吉野家のダチョウ | MAX CARTERの見聞

吉野家のダチョウ

吉野家の一部の店舗で発売を開始したオーストリッチ丼を食べてきました。

オーストリッチとはダチョウ肉のことです。日本ではほとんど食べられていませんが、低脂肪高タンパクでヘルシーな肉なのだそうです。しかも同じ食肉を得られるほどに育てるまでに必要な飼料が牛よりずっと少なく、また牛や羊とちがってメタンガスを排出をしないなど、環境にも優しいと言われています。

…実は僕は何度かダチョウを食べたことがあるのですが、その時の店は10年以上前に閉店してしまいました。久しぶりにダチョウを食べられるぞ!というわけで出撃!

オーストリッチ丼は吉野家の全店で販売されているわけではなく、現時点では『クッキング&コンフォート』というタイプの店のみで提供されています。店の中央に店員の通路があり、それを囲むようにカウンター席が並んでいる…という従来の形式ではなく、客席はファミリーレストランに似たテーブル式で吉野家とは思えないゆったりした雰囲気です。ただどの店舗も駅から微妙に遠い!店舗用に広い土地が必要なためか、中心街からややはずれた路面店になっていることが多いようですね。今回は吉野家 海老名上郷店へ突入しました。JR海老名駅北口かららぽーと海老名を横目に見ながらひたすらまっすぐ、駅から10分くらい歩きます。

というわけで、オーストリッチ丼(生卵、スープつき)1,683円。

うーん、正直吉野家としては相当高い価格設定です。スターンダードナ牛丼並盛りは498円ですから3倍以上です。まぁまだダチョウ肉は試験的に少量生産しているだけだと思われますので、どうしても割高になってしまうのは仕方ないのだと思いますが…。このあたり、将来は量産効果でコストダウンできることを期待します。

さて、ダチョウ肉です。ローストビーフ風ということで、見た目はほとんどローストビーフですね。口に入れた瞬間の味(肉と言うより調味料の味ですね)と舌触りもローストビーフです。噛みしめたときの肉の味は、鶏肉とはまったく似ていません。鳥類だと鴨肉の方が近いかな…。昔食べたダチョウ肉はもっとクセがあったような気がするのですが、これは素直な赤身肉の味です。味付けの効果もあってか、ぼんやり食べていたら最後までローストビーフと信じたままかもしれません。充分ローストビーフの代替になります。

セットで提供されているのは味噌汁ではなくスープです。白濁したスープは、まろやかですが独特の風味です。これもダチョウからとれる出汁がベースなんだそうです。

…というわけで、通常の食事にするには(少なくとも現時点では)かなり割高ではありますが、食肉の可能性を感じさせる1品ではありました。

吉野家 海老名上郷店牛丼 / 海老名駅
昼総合点★★★☆☆ 3.2

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