GCW Nick Gage Invitational 9 11/16/2024
1回戦
ドリュー・パーカー対ビオレント・ジャック
@drewparker341 and @violento_jack reunited, what a lovely sight 😅 #GCWNGI9 pic.twitter.com/noL8d7AQ30
— zweekhorst (@zweekhorsts) 2024年11月17日
元EREであり、元King of FREEDOMS王者対決。ダーツ攻撃はあるものの、基本的には蛍光灯タワーを筆頭に、蛍光灯攻撃がメイン。中盤をカットした作りとはなっており、好勝負には届かないものの、デスマッチ界で頂点を極めたトップランナー同士だけあり、安定感抜群。
その上、通常技の攻防も他を寄せ付けない力強さ上手さを兼ね揃えている。後楽園のメインを張れるカードがオープニングというかなり贅沢な使い方だったが、力量通りの重厚なデスマッチを披露。
この次の試合と共に、FREEDOMSスタイルを見事に見せつけたといっても良いでしょう。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
1回戦
山下りな対植木嵩行
THIS STUPID, BEAUTIFUL MATCH@blackbu18515564 #GCWNGI9 pic.twitter.com/BDKKT7wI7c
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"WHY ARE YOU DOING THIS?"@blackbu18515564 #GCWNGI9 pic.twitter.com/SBWma6QfaT
— Tripping Balls is on Bluesky (@IsThisWrestling) 2024年11月17日
スタイルを超越した裸足王決定戦アメリカ編は、アメリカのファンの度肝を抜くクレイジーマッチ。コミカルだがどこよりもヴァイオレンス。絶滅危惧種となってしまった裸足デスマッチの破壊力は万国共通。
ハードなシーンに目が行くのは当然だが、試合構築が上手くて、言語の壁を物ともしないほど、キャラクターがしっかりしていて、煽りも上手いからこそ、クレイジーの極みともいえる攻防が際立っていく。最高というしかない珠玉のデスマッチでした。間違いなく今大会のMOTN。
好勝負。
評価:****
GCWウルトラヴァイオレント王座戦/1回戦-フェイタル・4ウェイマッチ
ブランドン・カーク(c)対タンク対トミー・ヴェンデッタ対ドクター・リダクテッド
ブランドンに関しては、袂を分かっているものの、新旧ICW NHBレギュラーメンバーが揃った4ウェイ。勝手知っていて、得たスポットに躍起になっているメンバーのため、とにかくテンポが良く、テンションも高い。目まぐるしいほどのスポットの連続。
クレイジーなスポットの連発に、4ウェイらしさも最低限兼ね揃えている。試合構築力の高いブランドンにヴェンデッタ、一芸に秀でたリダクテッドにレジェンドタンクと粒揃いのメンバーが奮闘した良試合でした。
中々良い試合。
評価:***1/2
1回戦
ジョン・ウェイン・マードック対ソーヤー・レック
#GCWJWI1 #JWMDK@TheDukeJWM pic.twitter.com/7BWxOjMQQ2
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CHOKESLAM THROUGH THE GLASS ADORNED TABLE @SawyerWreck #GCWNGI9 pic.twitter.com/rEBEwoxR7n
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Former WWE Referee Drake Wuertz Allegedly Fights John Wayne Murdoch In Parking Lot At GCW NGI9 https://t.co/t5aYzEDVH7
— BODYSLAM.NET (@BodyslamNet) 2024年11月17日
ニック・ゲイジの入場曲である『For Whom the Bell Tolls』を使い、ピザカッター持参にゲイジと自身がキャンセルした「Pacific North Death」のTシャツ着用、NGIではなくJWIにすると宣言。このプロモの時点で勝ちは確定。
そして今大会を持って引退を発表しているソーヤー。ソーヤーの地元であるフロリダ開催のため、大歓声に迎えられる。試合は、マードックが試合構築を担当し、ソーヤーが要所で反撃する形。惚れ惚れするほどのマードックの手際の良いドミネイトで雰囲気を作り、ソーヤーの反撃で爆発と理想的な勧善懲悪。
試合前のプロモで満点だが、まさか大会前にバックステージでドレイク・ヤンガーと一悶着していたとは思えないほどの仕事ぶり。これぞ”Duke of Hardcore”の面目躍如。
中々良い試合。
評価:***1/2
準決勝-GCWウルトラヴァイオレント王座戦
ブランドン・カーク(c)対山下りな
#LIGERBOMBFUCKYOURLIFE@itsbrandonkirk #GCWNGI9 pic.twitter.com/aQCkcUCW6q
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決勝を控えているためにコンパクトサイズではあるものの、それでも蛍光灯やテーブルを惜しみなく使用し、抜かりなくタフマッチに仕上げるのは山下の力。ブランドンも特攻型の山下に対して、微調整を加えながら試合を進める。
のらりくらりとしながらも、いざとなれば力でねじ伏せられるのがブランドンの懐深さ。単なる繋ぎで終わらせないのが見事。
平均的良試合。
評価:***1/4
山下実優対”ブロースキー”ジミー・ロイド
DEATHMATCH MIYU THROUGH THE PANE OF GLASS@miyu_tjp #GCWNGI9 pic.twitter.com/0po0zuuBHp
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もう1人の山下も何とハードコアデビュー。これまではハードコア度0、むしろ必要ないくらいの山下だが、伊藤に感化されてか、ハードコア戦に出陣。対するは、ハードコア入門をやらせたら右に出るものはいないロイド。
ゴミ缶の様なハードコア的凶器からガラスボードに蛍光灯束までとハードコアを飛び越えてデスマッチ凶器まで使用。流石にデスマッチ凶器を被弾することはなかったが、今後に期待が出来る働きでした。
平均より上。
評価:***
決勝-GCWウルトラヴァイオレント王座戦
ブランドン・カーク(c)対ソーヤー・レック
SAWYER: WRECKED@ItsBrandonKirk #GCWNGI9 pic.twitter.com/5ZAe4qclGY
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ソーヤー引退試合。人気は絶大だが、トップ戦線の選手たちと比べると、試合構築の面では難があるソーヤー。試合構築はブランドンがタクトを握り、この日の主役ソーヤーが輝く為の手を惜しまない。
細かな攻防の演出を行いながら、ヒール調にも切り替え、主役ソーヤーの逆襲を演出。ソーヤーも気迫と最後の意地を見せて長身を活かした豪快な攻撃を連発。的確にソーヤーの大技が活きる形となり、見事にハッピーエンドを迎えたと思いきや…
試合後に待っていたのは特大のサプライズ。GCWに恨みを持っていた現ICWNHBアメリカンデスマッチ王者アティカス・クーガーが登場し、ソーヤーを襲撃!2回目のハマースタイン・ボールルーム大会に向けて急展開を迎えました。
平均的良試合。
評価:***1/4
全体評価:9