

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春は植物の変化があまりにも早く日々目まぐるしく刻々変わっていくので、本当は旅の話など書く暇がないのだが、ぐぐっと堪えて今日からポルトガルの話を始めようと思う。

・・・と言っても、整理がついたのはポートワインのことだけなんだけど。なにしろ旅のテーマはポートワイン、目的もポートワイン。今回ジャーマンウィングの直行便(デュッセルドルフからポルトへ飛ぶ直行便)を予約したのだが、一人23キロまでの荷物を預けられるという。好きなだけポートワインを買えるね~と冗談を交わしながら旅立った。往路の荷物は二人あわせて17キロしかなかったので(一週間の旅なのでたいした荷物はないし、最も重いカメラとレンズは全て機内持ち込み)、本当にいくらでも買える・・・といってもそんな安いモノではないので(安物もいっぱいあるが、ポルトガルまで来て安物をわざわざ買って帰ろうとは流石に思わない)それなりに吟味して購入し、他にもジャムやらハムやらバカラオやら結構な重さのものを「これ以上買ったら重量オーバーが・・・」などと気兼ねすることも全く無く購入し、ポートワイン8本を楽々持ち帰ったのだった。ちなみに帰りの重量は二人合わせて35キロ程度で、さらに10本買っても持ち帰れたということになる。ま、予算はもうすっかり使い果たし、無理だったけど。

旅の初日、ポルトに着いたのは午後6時過ぎ。それから夕食を食べに出かけ、アップダウンの激しい石畳のポルトの町をあちこち歩き回り・・・
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ホテルに戻るときにワインショップがあちこちにあったので、覗き込んでみた。ポートワインがいっぱい並んでる。
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1977年のヴィンテージ物が299.5ユーロ(約3万8千円、このときの為替レートは1ユーロ126円くらい)。
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1本60~350ユーロのヴィンテージ物が上の方の棚にびっしり並んでいた。めぎ家がいつも日常飲んでいるワインは一本2ユーロ程度のもので、誕生日やクリスマスなど特別の時に飲むのだって高くても10ユーロ程度まで。350ユーロなんてとんでもないし、60ユーロもちょっと・・・むむむ。
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どこでどのくらいの値段の何を買う?ヴィンテージ物って、300ユーロのと50ユーロのとでは何が違うの?見たところ古ければ古いほど高いという訳でもなく、また、30年とか40年という年数が書いてあるものより、80年代や90年代のヴィンテージ物より、若い2000年代のヴィンテージ物の方が高かったりもする。これって、どういう違い?一応ポートワインについてインターネットで調べてきたものの、あまりにも種類が多く説明も複雑でイマイチよく分からない。

・・・と、そこに、よさげな店を発見。Vinologiaだって~~~♪(訳すとワイン学)ここ、入ってみようか。このとき10時過ぎ。
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先日もご紹介したように、ここにはメニューが2つ。1つは飲みたいポートワインを指定してそれを飲む普通のワインバータイプのメニュー。ちらっと見たが、種類が豊富すぎて何が何だか。我々はポートワインに関してはド素人で、ルビーとトウニーの違いもイマイチ分かっていなかった訳で、試飲タイプのメニューから選ぶことにした。しかし試飲メニューも多様過ぎて何が何だか。ホワイトとルビーとトウニーを1つずつとか2つずつとか、ヴィンテージ物を3種類とか、トウニーばかりまたはルビーばかり色々な等級を3種類とか6種類とか、お値段も多様。お店の人と相談し、10分くらいかけてようやく注文する試飲コースを決定。すると、テーブルの上にこんな用意が。あら、素敵なコースターね~
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そしてポートワイン6種類の瓶とグラス6つが並べられ、こんな風に準備された。この写真は先日ご紹介したのと同じ。左3つがトウニーで左から7年物のレゼルヴァ、10年物、30年物、右3つがルビーで、どれもレイト・ボトルド・ヴィンテージ(2011年物で2015年に瓶詰めされたもの)。
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お店の人は、ポートワインのことを1から順々に、発酵途中でブランデーを入れて発酵を止めて糖分を残すとか、年数の表示されたヴィンテージ以外は異なる年次のワインを調合して作品として仕上げるのだとか、葡萄も一種類じゃなくて数種類をミックスしているとか、そういうところから分かりやすくとても親切に説明してくれた。綺麗な英語で、物腰も柔らかく、素敵な人だった。なんと言ってもその人は本当にポートワインが大好きで、否、たぶんきっと愛していて、その良さを是非知ってもらおうと心を込めて話してくれている感じがした。売ろうとする感じではなく、味わって欲しいという感じなのだ。とても若い人なのだが、プロフェッショナルで、よく勉強しているなあという感じもした。質問にも、忙しくとも嫌な顔をせず的確に親切に時間をかけて答えてくれて、めぎたちはすっかりこのお店とその人が気に入ったのだった。めぎたちはこのお店をワイン学の店と呼び、そのお店の人をプロフェッサーと呼んで旅の間に何度も話題にした。

そのプロフェッサーに、トウニーを飲み終わってからルビーに移るように、と言われたので、まずはトウニーをゆっくり味わった。思いの外7年物のレゼルヴァが美味しく、10年物は熟成を止めたアルコールの味が残っているように感じた。30年物はそのアルコール感がすっかり無くなってて、風味と香りに深みがあり、味はまろやかだった。
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もうすっかり出来上がった感じで次にルビーに移った。このときはまだ知らなかったが、これは当たり年の・・・それもここ10数年来の当たり年だという2011年ヴィンテージだった。トウニーと違ってタンニンが舌に残り、歯が黒っぽく染まる。非常に濃く、甘く、でもフレッシュでフルーティ。もうどれがどういう味だったかは思い出せないが、同じ2011年のレイト・ボトルド・ヴィンテージでもメーカーによって全く味わいが異なった。本当に絶妙な味だ。ルビーはポートワインとしてはあまり知られておらず・・・というのは、開けたら酸化するのですぐに飲まなきゃいけないし、安いのはお土産に買うほどのものではないし、ヴィンテージ物はワインセラーで10年以上寝かせないといけなくてお土産にするにはちょっと敷居が高いのだろう。
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6種類のポートワインを試飲して、たしか30ユーロくらい。試飲しただけで終わっても問題はないが、めぎたちは最初に口にしたこのトウニーの7年物レゼルヴァが大いに気に入って購入した。17ユーロくらいだったと思う。めぎ家的には相当に奮発した訳だ。
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実はこのとき、30年物のトウニーも買おうかとうちのドイツ人と議論した。それほど美味しかったというか、トウニーの魅力的な深い香りにすっかり魔法にかかってしまったというか。お店の人に値段を聞くと、99ユーロだという。そんな高いのは買えない、とうちのドイツ人が言う。さすがにめぎもそれは高すぎと思う。でも、とーーーっても美味しい。うーむ・・・もうすぐ還暦なんだから、そのお祝いにというのはどう?それはいいかもね、というところまで盛り上がったのだが、この日はまだ旅の初日だったし、もう少しあれこれ試してみてから最後に決めよう、ということに落ち着いたのだった。
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お店を出たのは夜中の12時過ぎだった。初日からもうもう大満足♡
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美味しく飲んで、たくさん学んで、もうポートワインのことが分かったような気分だっためぎ。しかし、実はこのときはまだ何も分かっていなかったのだった・・・

つづく。


撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)、Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)
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現地バルのポートワイン [ポルトガル北部]

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現在、イースター休暇のポルトガル北部旅行記を連載中。

滞在2日目、ポルトの旧市街からドウロ河を渡って反対側のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアという地区へ行った。そこには30を超すポートワイン醸造所が並んでいて、見学ができる。ポルト出身のカレシのいる知り合いに、どのメーカーでも良いから見学することをお薦めする、と言われていたので、早速出かけたのだった。と言っても、見学は試飲付きで、さすがに朝からポートワインを試飲する気にはなれず、午前中から午後にかけて目一杯街歩きをしてから午後遅く橋を渡った。

まず目に入ったのはこちら。橋を渡るとすぐにあるこのKopkeは、ポートワインの中で最も古いメーカーという謳い文句で、しかもドイツ人が創始者だとか。
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その横のレストランは既に満席だった。
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有名なサンデマンの前も人がいっぱい。
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どこにしようか・・・と言いながらずっとまっすぐ進み、ちょっと外れにあるこのメーカーのところまでやってきた。
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フェレイラって、めぎは全然知らなかったけど、ポルトガルでは相当有名な大手。外れにあるけど敷地面積も広い。でも、人がいないわねえ・・・と思って中に入ったら、これから中を見るツアーはポルトガル語のみで、もう英語の見学ツアーはない、と言われてしまった。あららら~
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建物の中はポートワインの香りが充満していて、残念度も増す。入口から見える部分を写真撮ってもいいと言ってくれたので、この大きな樽などを撮影した。
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どうする?明日はギマランイスへ移動だから、朝に寄ってもうちのドイツ人が試飲できないしねえ・・・ポルトには最後にまた戻ってくるので、そのときに再度チャレンジしようか、ということにして、このときは泣く泣くここをあとにした。
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しかし、試飲を楽しみにここまでやってきためぎたちは、すぐに旧市街へ引き返す気にもなれず、近くのバル(バーのこと)に適当に入ってとりあえずポートワインを飲むことにした。表通りにたくさんバルやレストランが並んでいたが、観光客もいっぱいで、そこに座る気にはなれず、ちょっと裏に入ったところにポルトガル人たちがたむろしているバルを見つけ、行ってみた。見たところみんなビールかエスプレッソを飲んでいたので、ここにポートワインあるのかな~と言いつつ入っていき、バーの棚を見渡してみたが、ポートワインは見当たらない。うーん、どうかなあと思いつつ「ポートワインありますか?」と聞くと、「そりゃもちろん!」とあったりまえじゃん!というような声をあげ、冷蔵庫からポートワインを取り出した・・・ああ、そう言えば昨夜のワイン学のプロフェッサーが、ポートワインは冷やして飲む、と言っていたよねえ!どおりで棚などには並べてないはずだわ・・・

・・・と、そのバルの英語のできるお兄さんは、こんな丸く可愛いグラスを取り出し、とくとくとくとく・・・というか、ジャーーーーーッと、なみなみ注いだのだった。
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へえええこんなに?とびっくりしつつ、写真撮っても良い?と聞くと、瓶をこうして置いてくれた。標準的な等級のトウニーのようである。グラスは普通のワイングラスよりは小さいが、日本でよく使われているワイングラスぐらいの大きさというか、そんなに小さいグラスでもない。これ、一杯いくらだと思います?答えは明日。
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めぎたちは飲んでいるうちにその美味しさで、見学できなかったガッカリ感を忘れていった。これ、香りはそんなに無いが、味は十分に美味しい。なんと言っても量がたっぷり♡ 昨日のグラスと全然違うけど、この丸いグラスが一般的なポートワイン用グラスなのかな。可愛くていいわねえ。

めぎたちは外の席に座ったのだが、店の前では子どもたちが遊んでいて、この子どもが特にめぎを珍しがって何度も振り返ってジーーッと見つめていた。ポルトには日本人観光客もいっぱい来ていると思うんだけどな・・・このバルにはあまり来ないのかな。
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めぎが写真撮っているのを見て、バルのお兄さんが、40年物のポートワインもあるよ。写真撮る?と呼んでくれて、あの高い棚の上から・・・
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この瓶を降ろしてくれた。す、凄い年代物ですねえ・・・どうしてラベルがこんなになっちゃったのかなあ。
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お兄さんは、これはね、買うと100ユーロくらいするんだよ~と自慢げに胸を張った。ひぇ~そんな、100ユーロも?とびっくりさせたいかのように。100ユーロなんてお酒1本のために払ったりは絶対しないというのが暗黙の前提であるかのように。そんな額持ってないだろ、これはうちの秘宝なんだぜ、とでも言いたいかのように。いや、もっと端的に言えば、ちょっと飛躍過ぎるかも知れないけど、一桁多く1000ユーロもするんだよ、と言われたかのような響きだった(日本円で言い換えると、1万円もするんだよ、と言ったのが、10万円もするんだよ、という響きで言われたような感覚)。このお兄さんとのやりとりで、ここの物価というか、価値観が垣間見えた。

前日夜のワイン学のバルの洗練された雰囲気&99ユーロのトウニーの魅惑的な美味しさと対照的な、この洗濯物を干してあるバルの日常の雰囲気&グラスに溢れんばかりになみなみと注ぐトウニーの大満足な美味しさ・・・めぎ家の本当のポートワイン修行の旅が始まった。
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撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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ポートワインのお値段あれこれ [ポルトガル北部]

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現在、イースター休暇中のポルトガル北部旅行記を連載中。

ポートワインの原料となる葡萄はドウロ河流域のこんな葡萄棚で栽培されている。
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緑が綺麗だが、それは地面の草の色。
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3月後半、葡萄はまだ芽も出していなかった。
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新たに葡萄棚を作っているところも多く見かけた。
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先日から書いているように、今回の旅のテーマは、ここで穫れた葡萄から作られたポートワイン。滞在最初の2日間にポートワインの魔の世界に片足を突っ込み、そのまま北部一週の旅に出ためぎ家は、3日目の夜に泊まったギマランイスのポサーダという修道院を改築したホテルで、初めてホワイトにも手を伸ばした・・・例のワイン学のお店のプロフェッサーが、ホワイトは食前酒として飲む、と言っていたので、ポサーダのレストランで食前酒は?と聞かれたとき即オーダー。これ、一杯4ユーロくらい。
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そのとき、あれ?と思ったのが、レストランでオーダーしたのに運んできたのはバルのおじさんだったこと。その後食事中にオーダーしたワインはレストランの人が給仕してくれたのだが、最後に食後酒としてオーダーしたときも、バルでお飲みになりますか?と聞かれ、いえ、ここで、と言ったらやっぱりバルのおじさんがポートワインを運んできた。
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↑これはたしか、うちのドイツ人が10年物トウニーを頼んで13ユーロくらい、めぎはレイト・ボトルド・ヴィンテージのルビーを頼んで9ユーロくらいだった。

もしかしてポートワインって、どこのレストランでも置いているけど、基本的にはバルで飲むものなんじゃない?ということになって、グラスを持ってバルへ移動。
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ポサーダのバルはシック。
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良いのを並べて飾ってるし。
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ポサーダは高級なので、たぶんこれがポートワイン一杯の値段の上限かと思う。もちろんもっと良いのを頼めばもっと高いだろうが、そこそこのでも食前酒と食後酒二人分で30ユーロくらい(4千円弱)だと言うことだ。東京の高級バーで飲むと考えれば破格。日本からポサーダを泊まり歩くツアーなどがあるというのも頷ける。

数日後、それより格の低そうな、でもそこそこのリゾートホテルらしかったPóvoa do Varzimという町の海辺のホテルのバーでは、食前酒のホワイトが一杯2.7ユーロくらいだった記憶。
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写真を撮っていないが、そのバーで食後酒に飲んだ20年物のトウニーは一杯6.8ユーロくらいだったと思う。普通のトウニーは3ユーロくらいだったかな。ずいぶん良心的な価格設定のホテルだね、と言いながら飲んだのだった。

それからこれは入っていないところだが、ポルトのポートワイン工場の並ぶヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアのレストランの一つ。
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飲み物の値段の表示を拡大してみると・・・普通のトウニーやルビーやホワイトは2.5ユーロ、LBV(レイト・ボトルド・ヴィンテージ)は4ユーロ、10年物トウニーは4.5ユーロ、20年物トウニーは8.5ユーロと書かれている。ちなみにこの上の赤い表示のソフトドリンクのところにはコーヒーが60セント(75円!)と出ていて、それはどこのカフェでもだいたいそうだったから、ポートワインの値段もここの値段が相場なのかな、と思う。ドイツではカフェでコーヒーを頼んでも2.5ユーロはするのだから、ずいぶん物価が低い。ここはポルト観光の目玉の地域だし、ポルトの観光客向けレストランで飲んだ場合、このくらいの値段なのだろうな。
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しかし、昨日ご紹介したこのバルのこのトウニー一杯のお値段は・・・
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1ユーロだった。(日本円で125円。)

その後の旅先で、いつもどうってことのないバルへ食前酒にホワイトを飲みに行き・・・(次の2枚は2口くらい飲んでからの撮影)
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別のレストランで食事してから再びバルへ行ってトウニーを飲んだのだが・・・(このように、常になみなみで溢れそう)
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いずれも一杯1ユーロだった。

入ったバルというのは外見はこんな感じの、決してお洒落でも素敵でもなく、ポルトガルまで来てこんなどうでもいい店に入るの?と言いたくなるような、例えばこんなところ。
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中はキオスクのようにスナック菓子なども置いてあり、頼めばパンにハムかチーズをささっと簡単に挟んで出してくれたりもし、時間帯によっては読み散らかした新聞などで結構ぐちゃぐちゃしてて、極めて庶民的。決して観光客向けではなく、地元の人が(例えば大工さんとか道路工事の人とか消防の人とかが作業着のままで)仕事の合間にちらっとコーヒーを飲みに来たり(そういう人はカウンターでさくっと飲んでさくっと消えた)、ビールを引っかけに来たりするところ。
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しかし、そういうところでは常に1ユーロでこんなになみなみ飲めるのだった。この丸い可愛い形の小さめのグラスは1ユーロトウニー用なのかな・・・香りを楽しむのではなく、美味しいお酒をたっぷり飲もうという感じ。結構な量なのに、後にも残らない不思議なお酒。
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田舎の普通のバルでは、ポートワインと言えばトウニーのことで、トウニーと言っても通じなかったり、ルビーなんて全く無かったり。ホワイトはどこにでもあった。10年物トウニーをおいているところもあったが、それ以上の等級のは無かった。まあ、ポサーダや高級ホテルのバーに泊まれば田舎でも何でもあるんだろうけれど。

この国の少なくとも北部の地域では、ポートワインのホワイトとトウニーが日常に溶け込んでいるのだな。誰でも払える1ユーロでこんなにたっぷり飲める日常がここにある。ヴィンテージだの30年物だの良い香りと魅惑的な味わいを楽しむお値段の際限のない高級でお洒落な世界と背中合わせのこの日常。文化というのはこういうものなのかも知れない。
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ポートワインの蘊蓄を知ってあれこれ試したり語ったり味わったりするのはとても楽しい。しかし、そういうバルには外国人観光客しかいない。この日常の、地元の普通の人々のポートワイン文化はめぎの心にずっとずっと深く共鳴し、非常に味わい深かった。

撮影: Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)、D600 + 20mm(F1.8)
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ポートワイン醸造の場を見学 [ポルトガル北部]

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今日からまたポートワインのお話を。

4日間ほどかけてぐるりとポルトガル北部をまわってきたあと、またポルトに戻ってきためぎたちは、最初に見損ねたポートワインの工場見学をすることにした。工場と言っても、葡萄はドウロ河流域で葡萄液にされたはずだし、ここは運ばれてきた葡萄液を調合して樽で熟成している場所。その倉庫を見るという感じだろうか。
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入ったところにあるこの写真がとても印象的。
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先日ここまでしか入れなかったところで、英語の見学ツアーが始まるのを待つ。
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↑この机は、20世紀初頭にポルトガルの最後の王様マヌエル二世がこのフェレイラを訪ねたときに使用したものなのだそうだが、このポルトガル王の名前、凄く長い。Manuel Maria Filipe Carlos... と始まり、2行にわたってて、最後の最後にe Saxe-Coburgo-Gothaだって・・・あらま、最後のポルトガル王って、ドイツのザクセンのゴータの分家だったのね。
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光って 見えにくいけど、英語はこちら。
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さて、見学ツアーが始まった。最初に通された部屋でポートワインの概要を聞く。あのワイン学のお店のプロフェッサーの言っていたことの繰り返しだが、おかげで良い復習に。さらにここフェレイラというメーカーの歴史なども。説明を受けた部屋にあった写真が興味深かった。
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このお方がポートワインにとってもこのフェレイラにとっても伝説的な女性Dona Antonia Ferreiraさん。19世紀ポルトガルで女性でありながら素晴らしい経営手腕でポートワイン生産を発展させた人なのだとか。あら、なんだかあの「あさが来た」と似たようなオハナシ・・・どこの国にも凄腕女性っていたのね。
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ここで説明を聞かなければ気がつかなかったこと・・・それは、この床の石畳のように見えるのが、実は木なのだということ。湿気を調節し、樽が万一転がっても壊れにくいようになのだとか。
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さて、次の説明の場所へ・・・いよいよ奥へ入れるわ~♪
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まあ、どこまで行っても樽・樽・樽・樽・・・で、特に作業している様子が見られる訳じゃなかったのだけど。
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大きな樽はトウニーとルビーの最初の熟成に使われ、その後、ルビーのレイト・ボトルド・ヴィンテージになることになった分はそのままこの大きな樽で4~6年後のボトル詰めまで熟成され・・・
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トウニーになることになった分は小さな樽に詰め替えられるのだとか。
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そうか、どおりでトウニーは古い木の匂いがするはずだわね。

それから使われる道具やらの展示を見て、一旦外に出て・・・
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試飲のお時間に。
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試飲と言っても、ホワイトとトウニーの2種類のみ。トウニーは最もお安い普通のトウニー。これはたった6ユーロの見学ツアーなので、まあそんなものよね。みんなで記念撮影している若者グループなどもあちこち見かけたけど、めぎ家はもうここまでにいろんなポートワインを飲んですっかり舌が肥えていたので、これはさくっと飲み干して別の部屋のワインショップの方へ移動。
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そのワインショップの方は、一通り見たけどどうもピンと来なかった。
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で、とっても古い1815年ヴィンテージのお顔を拝んで・・・
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このシックなショップをあとにした。
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さて、これからどうしようか・・・
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もう一回つづく。

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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〆は再びここに [ポルトガル北部]

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現在、イースター休暇中のポルトガル北部旅行記を連載中。ポートワインの部は本日でお仕舞い。

ポートワインのメーカーの一つであるフェレイラの見学を終え、めぎたちはまたこのバルへやってきた。
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この日は聖金曜日の祝日。バルは混んでいた。向こうの右端にいる男性が、これからポルトガルは強くなるんだ!と息巻いていた。
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隣の席ではお姉さんたちがポートワインとスマホを楽しんでいた。
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めぎたちはここで一休みをし、どこでどのポートワインを買うかを協議した。初日のポルトで17ユーロのトウニーのレゼルヴァを買ってあったし、その後ポルトに戻ってくるまでに、旅先の町のスーパーで既に1本8~10ユーロ程度のまあまあのを5本買い込んでいた。あの、初日に迷った30年物のトウニーを買いに行くか。たった今見学で聞いた当たり年の2011年ヴィンテージを買うか。

迷いつつ、バルの近くのワインショップへ入って、2011年ヴィンテージがいくらかを聞いてみた。その店には2種類用意してあって、どちらも約50ユーロだった。これは買ってもすぐに飲めるものではなく、少なくとも10年以上は地下室において熟成させなければならない。しかも、ルビーなので、開栓したらすぐに飲まなければならない。10年か・・・そのために50ユーロ払って買う?この甘いワイン一本を二人で一晩では飲めないねえ、誰と飲み干す?そのとき、閃いた。そうだ、めぎの還暦まで取っておけば良いんじゃない?そのときに近くにいる友人かお世話になっている人を招いて飲めばいいんじゃない?

ということで、その店の写真が残念ながら無いが、このヴィンテージを購入してきたのだった。
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そしてもう一つ、懸案の30年物をどうするか。ポルト最後の夜は、再びあのワイン学のお店に行って、他にも試飲してみて買うか否かをそこで最終決定することにした。
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プロフェッサーさん、いるかな~
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いた!
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プロフェッサーは一週間前に来ためぎたちのことを覚えていて、喜んで迎えてくれた。

そして、今回は等級の高いトウニーばかり3種類、試飲するコースにした。前回とは別のメーカーの7年物レゼルヴァと30年物、そしてもう一つ40年物である。トウニーにはさらにこの上に単年度の葡萄で作られたコレェイタというのがあるが、そこまではキリがないので(買えないし)試飲しなかった。
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綺麗な色ね~これ、左から右へ進むにつれて色が薄いのだが、この写真では全く分からないわね。
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プロフェッサーは色が比べやすいようにと白い紙を持ってきてくれた。
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一週間色々体験してきためぎたちは色々質問もあって、それにもとっても丁寧に楽しそうに答えてくれた。中でもめぎが知りたかったのは、発酵途中の葡萄液をブランデーで止めるのは、どのあたりでなのか、ということ。なんと2~3日目だという。ええ、そんな初めの段階で!?あの白い羽ちゃんの、まだまだ発酵が始まるか否かの甘い時期に止めちゃうってことね。そうなのか~どおりでポートワインは甘いはずだわね。

さて、レゼルヴァと30年物は既に体験済みだったが、初めての40年物は、これまたとろけるような魅惑的な味だった。今回の40年物は以前飲んだ30年物と同じメーカー。味の方向性も似ていて、あれがもう10年経つとこんな味になるのね、というのがよく分かった。

しかし、めぎたちがびっくりしたのは、この30年物の個性的な味。なんと言ったらいいか、樽の湿ったちょっと腐ったような風味というか、皮のようなというか、アーモンドやレーズンや乾燥したナツメヤシというか、そういう味と香りがするのだ。前回のふんわり魔法にかけるような魅惑に対し、今回の30年物は強烈な個性で惹き付ける魅惑である。おお~面白いね~~
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どうしよう、これにする?前回のにする?と迷うめぎたちに、プロフェッサーは前回の30年物も比較のためにちょっとだけおまけに出してくれた。(写真は以前アップしたのと同じ)
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ずいぶんずいぶん迷ったあげく、めぎたちは今回の30年物をうちのドイツ人の還暦祝いに購入したのだった。うちのドイツ人のお祝い用だから、最終的に決めたのは彼である。こちらの方が面白い、と。プロフェッサーが言うには、前回の30年物は近代的な生産方法で、今回の方は昔ながらの製法なのだとか。ドウロ河流域の葡萄畑の中にあるラメーゴという小さな町のメーカーであるということもなんとなく魅力的に感じたし。前回の30年物より10ユーロほど安く、89ユーロで購入。こんな高いワインを買ったのは初めてだわ~~

でもね、還暦祝いだからね♪

ワイン学のプロフェッサーとは自己紹介までしてお別れした。またいつか、ここに行くことがあるかしら。10年後とか、20年後とか・・・うーん、20年後はうちのドイツ人は79歳かあ、ここまでこられる元気があると良いな。いつか行けたとき、あのプロフェッサーがまだここにいると良いな。
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撮影: D600 + 20mm(F1.8)、Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)


♪ おまけ ♪

右端のを開けるのはあと8か月半後。真ん中のを開けるのはあと10数年後。左端のはそのうちに何かの折に。どれも今、地下室で眠りについている。
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で、まず開けたのは8ユーロくらいで買った10年物と・・・(これは以前も載せた写真)
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アペリティフのホワイト。このホワイトはポートワインにしては珍しく単一葡萄だけで作られたもの。うちのドイツ人の拘りである。
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Malvasiaの葡萄の味がするという。ちょっとハーブ酒のような味。
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ポルトで人を入れて写した試み [ポルトガル北部]

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今日はまた3月後半のイースター休暇中のポルトガルのお話を。

今回の旅のテーマ「ポートワイン」の話は既に書いた。もう一つのテーマは、いわゆる「町のスナップ写真」を撮ること。デュッセルドルフからポルトへ行ったのは、ポートワインの故郷へ行きたかったからだが、ドイツの日常から離れていつもと違う雰囲気を感じたい、という欲求も強かった。見所を訪ねたいわけではなく、旅情を求めたというか。それで、適当に散歩しながらその町の(めぎが感じた)雰囲気を伝えられる写真を撮るというテーマで色々試みたのだが、今日はその中で、敢えて人を入れて撮った写真をご紹介。普通は旅の写真を撮るとき、人が邪魔だ、と思う。人がいなくなるのを見計らって撮ることも多い。今時は肖像権のことも気になる。でも、今回は踏み込んで、これだと思う人が来るのを、またはそこにいた人のこれだと思う瞬間を待って写真を撮るというのを試みたのである。「敢えて」というのはそういう意味である。これはめぎの、写真の次のステップへの大きなチャレンジである。

と言っても、たまたまいた人を適当に撮っただけというのも多いけど。
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これは早朝。朝食前にちょっと外に出て撮影。漁をしているのかしら?
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観光船はお掃除中。
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そんなドウロ河のほとりで朝から熱いお二人・・・
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さて、街歩き。

ポルトは坂の上にある町。坂が多いのではなく、どこもかしこも坂。坂に建てた街、というか。石畳の細い坂道の両側にごちゃごちゃ細長い建物が林立していて、そこに駐車もしてるし(たぶんドイツと同じく合法の駐車場としての縦列駐車)、細いところを車も通る。
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えっこんなところにホテル?と思うような建物から出てきた旅行者カップル。ポルトの小さなホテルの入口は他の普通のアパートと同じような感じのただのドアで、よほど上でも見てあるか無い限りそこが宿だとは気がつかない。石畳も気にせずゴロゴロ。壊れそう・・・
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建物はこんな風に立っている。
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どこもかしこも坂道で、脚が悪くなると大変だろうな。
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これはストリートで開かれていたフリマに集まっていた男たち。
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お子さんの服かしら。
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あ、これは本当の人じゃなかった・・・
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ここはポルトの観光名所、ドン・ルイス一世橋。
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この上を電車が通るのだが、その合間に自転車で駆け抜ける人や、鉄男や鉄子となって待ち受ける人など。
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橋は上下2階建てで、下は車が通る。ここはいつも渋滞で、人も勝手気まま。
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その橋の上から下へ降りる道。
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橋の下をくぐる形で降りていく。登ってくる人ははあはあ大変そう。
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これは橋の反対側のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアというポートワイン醸造所が並ぶ地域の焼き栗売り。あ、スマホ見てる。
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ヨーロッパは男性もアイス。でもこの日、そんなに暖かくもなくて、めぎ的にはアイスより焼き栗をカイロ代わりに持ち歩きたいような気分だったけど。
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ここからは夜の街歩き。

ニコンのカメラと三脚で撮っていた二人。ポルトの夜景を撮る旅も素敵だろうな。
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これはあるレストラン。窓から覗いて撮ったもの。
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ここは窓全開にしてパーティーで踊っている結構お年を召した男性たちの様子を外から撮ったもの。とっても楽しそうだった。みんなラフな恰好だけど、結婚式のパーティー。
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こちらはたむろしている若者たち。
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一人こんなところで誰かを待っている若い女性。駐車している車の縦列の中に一人ぽつんと。ここでは駐車している車やら坂道やら手すりやら、50枚くらい撮ったかな。
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そして、めぎが自分で撮って最も気に入った写真はこちら。ポルト到着の初日に撮ったもの。めぎの印象では、ポルトってこういう町。
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撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)/ 20mm(F1.8)、Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)/ 30-110mm(F3.8-5.6)/ FT1 + 105mm(F2.8)
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車を入れて写した街並み [ポルトガル北部]

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現在、3月下旬のポルトの話を連載中。

現在めぎは、街の雰囲気を撮る修行中。昨日は敢えて人を入れた写真をご紹介したが、今日は敢えて車を入れた写真をどうぞ。

ポルトガルのポルトは特に11世紀以降から栄えた古い街。と言っても街並みは平均して19世紀以降くらいのものだったけど、それでも日本の大都市と比べると、ずっとずっと古い昔の街並みがそのまま残っていて、それだけでなく今も尚使われている。そんなヨーロッパの古い街並みに車なんて似合わない、と思うのが普通だけど、車と同居せざるを得ないのが今の時代。ポルトだって、どこもかしこも車だらけ。
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こんな石畳がそのまま残っているポルト。旧市街は大通り以外ほとんどこんな石畳のままだったといっても過言ではないほど。ドイツもそうだが、旧市街は車の無い時代に作られた町だから、当然のことながら駐車場がない。だから、路肩が駐車場代わりに使われる。こういう風に路肩に縦列駐車しているのはたいてい合法で、どこかにパーキングチケットの自販機がある。
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縦列駐車が上手くないとヨーロッパの旧市街では暮らしていけない。郊外は新たに作られた地域なので、駐車場がきちんと整備されていることが多いが、それでも縦列駐車はヨーロッパの駐車の基本。さらに、一方通行が多いのも、小路が多い旧市街ならではかな。警察は歩道みたいなところを駐車場に使っていたりも。
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こういうクラシックカーなら古い街並みにも合うような気がするわね。
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落書きが多い印象のポルト。でもその落書き、結構創造性に富んでいたりもして、この町の雰囲気とマッチしてもいて、そんなに嫌な印象を受けなかった。
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そうそう、敢えて車を入れたというのは例えばこの上の写真。これまでだったら下の写真のようにこの落書きだけが入るように撮っていたのだが、上のように通りやそこに駐まっている車を入れて雰囲気をもっと伝えるように試みたという訳だ。
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ポルトでは、特に何か目的がある訳でもなく、特に何がある訳でもない小路を散歩。テーマは車と石畳で、いいな、と思ったらすぐさまスマップショット。アップダウンが多く、結構スポーツをした気分。おかげでその夜のポートワインが美味しかった♪
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今回の旅では一日目以外ずっと、フルサイズカメラには20mm単焦点一本で通した。たまにクロップ機能で30mmで写したが、広角の良い実地練習になった。
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こんな風にバスの上が切れるのって臨場感あって良いなと感じたし、後ろにこんなにその街並みが写ることに広角ならではの気持ちよさを感じた。
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これはクロップ機能で30mmで撮影。後からトリミングすればいいという考え方もあるが、そのときにきちんと切り取って撮るのは気持ちが良い。
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カメラはフルサイズのD600の他に、1インチのV3も持ち歩く2台体制。そちらには1インチ専用の軽い望遠ズーム30-110mmをつけ、換算約300mmまでの望遠圧縮効果を楽しんだ。
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1ブロック坂を登ったら次の教会があるという感じのポルト。大通りには立派なタイルの教会があちこちに。レトロな電車も走る良い雰囲気だが、そこに走る車も駐車している車も意外に良い脇役のような気が。
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レトロな電車の線路のまわりにも縦列駐車が並んでいることが多かった。これは昼間なので空いているが、夜にはずらりと駐車車両が並ぶ。
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最後に夜の風景。
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20mm単焦点はF1.8なので、夜も明るく手ぶれせずに写せる。夜は電車も通らないので、ゆっくり安心して写せるし。
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通りすぎる車のそんなに早くもなく遅くもないスピードを写したくて。
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立派な車の往来する大通りの陰には、3輪のゴミ収集車も。
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ここはポルトの最も賑わっている場所なのだが、夜はちょっとさびしげな雰囲気も。小雨だったからかな。ここに駐車するには確か一晩20ユーロかかるのだが、でもスペースが少なすぎて、ほとんど無理っていう感じ。
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そんなわけで、レンタカーでポルトに行って旧市街の駐車場のない小さな宿に泊まる場合、河を渡った向こうにある大型駐車場に入れるか(それだと一晩確か6ユーロくらい)、旧市街からちょっと出た普通のアパート街の路肩縦列駐車を試みるかのいずれかとなる。うちのドイツ人はもちろん路肩縦列を選び(それもただで駐められるところを探したから歩いて30分かかった・・・もちろん荷物はホテルに置いてから車を置きに出かけたので、普通の散歩のようなものだったけど。そんなわけで、めぎは何度もこの通りを往復したのだが、初日の夜の小雨の降る風景が最もポルトらしかったように感じる。
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坂を歩いているのは昨日ご紹介した写真の中にあった傘を差した若い女性。
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D600に24-70mmをつけて小雨の中で撮った写真。ここであれこれ50枚も撮ったのだった。小雨も何のその(ちなみに傘も差さず、コートのフードのみ)。めぎはすっかりドイツ化したわねえ。辛抱強くめぎの撮影を待っているうちのドイツ人も、小雨など何のその(もちろんコートのフードのみ)。やっぱりドイツ人だわねえ。
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最後に、車を入れて撮った写真でめぎが自分で一番気に入ったものはこちら。20mmの広角で歪みの効果が面白い。ポルトの街も橋も入ってて、ちょうどベンツが通ってくれて、ちょうど上に鳥も飛んでて、空には綺麗な雲もあって、日の暮れゆく微妙な色合いの時間帯で、これこそスナップショット。
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撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)/ 20mm(F1.8)、Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)/ 30-110mm(F3.8-5.6)
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タイルの街 [ポルトガル北部]

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現在、3月下旬のポルトの話を連載中。今日は無難な観光写真からタイルのお話を。

ポルトの街で最初に目についたのは、綺麗な青いタイルで装飾された教会の壁。この写真では見えにくいが、夜の闇の中で青いタイルがぼうっと美しく光っていたのだった。
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後日昼間に写したその教会。
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こちらの教会なら、その夜の青い色合いが多少見えるかしら。三脚を使ってシャッター速度を下げて写したら、もっと綺麗に青色が写ったのかも知れない。
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ここでは教会に青いタイルを貼るんだな、という印象を抱いて一夜明けてみたら、ホテル近くの普通の建物にも青いタイルが貼られていることに気がついた。
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こういうなんてことのない普通の店の建物にも。
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その中に時折教会があって、それはそれは青く美しく見えるのだった。
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あ、鳥さんが。眺め、いいだろうな。
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石がむき出しになっている面積が多い教会もあったけど・・・
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総タイル張りの、しかも絵が描かれている豪華な教会が多い。
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しかし、めぎの目を最も惹いたのは、普通の家の壁のタイル。
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どこもかしこもタイル張り。部分的のもあるけど・・・
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一面タイル張りも多い。
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そして、一つとして同じ模様はない。
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タイル張りって、意外と素敵ねぇ。
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よくよく近づいて見てみると、実はあちこち結構欠けている。
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古くなると新しく張り替えたりもしているのかも知れない。その場合は同じ模様のを特注するのかしらね。
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この手のポルトガルのタイルはアズレージョというらしいが、そのアズレージョで有名なのがポルト駅。左に見えている教会の外壁がやっぱりタイル張りなのに対し、駅の外壁はただの石造り。しかし・・・
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中に入るとタイルの豪華な絵が一面に。
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なかなか精巧な出来。
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駅の奥には・・・
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プラットフォーム。ちょっと話は逸れるが、ここから電車に乗って、スペインを横切りフランスを横切りスイスを通ってドイツへ抜ければ、デュッセルドルフに帰れる。そう考えると、地続きのヨーロッパってすごいな。
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たぶんポルト駅のタイルは観光名所の一つなのだと思うが、めぎはそこではあまり気合いを入れて撮らなかった。というのは、その前にもう何枚も何枚もタイルを撮っていて、すっかり満腹だったから。めぎが殊の外感動して撮ったタイル装飾の一つはこちら。何の建物なのか分からないが、素晴らしいタイル。
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それからこちらの教会も。この、他よりも濃いブルーが際立っていた。
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でも、やっぱり一番心に残ったのは、普通の建物のそれぞれ異なるタイルかな。独創的で、個性的で、どれも惹き付けられた。
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撮影: D600 + 24-70mm(F2.8)/ 20mm(F1.8)、Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)
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ギマランイス [ポルトガル北部]

今日から思い切って1年半前の旅行記の続きを始めようと思う。2016年春のポルトガル北部の話だ。当時ポートワインのこととポルトの街の写真を中心に旅行記を書き、その他の街のことにはほぼ手付かずのまま放置に至った。1年半経った今ちょっと見返してみるととっても懐かしく、外国旅行の楽しさが蘇ってきたので、最近の写真撮影修行のことなどを忘れて旅行気分でご紹介しようと思う。

ポルトガルでは最初にポルトに2泊して、その後レンタカーで北部の主にドウロ河畔を東へ縦断し、スペインとの国境辺りをちょっと北上し、今度は行きと別のルートで西へ縦断して大西洋岸に出て、そこから海沿いを南下してポルトに戻り、再びポルトに1泊して旅を終えた。ポルトから2度目のポルトまでの間に4泊したのだが、今日から始める話はその1泊目の街のこと。その町の名前はギマランイス。
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↑こんな写真で始めるのは、ここがめぎたちにとってとっても思い出深い場所だから。この街に到着したときに偶然入ったこのカフェのこのナタというケーキのようなお菓子がものすごく美味しくて、めぎたちは出発前にもホテルでの朝食後再びここへ向かい、わざわざここでお茶をしたのだった。
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このナタは一つ60セント(約70円)。ポルトガル北部ではどこにでもあって、どこでもだいたいその値段だったが、とにかくたったの70円位のお菓子でこんなに幸せになれる国って、なんて素敵なのかしら・・・とめぎはホントこの時ポルトガルにすっかり恋をしてしまったのだった。
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どんな味のどんなお菓子かと問われると、そうだなあ、カスタードクリーム入りのシュークリームとバニラプディングを足して2で割ったような感じかな。

他にも似たようなのが色々ある。どれも美味しかったけど、やっぱりナタが最高。
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ここには現地の人達しかいなくて、ここの日常の様子が垣間見られて楽しかった。ポルトガル語ってスペイン語と似ているけど、スペイン語よりずっと物静かで響きがソフトな感じ。
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さて、ギマランイスをちょっとお散歩いたしましょ。
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つづく

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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ちょっと衝撃的な光景 [ポルトガル北部]

現在、2016年春のポルトガル北部ギマランイスの話を連載中。

ギマランイスで旧市街を散歩するために駐車したのは、旧市街のちょっと外のショッピングストリート。駐車したところの前にはこんな建物があって、ちょっと見えにくいが壁にタイルが貼ってあって、素敵だなあと思って撮影。
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・・・と、すぐ近くの車から降りてきた人たちが何やら白い服に赤いマントを羽織った。それを見てうちのドイツ人が、めぎめぎ~あそこ!写真!と言うのでわけも分からず適当に撮ったらピントがずれちゃったのだが・・・
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うちのドイツ人が写真を撮れ撮れと促すわけが次の瞬間にわかった。
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おおお~開かれたぶーちゃん・・・いっぱい吊り下がってる!
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彼らはこんなふうに担いで道路を渡り・・・
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肉屋さんに入っていった・・・あのタイルの建物は肉屋さんだったのね。
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ドイツでも然るべき時間帯に然るべき場所できっとこの様子が見られるのだろう・・・しかし、こんな町中でこんな風に運ばれるぶーちゃんにお目にかかるとは。ドイツでも大きな塊肉はいつも目にしているし、ヒヅメ付きの足も見ているし、かつてスペインだったかフランスだったかで、肉屋さんの中にぶら下がって捌かれている途中のギュウさんは見たことがあったのだけど、公道をこんな風に担いで店の正面から運び入れるとはねえ。

付け足しだが、この近くにスーパーがあって、そこでめぎ家は自宅用土産を購入。それはバカラオ(塩漬け干し鱈)。これ、こんなふうに並んでて、選んだのをこんな風に切ってビニールに入れてくれた。
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ポルトガル、豪快だわ・・・

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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ギマランイスの旧市街 [ポルトガル北部]

現在、2016年春のポルトガル北部のギマランイスの話を連載中。

ここはギマランイスの旧市街。世界遺産に登録されているところだ。
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これは・・・マンホールかしら・・・?
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建物は石造り。
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いかにも旧市街という感じの街並みが素敵。
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春先のこの日、日差しは結構強いものの風が冷たくて、めぎたちはここで帽子を買った。それは今も愛用している。特にうちのドイツ人は買い物に行くにも使っているかな。真夏と雨の時以外にはとっても便利。
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ワンちゃんがのんびりしてた。
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この旅行ではめぎはD600に20mm単焦点一本で歩いていた。レンズを付け替えるのは面倒だし、20mm単焦点は軽くてスナップにいいなと思って。これで撮れるものを撮ろうというスタンスで、つまり撮れないものは諦めようというスタンスで、それは潔くて気持ちよかった。
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とは言え、どうしても望遠が必要なときのために、軽いV3にこれまたとっても軽い30-110mmをつけてカバンに入れて持ち歩き、換算約80-300mmを写せるようにしていた。そのセットで撮ったのがこちら。なんというか、こっちの方がうまく撮れているような気がするのは気のせいかしら・・・
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撮影: D600 + 20mm(F1.8), Nikon1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)
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オリーブの木の教会 [ポルトガル北部]

現在、2016年春のポルトガル北部のギマランイスの話を連載中。

ここはギマランイスの旧市街の最も有名なところ、オリベイラ広場とオリベイラ聖母教会。オリベイラというのはオリーブの木という意味で、教会前にオリーブの木がある。
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手前右に写っているアーチが14世紀当時戦勝記念に作られたもので、完成したときに教会前にあったオリーブの幹から突然芽が出たという伝説があるそうだ。
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これはアーチの一部分で・・・
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次の2枚は教会の一部分。
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教会の中には入っていない。

教会前の広場はカフェやレストランのテラス席になっていた。
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このあたりは全て世界遺産。でも、そのわりには人が少なかった。まあ時期にもよるかもしれないけれど。日本からなら、ポルトガル北部を周るツアーならきっと行くんじゃないかな。

これはどこにあったかもう思い出せないが、通りの途中にあった聖像の一部。望遠もやっぱり楽しいわねえ。
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このあとめぎたちは右奥に見えている高台の城の方へ行ってみることにした。
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撮影: D600 + 20mm(F1.8), Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)
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初代ポルトガル王生誕の地 [ポルトガル北部]

現在、2016年春のポルトガル北部ギマランイスの話を連載中。

向こうに見えるギマランイスのお城へ。
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ギマランイス城は10世紀に建てられた城。
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ドアはずいぶん新しいけど・・・
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石積みは昔のものだろうと思う。
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ここで初代ポルトガル国王が生まれたのは1110年のこと。
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すっかり廃墟で、どんな城だったのかはよくわからないけれど。
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ここからギマランイスの街並みが一望できる。左にある煙突いっぱいの城のような建物は15世紀初めに建てられたもので、初代ブラガンサ公爵の館。ブラガンサ公爵とは、スペイン統治下に置かれたポルトガルを17世紀に独立させた公爵家らしい。今はブラガンサはポルトガル北部のスペイン国境近くにある町の名前。
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この建物も廃墟だったらしいが、今は立派に改修されて迎賓館のような使われ方をしているみたい。
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その横には12世紀建築の教会。
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こういうのを見ていると、やっぱり石の文化だなあと感じるわね。

撮影: D600 + 20mm(F1.8), Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)
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ポサーダへ [ポルトガル北部]

現在、2016年春のポルトガル北部ギマランイスの話を連載中。

ギマランイスでは旅の前に宿を予約しておいていた。一度泊まってみたいと思っていたところがあったから。それは、ポサーダである。ポサーダとは、簡単に言えば古城ホテルのようなもので、ここは元修道院だったところ。
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元修道院だから立派な教会があったのだが・・・
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残念ながら開放日ではなく閉まっていた。週に1~2回開放日が決まっているらしい。宿泊客に見せてくれるというわけでもなく、残念。
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敷地横にはお墓も。教会の古さと比較して、随分墓石が新しいなあ・・・
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そんなポサーダの宿泊客の入り口はこちら。
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一気に飛ぶけど、泊まった部屋はこんな感じ。
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いかにも修道院という感じの中庭も。
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さあ、これから探検よ~♪

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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ポサーダ探検 [ポルトガル北部]

現在、2016年春のポルトガル北部ギマランイスの話を連載中。

ここは宿泊したポサーダ(元修道院改築ホテル)の中。
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ポルトガルの特徴の壁のタイル装飾があちこちに。
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そして、いかにも元修道院という感じの廊下。この廊下の両側に元修道士が暮らした部屋を改装した客室がある。
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所々にこんな憩いの空間も。修道士同士が語らったりしたのかしら。
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↑ちょっと壁にシミが目立つのが、年代を感じさせた・・・

廊下の突き当りにはテラス。
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ここにタイルの立派な装飾があった。
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史実を描いたものらしい・・・どういう場面なのかはわからないが。
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当時のファッションもわかって面白い。
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噴水も素敵だった。
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このテラスからの眺め。
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探検は更に続く♪

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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庭園の散策 [ポルトガル北部]

現在、2016年春のポルトガル北部ギマランイスの話を連載中。

建物の中を探検したあとは、奥に広がる庭園へ。
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この旅は2016年の3月下旬。ポルトガルではちょうど椿がたくさん咲いていた。その直ぐ側にはまだ葉の出ていない木も。
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椿に導かれて階段へ。
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ちょっと昇っていって振り向いてみる。
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昇りきるとそこには池が。
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周りにはびっしりと苔。
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滑りそうな、ふわふわしていそうな。
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ところどころに新芽も。
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池からは下へ水が流れていっていて、その音が結構響き渡っていた。三脚を持っていなかったけど、ちょっとシャッタースピードを緩くして水の流れの撮影にチャレンジ。これ以上はブレちゃうのでできなかったけど。
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もう1~2週間後ならきっととても美しい春になっていたのではないかな・・・
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撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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ポサーダの寛ぎの空間など [ポルトガル北部]

現在、2016年春のポルトガル北部ギマランイスの話を連載中。

ギマランイスは人口15万人くらいの町。数日前にご紹介した歴史的な旧市街は世界遺産に登録されている。時期にもよるのだろうが、世界遺産とは言えそんなに観光客が詰めかけているという印象はなかった。

ここは宿泊したポサーダ(元修道院を改装したホテル)の中庭。
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そうそう、ポサーダは古城や元修道院を改装したホテルだが、国営の所為か、それほど高くはない。安ホテルではもちろん無いが、日本人的にはずいぶんお安く泊まれる印象だと思う。このときはオフシーズンで特別料金があって、56歳以上の人がいれば二人で一室96ユーロというのを利用した。日本円にして二人で1万3千円くらいである。

ここはところどころ座れるようになっていた。幾つかの通路は塞がれてしまったみたい。
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壁のタイル装飾が素敵だった。
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ここにこんなお洒落な灰皿というか喫煙コーナーがあって、当時タバコを吸っていたうちのドイツ人の御休み処となっていたのだが、思えばもうそういう休憩を取る必要もなく、喫煙コーナーに通う必要もなく、旅の仕方も随分変わったなあ・・・
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建物の外に通じるところには、たぶんその昔馬車が就いたのではないかと思われる入口があって、ここも素晴らしいタイルで装飾されていた。
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戦争のなかなかに酷いシーンがかなりリアルに再現されている。
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さて、中に入ると寛ぎの空間が。
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ここも立派なソファのすぐ近くに綺麗なタイル。
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ここでは様々なポートワインが楽しめるみたい。
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その奥にはレストラン。いかにも昔の修道士たちの食堂という感じ。
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そろそろお腹空いてきたなあ・・・

撮影: D600 + 20mm(F1.8)
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ポサーダでの夕食 [ポルトガル北部]

現在、2016年春のポルトガル北部ギマランイスの話を連載中。

ポサーダ(旧修道院や古城を改装したホテル)の探検を終えて一度部屋でゆっくりしためぎたちは、ようやく夕食の時間を迎えた。
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さっき覗いた昔の修道士たちの食堂を改装したレストランで食事。まずはアペリティフ。それはもちろんポートワイン。
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ポートワインには一般には殆ど知られていない白があって、それはアペリティフにいただくのだ。甘くて美味しい。ほとんど輸出されないので、ここで飲める地元のお酒としてめぎたちはこの旅の間ずっと夕食前に愉しんだ。
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これが突き出しのようなもので(もう中身はすっかり忘れたので省略)・・・
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こちらが前菜。
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これ、オレンジの風味でとても美味しかったという記憶はあるのだが、エビの下に生ハム?牛肉のたたきのようなもの?何だったのかもう不明。
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それからメインがこうして用意されて・・・
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写真を2種類撮ってあるのだけど、これが何なのかどころか、どちらが自分のだったかももう思い出せない。単焦点レンズでの撮影なので、大きく写っている方がめぎに近い、つまりめぎのだと思うのだが・・・なんだったっけ、これ?美味しかったという記憶はあるのだけどね。
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食後はあのラウンジのようなところでポートワインを愉しんだ。めぎはこれまたあまり出回っていない赤いルビイというのを試したのだが、もう少し褐色のが一般に知られているポートワイン。褐色のはトウニーという種類で、お値段もピンからキリまで。うちのドイツ人はこの時20年ものくらいのトウニーを試していたような記憶。
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ポルトガルの旅はやっぱりポートワインを楽しむ旅だったという感じだなあ・・・どこで何を食べたかは全く思い出せないのに、どこでどんなポートワインをどのくらい飲んだかは写真を見なくてもよく覚えているんだもの♪

撮影: Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)/ 18.5mm(F1.8)
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ポサーダでの朝食など [ポルトガル北部]

現在、2016年春のポルトガル北部ギマランイスの話を連載中。

一夜明け、ギマランイスの朝を迎えた。
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庭園の椿が綺麗だった。
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さて、朝食。会場は再びあの元修道士たちの食堂を改装したレストラン。
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ポルトガルの生ハムとチーズ、美味しかったな~
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↑ここでめぎがこれこそがポルトガルの朝食で最も大事なものなのだと学習したのがお皿の一番奥に置いてある四角い茶色っぽいもの。

これは下の写真の左側ので、マルメロ(カリンのようなもの)のジャム。ジャムと言ってもゼリーのように固まっているのをこんな風に切って出すのがポルトガル風。パンの上で簡単に崩れてきれいに伸び、甘酸っぱくてとても美味しい。ポルトガルではお土産にたくさん売られているが、スーパーにはものすごく安い大きなパッケージのが積まれていた。その大きさは・・・そうだなあ、日本のホットケーキミックスの箱みたいな大きさの塊、と言えばいいかしら。とにかく他のジャムとは全く異なる扱いと大きさで、ポルトガルの朝食に欠かせないものなのだろう。ちなみに右側はグアバのジャム。見た目似てるわね。
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食堂に眩しい光が入っていた。うちのドイツ人がもうさっさと出発したそうだったからじっくり撮影というわけにもいかず、コントラスト強すぎて上手く写せなかったけど。
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これでギマランイスの話はお仕舞い。
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このあとさらに旅は続くのだが、ブログでは一旦お休み。またそのうちに。

撮影: Nikon 1 V3 + 30-110mm(F3.8-5.6)/ 18.5mm(F1.8)
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いったいいつの…と自分でも忘れつつある旅行の話 [ポルトガル北部]

それは、こんな花が咲き始めた春のはじめのことだった。
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自分でもいつだったっけ?何年前だったっけ?とパッとは思い出せないほど前になってしまったある春、こんなタイルが美しいところに出かけたのだった。
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2016年春のポルトガル北部である。イースター休暇の前半の一週間ぐらいの旅。
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その旅行記は途中まで書き、その後すっかり中断していた。デュッセルドルフからポルトへ飛び、ポルトで2日過ごしたあと北部をドウロ川沿いに東へ縦断し、スペイン国境まで行ってちょっと北上して西へ戻り、最後に再びポルトで2日を過ごすという旅だった。その紹介ダイジェスト版はこちら。最初と最後のポルトの話を詳しく書き(ポートワイン修行の話が中心だった)、その次に訪れたギマランイスの話まで書いて中断したのだった。どんな旅だったかお時間と興味のある方は、カテゴリー「ポルトガル北部」を一からどうぞ。
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で、今日からその続きを書こうと思うのだ。旅の4日目にギマランイスからレンタカーで移動してきたのは、アマランテという町。この橋が有名なところ。
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当時めぎはニコンのフルサイズ一眼レフD600に20mm(F1.8)単焦点のセットと、ニコンの今や幻の1インチカメラV3に小型望遠ズーム30-110mm(F3.8-5,6)の小型セットの2台体制で、フォトコンテストに応募し始めるなど一生懸命撮っていた時期だった。
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今見ると、よくこれでコンテストに応募してたわね~落ちるのは当たり前だわねと思うが、まあ誰でも最初の恥ずかしい時期があるわけだし、今これを見て色々反省できているということを良しとすべきだろう。今の写真だって、数年後には(いや、撮った直後でも)反省ばかりなわけで、どんな分野でも学びに終わりは無いのだ。ま、最近は写真の学び自体全くもって中断しているのだけど、趣味なのでそういう時期もあってしかるべきというか、楽しんで写してブログを書いていければ現在のめぎ的には万々歳。
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今日の1枚目を除き、ここまではD600と20㎜の写真。ここから2枚はV3で。
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古い橋に生える植物。古いものって、こういうのが素敵。
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そんなわけで、これから数日おき(今のブログの書き方だと約一週間おきぐらい)に2016年春のポルトガルの旅行記の続きを始めようと思う。もう細かいことはほとんど忘れているし、調べ直す時間もないのでほぼ写真羅列だけになると思うが、埋もれたままにしておくのは勿体ないので。久々にポルトガルの景色を見て、ヨーロッパを回るのも悪くないな~またどこか知らないところへ行きたいな、と旅欲が沸いた。しばらく旅は同じところにリピートすることが多かったので(ザルツブルクはもとより、ボルネオもハンガリーのショプロンもリピートだし)

これはタメガ川。ずっと下流でドウロ川にそそぐ。
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場所はこちら。

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アマランテの聖ゴンサーロ修道院 [ポルトガル北部]

今日は2016年のポルトガル旅行のお話を。話は移動中に一休みしたアマランテの続き。場所はこちら。マイナスを1回押すと、左にポルトが見えてくる。



この街のこの教会に入ってみた。橋を見に行ったのでこの教会のことは当時全然知らなかったのだが、今調べてみたら、São Gonçalo修道院と言うらしい。聖ゴンサーロというのは1260年ごろに亡くなったこの街の守護聖人で、この教会は16世紀に建てられたのだとか。聖ゴンサーロについてはポルトガル語のこちらを自動翻訳で読むことをお勧めする。めぎが写さなかった(と言うか、ここに寄ったときそんな部屋があるとは知らなかった)彼の像のある部屋の写真も出ているし。
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場所はこちら。



中は素晴らしい。
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わ~綺麗な光…と思って写したのだけど、その美しさが全然うまく撮れなかった。このときフルサイズカメラに20㎜単焦点をつけてて、それを全然使いこなせていなかったなぁ…
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縦で撮ったりもしている。
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光は当たってないし聖ゴンサーロでもないけど、こんな像を撮ってあった。
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しかもその足をクローズアップしてあった…黒ずんでいるのを見て、ご利益を求めて触っていく人とかが多いのかな、と想像したのだった。ここから1インチのサブカメラと望遠ズームでの撮影。
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その他、クローズアップした写真たち。
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キラキラ。
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写真が多いので、パラパラで。
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アマランテの話はもう少し続く。
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アマランテの高台からの眺めなど [ポルトガル北部]

今日は2016年春のポルトガル北部のアマランテのお話を。

まずは、アマランテの修道院教会から出てきて、外を何枚か写したのをパラパラで。
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望遠ズームで遠くの肉眼ではよく見えないところの詳細を見ることができるのは楽しいが、写真としては何それというのを量産する。
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それからめぎたちは修道院の横から裏に回る階段を上がってみることにした。
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ここがその登り口。
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上がっていくと住宅の間を上る普通の道に繋がり…
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下を見下ろせるところに来た。
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ここでもズーム。
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この頃、20mm単焦点が楽しくて、こんなのをよく撮っていた。
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どんどん行ってみたくなるが、この日はまだ移動があるのよね…
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つづく。
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アマランテのどこかで [ポルトガル北部]

今日は2016年春のポルトガル北部のお話を。

ここは、これまで数回書いてきたアマランテという町。
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橋の植物、何かな。
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今日は町の中でパシャッと撮ったものを何枚か。
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ここで撮ったようだ。



細い石畳の中をいきなり路線バスがやってきて、ビックリ。
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それから川の反対側へ。見えている黄色の立派な建物はCasa da Calçadaというホテル。
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渡り切ったところ。
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この辺かな~



Casa da Calçadaの入り口。
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めぎたちはこの日、アマランテには泊まらないのでこれにて出発。鳩さん、さようなら。
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最後に、話は前後するが、アマランテに着いた時に最初に写した写真を何枚か。今となってはどこなのか分からないけど、とても印象に残った場所。
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…というのは、なんとなく暮らしの雰囲気が垣間見えたので。
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こんなところを渡っていく地元の人もいたし。
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たぶん渡るのは禁止みたいなんだけど。パラパラで。
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春先のポルトガル北部。また行きたいなぁ…
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ポルトガルの次の町へ [ポルトガル北部]

今日は2016年春のポルトガル北部のお話を。

ポルトに2泊ぐらいして、それからギマランイスに1泊して、次にこんな道を走って…
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やっとたどり着いたのが…
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ここ。
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と言ってもここは目指す町の外れの、その昔は隣町だったところの教会だけど。
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場所はこちら。



ちょうど…
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お掃除中だった。この場所を特定した決め手は、教会の方ではなくたまたま写っていたこのSantander Totta銀行。
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そこからこの場所へ。
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こんな殺風景なところ。
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どこかな~とGoogle Mapで探したら、見つかった!



ここでまだ葉っぱの生えていないブドウ畑を見ながら…
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遅いお昼を食べた。このとき16時ごろ。入ったバルでパンに適当にハムかチーズを挟んで、とお願いしたらこれが出てきた。
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食べてから辺りをズーム。この頃ニコンの1インチの幻のミラーレスV3を使っていた。
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ああ、春ねえ…と嬉しかった。
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ドウロ川の見える宿 [ポルトガル北部]

今日は2016年春のポルトガル北部のお話を。

ポルトから東へドライブして来て、1泊目はギマランイスに泊まり、2泊目を過ごすところへやってきた。
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かなり田舎である。
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中はとても素敵。
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ご自由にどうぞのケーキがあった。
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この頃、露出補正をかなり暗めにするのが好きだったんだよなあ…と言うか、白飛びしないようにばかり心がけて、常に暗めに撮っていた。
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泊まった部屋。
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バスルーム。
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ここの良さは、部屋のバルコニーからワイン用のブドウ畑とドウロ川が望めること。
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春先だったので、針金状態だったけど。
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場所はこちら。こちらのサイトで今も予約ができるようだ。

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Mesão Frioでの夕食と朝食 [ポルトガル北部]

ドイツは今日3月20日が春分の日。正確に言うと、春分の日はその年によって違ってて19~21日のバリエーションがあるようだが、今年2023年の春分はドイツ時間の3月20日22時24分なのだそうだ。ドイツの場合祝日ではないのだが、早くも昼の長さが長くなるのだと思うと感慨深い。日本のような「暑さ寒さも彼岸まで」というような考え方は無いが、ドイツ語で春分の日はFrühlingsanfang(春の始まり)と言い、暦上今日から正式に春である。そして、春分の日の後の最初の満月の後の日曜日がイースターと決まっているので、ああイースターが近いんだなあと思う日でもある。しかし今年は21日が新月で、満月はまだまだ…

今日は2016年春のポルトガルのお話を。

ポルトガル北部のMesão Frioというところの田舎の宿にいる。これはバルコニーから見た外の景色。ポートワインなどに使われるワイン用のブドウ畑が広がっているドウロ川を見下ろすポイント。
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夕方になったので…
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宿を出て、宿に来る前にオープンサンドを食べたバルまで10~15分ぐらい歩いて戻り、ポートワインの白で乾杯。白のポートワインはドイツではほとんど知られていないが(知っていても売られていないので買えないが)、ポルトガルの少なくとも旅をした北部ではバルにならどこでも普通にあった。話は逸れるが、そこに置いてあった新聞はポルトガル語なのでめぎには読めないのだが、ドイツの当時のナショナルチームにいたある選手が私生活であまりよくないことをしたためナショナルチームから除名されたというようなニュースだったので撮影。今となってはものすごく懐かしく感じる…この頃、サッカーが好きでよく見ていたんだよなぁ…今もサッカー自体は好きだけど、賄賂やら裏工作やら脱税やらの汚いお金の話ばかりなのでもう嫌気がさして全く見ていない。
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場所はここ。



そこからまっすぐ上に上がったところに宿の人のお勧めのレストランがあり、そこが開く時間にそちらへ移動。まだほとんど誰もいないところに入り、席がより取り見取り。
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場所はこちら。



地元のハウスワインを頼み、料理を注文したら、餃子みたいなお通しが出てきた。中に何が入っていたかはもう思い出せない。
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ここはステーキが美味しいと宿の人に聞いていたので、がっつりお肉を注文。しかも二人で2種類も頼んでいる…この頃めぎもうちのドイツ人もまだまだ体力と食欲があったんだわねぇ。ジューシーで美味しかった。
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あっという間に満席になっていた。
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このレストランでもう一つとても記憶に残っているのは、古い写真集があったこと。ブドウ畑やポートワイン造りの古い白黒写真集で、わあこれ欲しい~と思うほどだったのだが、迂闊なことになんとそこでカメラが電池切れとなり、携帯も持ってきていなかったし(この頃既にスマホを使っていたのかどうかももう思い出せない)、メモをするようなものも無く、電池を取りに行くには宿は遠すぎるしで、その写真集の名前や写真家の名前を記録できなかった。それでもドイツに帰った当初はなんとか覚えていてすぐに古書サイトなどで探したのだけど見つからず、古書オタクのうちのドイツ人にしても見つけられなくて、そのうちにその名前すら忘れてしまった…しかし、それは本当に価値ある写真集で、100年ぐらい前はこうやってポートワインを作っていたのね、ああ、こういう生活だったのね、こういう人たちが作業していたのね、と凄く興味深かった。もう一度ここへ行ってその写真集を確認したいほどだが、これまた今もそこにあるかどうかはなんとも分からないしなぁ…たぶん同じ人の写真と思われるのをポルトで見かけて撮っておいたのだが、今となってはその写真家の名前が分からない。撮った場所に問い合わせてみればわかるのかもしれないけれど。
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さて、次の日の朝。
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新しくワイン畑を開墾中なのかな…?
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宿の廊下。
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朝食は他の宿泊客と一緒のテーブルで、しかもその人たちはかなり賑やかであまり落ち着かず、美味しかったのだが写真を撮っていない。
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綺麗な宿だったが、一番近いレストランまで徒歩15分ぐらいかかるし(ブドウ畑の中を歩くいい散歩にはなるけど)、朝から大きなテーブルで他の客とコミュニケーションしなければならないし、めぎ的にはちょっとめんどくさかったな。ただ、ドウロ川を見下ろす景色は今も目に焼き付いている。
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宿の場所はこちら。

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ドウロ川沿いを走る [ポルトガル北部]

今日は2016年春のポルトガル北部のお話を。ポルトに2泊した後ギマランイスに1泊、Mesão Frioというところに1泊し、この日はそこからドウロ川に沿って東へ移動していく。昨日に引き続き、場所も時期も違うが車での移動の話。

Reguaという町の辺りで見えたのがこんな橋。
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この辺り。めぎが写したのは右隣の橋だけど。



左にドウロ川を見ながら進んでいく。
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ドウロ川。
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向こう岸には線路。
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2つのカメラを使っていたのだが、同じ場所で撮ったものは分かるのだが、片方でしか撮っていないものはどっちが先だったのかもはや分からないものも多い。なにしろ2016年のことだから…あっという間に7年も経ったのねぇ。Exif情報の時間を見て、向こう岸の線路を写した場所で左側を振り返って(つまり来た道を振り返って)写したのだと分かった。
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こちらが進行方向。
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それからこんなものを写していた。
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どこかなと探してみたらここだった。



細かい地名などもう全く思い出せない。時折写してあるこういう標識とかを手掛かりに、Google Mapで場所を探して書いている。そのうち、その時間がなくてすっ飛ばしてしまいそうだ。でも、せっかく行ったのに思い出せないなんて勿体ないな~と頑張って調べつつ書いている。
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ここでは車を降りて写したようだ。
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上はフルサイズのD600で写した2枚で、下は1インチのV3で写した2枚。
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どこから写したのかは特定できないが、向こうに見えている建物はこれではないかと思う。



最初に寄ろうと思っている町まであと6キロぐらい。
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めぎたちって、昔っから長距離ドライブばっかりしてたんだわね~
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かつてワイン樽の積出港だったところ [ポルトガル北部]

今日から休暇前にやっていた色々な旅行記のローテーションに戻る。今日は2016年春のポルトガル北部のお話を。

ポルトで2泊、その後少しずつ東に移動しながら2泊して、旅行5日目現在ドウロ川沿いをドライブ中。
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向こう岸に渡る橋が見えてきた。
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せっかくなので渡ってみる。
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場所はこちら。



渡ったところ。
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渡ってから道なりに進むと、駅があったのでそこで下車。これは来た道を振り返って写したもので、右側が駅。
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ヨーロッパの駅は乗車券を買わなくてもホームに出入り自由。
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ここに、たくさんのタイルの絵(アズレージョっていうのね…すぐにその言葉忘れそうだけど)があった。
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その一枚一枚が、この一帯の風景画になっているようで、地名が書かれていた。この町はPinhãoといい、ここはPinhão駅。昔は水牛がいたのかな…ちょっと小さくて見えにくいけど、ワイン樽を積んだ荷車を引いている。その奥には今めぎたちが渡ってきた橋も描かれていた。
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描かれているのと同じような樽が構内に置かれてた。ここはその昔ワイン樽の積出港だったらしい。
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その他のアズレージョ。適当にパパっと撮影。
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寂れた雰囲気がとても印象的な駅だった。
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場所はこちら。

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